エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.248

まさに信頼と実績!「H797QMC3G2M」&「H779QMT1GD」で探る老舗HISの魅力

2013.07.17 更新

文:GDM編集部 絵踏 一

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 どのカテゴリにも、いわゆる“鉄板”と呼ばれるブランドがあるが、Radeon専門のグラフィックスカードメーカーとして知られるHightech Information System Limited(HIS/本社:香港)もその一つだ。かつてOEMメーカーの立場から縁の下の力持ちを演じていたのも今は昔。静音グラフィックスカードの草分け的存在として、現在ではすっかりRadeon陣営における有力ブランドの地位を固めている。
 今回はHIS自慢のラインナップより、最新のデュアルファンクーラー「IceQ X2」と高品質コンポーネント「iPower」を実装する、「H797QMC3G2M」「H779QMT1GD」をチョイス。静音だけに留まらない、Radeonグラフィックスカード最高峰の完成度を堪能してみよう。

グラフィックスカード一筋20余年、“Radeon専科”HISの道のり

まず話を始めるにあたり、HISの沿革に少々触れておこう。OEMメーカーとしてスタートした同社の設立は1987年、遡ること今から26年前のことだ。1989年には早くもグラフィックスカードにフォーカスした生産体制へと移行を果たしており、単体カテゴリを扱う“専業メーカー”としては、いわば老舗にあたる。その後は順調に実績を積み重ね、1995年にはグラフィックスカード市場全体で8%のシェアを獲得するなど、陰ながら群雄の一角を占めるまでに成長した。

H797QMC3G2M
HISが誇る静音クーラー「IceQ」シリーズ。現在は三代目にあたる「IceQ X2」が「H797QMC3G2M」をはじめとしたパフォーマンスモデルに搭載されている

そのHISがオリジナルブランドを掲げて船出したのは2002年。その翌年には、早くも同社のトレードマークともいえる静音クーラー「HIS IceQ series」を市場に投入している。同年に某社からリリースされたGPUの搭載クーラーが“ドライヤー”と揶揄されていたことを考えれば、その設計思想はかなり先進的だった。その後、グラフィックスカードを扱う各社がこぞって静音仕様を謳う製品をリリースするようになったのはご存知の通り。HISの“IceQ”も数えて三代目の「IceQ X2」がデビューを果たし、さらに高い次元での静音性と冷却性能を実現している。

静音のみにあらず。圧倒的パフォーマンスを生む“iPower”

このロゴを見たことがあるだろうか?HISが長年のノウハウで作り上げた、高耐久大出力の基板デザイン「iPower」モデルの象徴だ

HISといえば前述の通り静音がお家芸だが、もちろんトピックはそれだけに留まらない。長年に渡るグラフィックスカード製造のノウハウを生かした、高耐久コンポーネント「iPower」もまたその一つだ。
 ハイレベルなオーバークロック性能を追求すべく、特に電源周りを強化。リファレンスを凌駕する電源・PWMフェーズを搭載し、最上位モデルでは電源フェーズ8+8(リファレンス:6+8)、PWMフェーズは実に18+1+1(リファレンス:5+1+1)の大出力を誇る。余裕たっぷりな電力供給能力に加え、より高いコア電圧での動作もサポート。実装される各種コンポーネントも、動作温度を抑えた高品質モデルを採用する。
 搭載されるのは、ハイエンドやオーバークロックモデルを中心としたパフォーマンスクラス。今回のレビューで取り上げる「H797QMC3G2M」「H779QMT1GD」もまた、「iPower」基板搭載製品だ。もちろんユーザーの手によるチューニングでも、大いに威力を発揮してくれるであろうことは疑いないだろう。

HIS
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