エルミタ的一点突破 Vol.29

サイズ「阿修羅」検証

2013.02.09 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 株式会社サイズ(本社:千葉県市川市)のCPUクーラー「阿修羅」(型番:SCASR-1000)の発売が開始された。開発に携わったスタッフ曰く冷却能力はもとより、新たに開発されたオリジナルのブリッジ式リテンションも自信作とのこと、久々の新作に期待は高まるばかりだ。四の五の言わず、早速検証をはじめよう。

久々のオリジナルCPUクーラー「阿修羅」登場

阿修羅
阿修羅(型番:SCASR-1000) 市場想定売価税込4,980円
(株式会社サイズ http://www.scythe.co.jp/cooler/ashura.html

今回リリースされた「阿修羅」は、昨年8月にリリースされた「KABUTO2」(型番:SCKBT-2000)以来のサイズオリジナルCPUクーラーだ。スタイルは巷によくあるサイドフロー型だが、サイズらしくナローフィン&バリアントヒートパイプ構造と名付けられた、新設計を携えてきた。
 通常CPUクーラーは冷却能力を高めるため、放熱フィンの表面積を広くする。これはトップフロー・サイドフロー問わず、CPUクーラーのセオリーだが、一方でヒートシンクを大型化することで、CPUソケットと隣接するメモリスロットに干渉するという弊害が起きてしまう。これまでオーバークロック志向の強いCPUクーラーをチョイスし、大型ヒートスプレッダ付ハイエンドメモリをすべてのスロットに装着できないという事態に遭遇した人は少なくないだろう。あの脱力感たるや、筆舌に尽くし難く、途方に暮れるばかりだ。
 そこでこれを回避すべく、「阿修羅」は干渉排除型デザインを採用。幅の狭いナローフィンと、φ6mmヒートパイプ6本をバランスよく配列し、冷却能力を犠牲にしないギリギリの設計を行っている。

阿修羅 阿修羅
「阿修羅」外装パッケージ。既存のサイズオリジナルCPUクーラー同様、パッケージには製品の特徴がびっしりアピールされている。なお外形寸法は、172×120×220mmで、全重量は1,330gとされている
阿修羅 阿修羅
パッケージの上フタを開くと、「阿修羅」のヒートシンク本体と、その横にリテンション一式が詰め込まれた白箱がパッケージ内に隙間なく詰め込まれていた

「阿修羅」外観チェック

阿修羅
 サイズ「阿修羅」の設計コンセプトを念頭に、まずは外観をチェックしていこう。冒頭紹介したとおり、「阿修羅」は140mm冷却ファンを搭載したサイドフロー型CPUクーラー。その容姿はオーソドックスで、一見なんの変哲もないモデルに見えるかもしれない。しかしそこはオリジナルCPUクーラーには定評のサイズ。自ら設計することで、国内ユーザーの声をフィードバックし、これまで多くのヒット作を生み出した実績がある。期待せざるを得ない。
阿修羅

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