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ENERMAX「LIQTECH 120X」分解
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.280

ENERMAX「LIQTECH 120X」分解


2013年11月18日
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
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 今回のエルミタ的速攻撮って出しレビューは、これまで幾度となく検証をお届けしたオールインワン水冷ユニットから、ENERMAXの最新モデル「LIQTECH 120X」(型番:ELC-LT120X-HP)を取り上げる。
 外観上の特徴が出しにくいアイテムだけに、どれも同じように見られがちなオールインワン水冷ユニット。だが実際には、各メーカーが試行錯誤を繰り返し、差別化を図るべく地道に進化を続けている。さて、本稿の主役「LIQTECH 120X」は、どんな仕掛けを用意してきているだろうか。今回は通常の検証に加え、オールインワン水冷ユニットでは禁断の「分解」を行い、より細部に迫っていきたい。
LIQTECH 120X
「LIQTECH 120X」(型番:ELC-LT120X-HP)
市場想定売価税込12,980円前後
製品情報(ENERMAX)(株式会社リンクスインターナショナル

地道に進化を続けるオールインワン水冷ユニット

「LIQTECH 120X」は、10月に発売が開始された、ENERMAXブランドの新型オールインワン水冷ユニットだ。型番からも想像できるように、最も汎用性が高く、PCケースを選ばない120mmサイズラジエターを装備。標準で2基の120mm口径冷却ファンが付属し、デュアルエアフロースタイルで、ラジエターの冷却能力を高めている。

LIQTECH 120X
設計の変更が難しいオールインワン水冷ユニット。差別化が図りにくいため、各社内部構造をアピールするしかない

冒頭でも触れたように、オールインワン水冷ユニットは外観上、大きな変更がしにくい。そのため、せっかくの新製品も既存品と同列に見られがちな傾向にある。また急速な普及により、市場には選択肢が一気に増えた。だがどれも似たり寄ったりでは、自作派の購買意欲に刺激を与えるまでに至らない。不運にも設計者の意図が伝わらず、短命に終わったモデルも少なくない。
 そんな性格を持つオールインワン水冷ユニットだが、現在各社がしのぎを削り、生き残りをかけて競い合っているのが、オリジナル設計を謳う内部構造だ。
 「LIQTECH 120X」では、銅製ベースプレートに「SCT」(Shunt Channel Technology)を採用。冷却フィンの中央をカットする事で水路を確保し、クーラント液の滞留を排除させている。またクーラーント液を循環させるポンプには低摩擦のセラミックベアリングポンプを搭載。120mm口径の冷却ファンはENERMAXが得意とするTwister BearingのPWMモデルで、可変範囲を任意で3モードから選択できる。

LIQTECH 120X
120mmサイズラジエターに映えるレッドのラインが特徴的な「LIQTECH 120X」。コーポレートカラーが効果的に使われ、ヘッド部にはロゴマークがあしらわれている

近頃は空冷に限らず、水冷クーラーにも積極的参入の姿勢をみせるENERMAXだけに、数ヶ月ぶりに投入した新型モデルには期するものがあるはずだ。ちなみに「LIQTECH 120X」は現行CPUソケットに対応したユニバーサルデザインを採用。対応TDPは実に300Wとされ、ENERMAXブランドのオールインワン水冷ユニットとしては初の300W台に到達している。

LIQTECH 120X

LIQTECH 120X
外装パッケージは、ENERMAXのロゴでも使用されているレッドとブラックのツートンデザイン。外形寸法はメーカー公表値でW250×D145×H225mm。120mmサイズラジエターだけあって、比較的コンパクトな印象
次は...  TDP300Wを謳う「LIQTECH 120X」の細部をチェック

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