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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1198

新世代Ryzenの力を引き出す大規模電源のスーパーハイエンド、ASRock「X670E Taichi」

2022.09.30 更新

文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕

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AMD ASRock マザーボード
ついにデビューを果たすAMDの最新プラットフォームから、トップバッターとしてチョイスしたのはASRock Incorporation(本社:台湾)が誇る人気シリーズの最新作「X670E Taichi」だ。これまでのアプローチとは別路線を採ったのか、大規模電源回路で身を固めた頼もしげな1枚。最新規格を満載した、AMD X670Eマザーボードの注目モデルを検証していく。
x670etaichi_07_1024x768
ASRock「X670E Taichi」 市場想定売価税込99,980円(2022年9月30日発売)
製品情報(ASRock)

大幅刷新されたAMD向け最新マザーボードのフラッグシップモデル

「CES 2022」における発表以来、注目を集めてきたAMDの最新CPU「Ryzen 7000」シリーズが、ついにデビューを果たした。製造プロセスが7nm→5nmに微細化されたほか、TDPも最大105W→170Wへと拡張され、前世代からIPCが13%改善するなどパフォーマンスは大きく向上。最新規格のPCI Express 5.0やDDR5メモリにも対応している。

ryzen7000_228830_800x600a 約2年ぶりの世代交代になる、AMDのメインストリーム向けCPU「Ryzen 7000」シリーズ。段階的に情報が公開され、先月末には価格や発売スケジュールが明かされていた

そしてそれに合わせて登場したのが、新たにLGAタイプの「Socket AM5」へとプラットフォームが刷新された「AMD X670E/AMD X670」チップセット搭載マザーボードだ。2つのチップセットの基本設計に変わりはなく、「AMD X670E」はグラフィックス用の拡張スロットとM.2スロットの両方がPCI Express 5.0に対応する一方、「AMD X670」はM.2スロットのみに対応が限られる点に違いがある。

ASRock_AMD670E_14_1024x768
AMD X670E搭載モデルのみで構成される、ASRockの最新マザーボードラインナップ。その中でも最上位に位置付けられるのが「X670E Taichi」だ

今回、その数あるAMD X670Eマザーボードの中から撮って出しレビュー一番手で検証をお届けするのは、ASRockのハイエンドモデル「X670E Taichi」。歴代トップクラスの高い人気を誇る、フラッグシップシリーズの最新作だ。ASRockは今年で設立20周年の節目を迎えているが、期せずして「X670E Taichi」はシリーズ20作目にあたる製品だという。

圧巻なのはパワーアップした新CPUの安定動作を支える電源回路で、メーカー担当者が「ラグジュアリーな構成」と語る24+2+1フェーズ SPS(Smart Power Stage)を搭載。SPSおよび対になるチョークコイルはいずれも105A出力に対応する高品質部材を採用、コンデンサも高耐久なニチコン製12Kブラックコンデンサを組み合わせるなど、さすがはフラッグシップという、まさに贅沢な構成が特徴だ。

また、基板にも2oz 銅箔層を用いたサーバーグレードの低損失8層PCBを採用。これはDDR5メモリやPCI Express 5.0 SSDのパフォーマンスを最大限に引き出すための装備で、放熱面積の拡大により発熱を抑えられるメリットもある。

x670etaichi_68_1024x768
24+2+1フェーズもの大規模構成と高品位コンポーネントを組み合わせた電源回路を搭載する

「X670E Taichi」はE-ATXフォームファクタに対応するマザーボードで、最大6,600MHzのDDR5メモリをサポート。ストレージはPCI Express 5.0(x4)に対応する「Blazing M.2」×1のほか、PCI Express 4.0(x4)対応の「Hyper M.2」×3を搭載する。M.2スロットにはすべて一体感あるデザインのヒートシンクを標準装備、さらにPCI Express 5.0対応SSDを見据えたファン付きの巨大ヒートシンク「Blazing M.2 Gen5 Fan Heatsink」まで付属する充実ぶりだ。

そのほか、ネットワークはKiller E3100Gによる2.5ギガビットLANとKiller AX1675X 802.11ax(Wi-Fi 6E)をサポート。Realtek ALC4082+ESS SABRE 9218 DACによるオーディオ回路を実装し、最大40Gbps転送が可能なUSB4などの最新インターフェイスも備えている。

x670etaichi_01_1024x768
シリーズのロゴをあしらったシックな印象のパッケージ。ハイエンドモデルらしい風格だ
x670etaichi_02_1024x768 x670etaichi_03_1024x768
電源回路やファン付きM.2ヒートシンクといったトピックが網羅されたパッケージ裏面。付属品は専用のボックスにまとめて収められている

なお歴代モデルで定番になっていた、シリーズのアイコンである“ギアの回転ギミック”については、残念ながら「X670E Taichi」では搭載が見送られている。これは冷却性能を考慮した結果、電源回路のヒートシンク内には余分なギミックを内蔵する余裕がないと判断されたため。何よりパフォーマンスを重視するASRockらしい判断だが、その代わりとして、チップセット側ヒートシンクの方にギアをモチーフにした意匠が施されることになった。

X670E_Taichi_Carrara_800x600 大理石調の特別デザインを採用する、「Taichi」シリーズの20周年記念モデル「X670E Taichi Carrara」も発売。基本仕様は「X670E Taichi」と同等だが、美しい外観による特別な高級感が味わえるほか、同デザインの冷却ファンまで付属するなど、遊び心あふれる1枚に仕上がっている。それでいて、実は価格差もそれほどない
AS_X670E_Taichi_01_600x361
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最高峰の多フェーズ構成を採用した電源周りをチェック
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