エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.533

ZOTACコンパクトベアボーンの集大成。GTX 1080&水冷搭載の「MAGNUS EN1080」

2016.12.20 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 今年で創業10周年を迎えたZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)。その記念モデルとして華々しくデビューしたのが、今回の主役「ZBOX MAGNUS EN1080 10 Year Anniversary Edition」だ。同社の主力アイテムであるNVIDIA製グラフィックカードと、ミニPC「ZBOX」シリーズで培ったノウハウを集結。約200mm角の筐体に、GeForce GTX 1080と水冷システムを詰め込んだ。コンパクトPCと分類される製品の中では、間違いなく現行最高峰。その実力を早速検証しよう。
ZBOX MAGNUS EN1080 10 Year Anniversary Edition(型番:ZBOX-EN1080-J)
市場想定売価税込約285,000円前後(発売中)
製品情報(ZOTAC / アスク

GeForce GTX 1080と独自水冷搭載の10周年記念モデル

今年10月に行われた創業10周年記念プレスイベントで華々しくデビューを果たした「ZBOX MAGNUS EN1080 10 Year Anniversary Edition」(以下:「MAGNUS EN1080」)。国内では未発売の「MAGNUS EN980」をベースに、グラフィックス機能をGeForce GTX 980から、PascalアーキテクチャのGeForce GTX 1080に、CPUをCore i5-6400からCore i7-6700へとアップグレード。これにより、W225×D203×H128mmのコンパクトサイズにも関わらず、ハイエンドデスクトップPCに匹敵するパフォーマンスを発揮する。

創業10周年記念プレスイベントの目玉アイテムとしてお披露目された「MAGNUS EN1080」。イベントでは同モデルを忠実に再現した特製ケーキも登場した

高性能の代償として気になるのが発熱問題だが、ZOTACではオリジナルの水冷システムを導入することでこの問題に対応。CPUとGPUには、それぞれ大型のウォーターブロックが実装され、発生する熱を素早く移動。これを強力なポンプユニットと120mmサイズラジエターを使い冷却することで、静音性を損なうことなく十分な冷却性能を発揮するという。

基板ほぼ全面を覆う2つのウォーターブロックと120mmラジエター、強力なポンプユニットで構成されるオリジナル水冷システムを内蔵する

スペック表で見る「MAGNUS EN1080」

評価サンプルをパッケージから取り出す前に、まずはスペック表から「MAGNUS EN1080」の概要を把握していこう。

アキバでは11月下旬から販売が開始された「MAGNUS EN1080」。その注目度は高く、税込約28万円の高価な製品にも関わらず、初回入荷分は即完売した

チップセットはデスクトップ版SkylakeをサポートするIntel B150、メモリスロットはDDR4-SODIMM×2(2,133MHz / 1,866MHz)で、最大32GBまで増設可能。ストレージはM.2 2280スロット×1(PCI-Express3.0(x4) / SATA3.0両対応)と、2.5インチシャドウベイ×1(SATA3.0)を備え、コンパクトながらデュアルストレージ構成に対応する。

本体側面に10周年記念ロゴと製品名がデザインされたパッケージ。サイズは実測でW290×D285×H240mm

またインターフェイスは、USB3.0×4、SDカードリーダー、オーディオ端子×2の他、ASMediaチップによるUSB3.1×2(Type-C / Type-A)を標準装備。ネットワークはギガビットLAN×2、IEEE 802.11 ac無線LAN、Bluetooth 4.2、ディスプレイ出力はリアパネルのHDMI2.0×2、DisplayPort×2に加え、フロントパネルにもVR出力時に便利なHDMI2.0×1を搭載する。

ACアダプタやドライバ・マニュアル類は専用の小箱にまとめて収納されている

なお「MAGNUS EN1080」にはベアボーンキットの他、8GBメモリと120GBのM.2 SSDを標準装備する完成モデルが販売中。OSにはWindows 10 Home 64bit版がプリインストールされているため、購入してすぐに使いたい人はこちらを選択するといいだろう。

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