エルミタ的一点突破 Vol.40

サイズ「KABUTO 3」検証

2016.04.28 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket
 株式会社サイズ(本社:東京都江戸川区)がこのほどリリースした、オリジナルCPUクーラー「KABUTO 3」(型番:SCKBT-3000)が今回の主役。シリーズ3代目へと進化した、最新トップフロー型CPUクーラーその真価を問う。

シリーズ3代目へと進化した「KABUTO 3」

4月末より出荷が開始される、株式会社サイズのオリジナルCPUクーラー「KABUTO 3」(型番:SCKBT-3000)。同じくサイズブランドの「グランド鎌クロス3」(型番:SCGKC-3000)に肩を並べる、トップフロー型CPUクーラーの看板モデルの最新作だ。両者の大きな違いは「グランド鎌クロス3」の全高147mmに対し、「KABUTO 3」は125mmに抑えられ、より汎用性が高められている。
 その外観から、オーソドックスなトップフロー型と思われるかもしれない。しかし細部をよく見ていくと、ヒートパイプのチョイスから、受熱ベース部の設計、さらに搭載ファンのスペックなど、サイズらしいこだわりが詰め込まれた製品である事が分かる。

「KABUTO 3」(型番:SCKBT-3000) 市場想定売価税抜4,980円
製品情報(株式会社サイズ

本題に入る前に、まずは歴代モデルを簡単に振り返っておこう。初代「KABUTO」(型番:SCKBT-1000)は、2009年3月リリース。全高133mmで、φ6mmヒートパイプは6本を使用。冷却ファンには120mm口径の「KAZE-JYUNI」(PWM)をマウントし、受熱ベース上部には大型ヒートシンクが搭載されていた。
 さらに2代目「KABUTO 2」(型番:SCKBT-2000)は、2012年8月にリリース。全高140mmで、同じくφ6mmヒートパイプを6本使用。搭載ファンは「隼120」(PWM)となり、受熱ベース部上のヒートシンクは、初代ほど大型ではない小型タイプに進化している。

このように、ここまで約3年おきにフルモデルチェンジを果たしている「KABUTO」シリーズ。基本コンセプトは変わらず、受熱ベースからヒートパイプ6本が伸び、ヒートシンクを側面から支える構造。120mm口径ファンをマウントさせる事で、マザーボード上の各コンポーネントの冷却効果も期待されている。

「KABUTO」(型番:SCKBT-1000 / 2009年3月発売) 「KABUTO 2」(型番:SCKBT-2000 / 2012年8月発売)

いずれも当時の自作市場では評価され、実際に購入したユーザー以外からも、その存在は知られる「時の代表作」として記憶されている「KABUTO」シリーズ。その最新作への期待は否が応でも高まるばかりだ。

「KABUTO 3」の外装パッケージ。寸法は公称値W143×D165×H210mmで、付属品を含めた全体重量は1,030gとされる

スペック表に見る「KABUTO 3」

サイズから借り受けた評価サンプル、その実機をいじり倒す前にスペック表から「KABUTO 3」の概要を把握しておこう。まず対応フォームファクタは、Intel系はLGA775 / 1150 / 1151 / 1155 / 1156 / 1366、AMD系はSocket AM2 / AM2+ / AM3 / AM3+ / FM1 / FM2 / FM2+。ここで気が付かなければならないのは、Intel LGA2011および2011-v3は非対応である事。多くのCPUクーラーがユニバーサル対応だけに、モデル選定時には注意しよう。なお対応TDP表記は無いものの、Intel Haswell(LGA1150)、AMD Kaveri(FM2+)の最新プロセッサへのサポートは明記されている。
 外形寸法は、冷却ファンを含め高さ125mm、幅130×149mmで、全体重量は720g(冷却ファン含む)とされる。ちなみに初代は730g、2代目は695gだった。また搭載される冷却ファンは120mm口径。新設計とされる「隼120」のPWMモデルがチョイスされている。その他詳細スペックは以下通りで、この後細部のチェックを開始しよう。

totop