エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.632

中堅モデルの本命に躍り出るか。価格以上の性能を誇る、Antecの新型GOLD電源「NeoECO GOLD」

2018.01.28 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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市場での注目度も一際高い、80PLUS GOLD認証のミドル級電源ユニットに新たなキラーモデルが登場したかもしれない。Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)から低価格なGOLD認証モデルとして発売された、「NeoECO GOLD」シリーズが今回の主役だ。単なるコストパフォーマンスモデルに収まらない、価格以上の信頼性を検証しよう。
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Antec「NeoECO GOLD 750W」(型番:NE750G) 実勢売価税込12,980円
製品情報(株式会社リンクスインターナショナル

ミドルレンジ期待のセミモジュラーGOLD認証電源、Antec「NeoECO GOLD」

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競争の激しい80PLUS GOLD認証取得のメインストリーム向けモデルとして、昨年末に登場した「NeoECO GOLD」シリーズ。堅実な設計ながら価格は控えめで、ショップ店員からの評価も高い

今回取り上げる「NeoECO」シリーズは、Antecが以前より展開している電源ユニットの定番シリーズだ。かつては価格重視のエントリーモデルといった立ち位置だったところ、昨年末から発売が始まった「NeoECO GOLD」シリーズではワンランク上のグレードへと脱皮。80PLUS GOLD認証を取得した、メインストリーム向けの主力シリーズに生まれ変わった。

容量ラインナップは、750Wと650W、550Wの3モデル。省電力化が進む昨今のパーツ事情を鑑みれば、ミドルレンジに留まらずハイエンドクラスのシステムも十分に駆動させることができる。最小の550Wモデルは想定売価1万円切りと、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力だ。

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奥行きの短い140mmのショート筐体を採用。ケーブルは一部を着脱式としたセミモジュラータイプで、内部には安定性と効率に優れた技ありの設計が用いられている

そしてバリュー面での存在感だけでなく、信頼性に優れた設計もトピック。コンデンサにはすべて高品質な日本メーカー製を採用したほか、高周波ノイズとスイッチング損失を抑制した「フルブリッジLLC回路」や変換効率に優れた「DC to DCコンバータ」を実装、“CircuitShield”と呼称する工業用グレードの保護回路も搭載している。信頼性の指標になる保証期間は、ミドルレンジでは長めの7年保証だ。

ケーブルタイプは、主要ケーブル以外を着脱式としたセミモジュラー仕様。奥行140mmのショート設計も相まって、初心者にも優しい組み込みやすいモデルといえる。

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シンプルな色使いと電源ユニットドアップの構図を採用する、印象的なパッケージ。注目モデルとあって売り場で平積みされていることも多く、ショップでも見つけやすいハズだ

そのほか、メインの+12Vだけで99%の出力が可能な余裕のある設計を採用。出力は最大62Aが確保され、4系統のPCI-Express補助電源により、マルチGPU構成でも安定した動作が期待できる。

冷却機構には、筐体ギリギリのサイズである120mm口径のスリーブベアリングファンを搭載。ありがちなセミファンレスではなく、温度に応じて常時回転数を変化させるサーマルマネージャー機能により、確実な冷却と静音性を両立させている。あえてファンの回転を止めないあたりに、信頼性を重視するAntecのマインドを感じるようだ。

なお、今回のレビューでは、最大容量750Wモデルの「NeoECO GOLD 750W」(型番:NE750G)を使用して検証を行っていく。

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