エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.693

これで全てが分かる。RAIJINTEK「OPHION EVO」徹底解説

2018.11.01 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕

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今回の「撮って出し」に選んだのは、RAIJINTEK(本社:台湾)のMini-ITX対応ケース「OPHION EVO」だ。外装にアルミニウムを採用する同社定番のスタイルと、内部容積を無駄なく使い切る最適化されたレイアウトは、「眺めて」「組んで」楽しいPCケースに仕上げられている。普段ミニPCに興味の無かった自作派にも是非紹介したい、そんな佳作をとことん掘り下げる。

こだわりの自作PCパーツメーカー、RAIJINTEK

RAIJINTEKは2013年に設立された、自作PCパーツの中堅メーカー。Webサイトに掲載された多くの製品はいずれも洗練されたデザインが印象的で、日本国内の自作派からも好感を持たれているメーカーのひとつだ。目指すところは、大量生産による”大手総合メーカー”ではなく、”こだわりの専門店”といったところだろうか。堅実な印象もRAIJINTEKの特徴のひとつだが、久し振りにじっくりラインナップを確認すると、実に多くのカテゴリに製品が増殖している事に気付く。

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「COMPUTEX TAIPEI 2018」では完成モデルを持ち込んだ「OPHION EVO」

さて今回の主役「OPHION EVO」は、今年開催された「COMPUTEX TAIPEI 2018」で披露された注目作。兄弟モデル「OPHION」と共に紹介したブースレポートは、多くのアクセスを集めた。とかくPCケースの主役はATX規格対応のミドルタワーだが、コンパクトで高性能な「箱」に憧れる自作派は多く、Mini-ITX規格対応のミニPCケースは人気が高い。

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RAIJINTEK「OPHION EVO」 市場想定売価税込16,980円(2018年11月3日発売予定)
製品情報(RAIJINTEK)(株式会社アイティーシー

近頃ではマザーボードの選択肢も多く、ATXに負けないハイエンドPCも構築が可能。セカンドPCとしての役割に留まらず、メインマシンとしての需要もあり、Mini-ITX規格定番のCube型のみならず、タワー型のPCケースも多く出回るようになった。「OPHION EVO」もまた、ミドルタワーPCケースの縮尺をそのまま変えたスタイルで、違和感なく受け入れられやすいデザインのPCケースと言えよう。

スペック表に見るRAIJINTEK「OPHION EVO」

国内代理店の株式会社アイティーシー(本社:東京都千代田区)より届けられた評価サンプルをパッケージから取り出す前に、スペック表から「OPHION EVO」の概要を把握しておこう。
 対応フォームファクタはMini-ITXで、ミニPCにカテゴライズされる。外形寸法は幅174mm、奥行き375mm、高さ290mmで、重量は3.56kgと軽い。素材は2.0mm厚のアルミニウムと、0.5mm厚のSPCC(冷間圧延鋼板)、さらにサイドパネルには3mm厚の強化ガラスが採用されている。
 数字でも分かるように、非常にコンパクトな筐体で、設置場所を選ばない。もちろん外装パッケージも小振りだけに、店頭からの持ち帰りは十分に可能だ。

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バリエーションモデル「OPHION」も用意

「OPHION EVO」には弟分に当たるバリエーションが用意されている。「OPHION」は高さを245mmに抑えたよりコンパクトな筐体だ。トップパネルにラジエターの搭載を想定しない設計だけに、高さ制限90mmまでのCPUクーラーの冷却能力と、搭載するCPUのスペックとの兼ね合いを考慮する必要がある。高レベルのハイエンド構成を必要としない用途なら、「OPHION」を選択してもいいだろう。

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ラジエターの搭載スペース分をカットし、高さを45mm短くした「OPHION」
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