エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.226

Mini-ITXケースに搭載できるMicroATXマザーボード、ASRock「H61M-VG3」検証

2013.04.16 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 Mini-ITXマザーボードの高性能・多機能化に伴い、ユーザーのニーズも多様化。最近では拡張性に配慮し、グラフィックスカード用に拡張スロットを2段備えるMini-ITXケースが主流になりつつある。その流れをいち早くキャッチしたASRockから、拡張スロット2段のMini-ITXケースに搭載できるユニークなMicroATXマザーボード「H61M-VG3」がリリースされた。これまで、グラフィックスカード以外にあまり活躍の場がなかった、拡張スロットを有効利用できる意欲作でその注目度は高い。
 そこで今回はASRockの国内正規代理店であるマスタードシード株式会社(本社:東京都品川区)より「H61M-VG3」を借り受け、その使い勝手をじっくりと検証していくことにしよう。
H61M-VG3
ASRock「H61M-VG3」(発売中)
市場想定売価税込4,480円前後

製品情報(マスタードシード/ASRock

191×170mmの“セミMini-ITX”サイズを実現したASRock「H61M-VG3」

H61M-VG3
1スロット分、Mini-ITXフォームファクタより縦長な「H61M-VG3」。横幅は170mmのため、拡張スロット2段のMini-ITXケースに搭載できる

今回紹介するASRock「H61M-VG3」は、エントリー向けチップセットIntel H61 Expressを搭載したLGA1155マザーボード。Mini-ITXより1スロット分だけ縦長な“セミMini-ITX”とも言える191×170mmのコンパクトな基板サイズを実現し、標準的なMicroATXケースに加えて、拡張スロット2段の縦長Mini-ITXケースに収納できるのが特徴だ。さらにPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x1)×1を実装するため、Mini-ITXマザーボードでは物理的に不可能なグラフィックスカードとインターフェイスカードの同時使用が可能となる。

H61M-VG3
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×1とPCI-Express2.0(x1)×1を搭載。Mini-ITXケースでもグラフィックスカードと拡張カードの同時利用が可能

また実売税込4,480円の低価格モデルながら、電源回路にはリップル電圧が小さく、応答性の速い積層セラミックコンデンサ(MLCC)を搭載。それ以外のコンデンサも、液漏れの心配がなく、温度耐性に優れる固体コンデンサを採用し、安定性や耐久性に配慮。排熱に不安が残る小型ケースでも安心して利用できる。
 一方、拡張性についてはエントリー向けらしくシンプルな構成で、SATAポートはSATA2.0(3Gbps)×4のみ。USBもUSB2.0までの対応で内部×4、外部×4の計8ポートに制限される。なお背面インターフェイスはD-Sub×1、オーディオ入出力×1、ギガビットLAN×1、PS/2×2で、HDMIやDVIといったデジタルディスプレイ出力も搭載されていない。

H61M-VG3

H61M-VG3 H61M-VG3
ASRockでは定番の黒をベースとしたパッケージ。サイズは実測値で265×210×58mmとコンパクトにまとめられている
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