高効率GaN MOSFETやLambda A+認証取得の静音ファンも搭載

ASUSTeK Computer Inc.（本社：台湾）は2024年10月16日（現地時間）、特許技術や高効率コンポーネントを搭載したATX 3.1準拠の電源ユニット「Thor III」シリーズを発表した。80PLUS TITANIUM認証の1600Wモデル「ROG Thor 1600W Titanium III」と、80PLUS PLATINUM認証取得の1200Wモデル「ROG Thor 1200W Platinum III」および1000Wモデル「ROG Thor 1000W Platinum III」をラインナップする。

最新規格のATX 3.1に準拠し、PCI Express 5.0をサポートするフルモジュラー仕様の電源ユニット。側面には消費電力を表示できるOLEDディスプレイを搭載、ディスプレイモジュールは左右どちら側にも取り付け可能なマグネット脱着式になっている。また、モジュラーケーブルは柔軟性に優れたエッチング加工済みケーブルを採用する。

グラフィックスカードの電圧をダイレクトに検出し、電圧供給の安定性を最大45％向上させる特許取得済みの「ASUS GPU-FIRST voltage-sensing technology」を搭載。ピーク負荷を長時間維持するターボモードも備える。

内部コンポーネントとしては、標準的なMOSFETに比べ最大30％電力効率に優れるGaN(窒化ガリウム)を使用したMOSFETを採用。MOSFETの小型化が可能になり、より整理された内部設計になっている。

冷却面では大型のROGヒートシンクを内蔵するほか、80,000時間以上の耐久性をもつデュアルボールベアリングファンを搭載。Cybeneticsによる静音認証のLambda A+を取得しており、平均20dB以下の静音動作が認定されている。そのほか、他の対応デバイスとイルミネーション同期が可能な「Aura Sync」に対応したARGB LEDを内蔵する。

文： 編集部 絵踏 一
ASUSTeK Computer Inc.： https://www.asus.com/