エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.610

一段上の機能を誇る、ENERMAX初のTITANIUM認証電源「MaxTytan」の完成度

2017.11.03 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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今回の撮って出しレビューでは、ENERMAX(本社:台湾)から最高峰の電源ユニットとして登場した「MaxTytan」シリーズを取り上げる。同ブランドが満を持して投入した初の80PLUS TITANIUM認証電源であり、優れたパワーや効率だけでなく、最先端の機能や装備がいくつも盛り込まれた。その中から、全機能を網羅した“完全体”の大容量モデルを借り受け、魅力を探っていく。
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ENERMAX「EDT1250EWT」 実勢売価税込53,000円前後
製品情報(株式会社クーラージャイアント

起動時にファン逆回転、ワットメーターも搭載。機能満載なENERMAX初のTITANIUM認証電源

電源ユニットのカテゴリにおいて、各メーカーが威信をかけたフラッグシップモデルを投入しているのが、80PLUS TITANIUM認証のバッジを付けたクラスだ。システム負荷50%時に94%以上、フルロード時でも90%以上の変換効率を要求されるとあって、技術的難易度の高さから、現在でも該当モデルはそれほど多くはない。そこへ老舗のENERMAXから満を持して投入されたのが、今回の主役である「MaxTytan」シリーズだ。

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「COMPUTEX TAIPEI 2017」でお披露目された「MaxTytan」シリーズ。ENERMAXブランドが初めて投入するTITANIUM認証電源とあって、ブース内でも注目を集めていた。

+12Vは最大でシングルレーン104Aのパワフル仕様と、想定されるウルトラハイエンド構成の心臓として申し分ない。また、一次側、二次側ともに100%日本メーカー製の105℃コンデンサを採用するなど、高品質コンポーネントを贅沢に使った設計は、信頼性重視のユーザーにも好印象だろう。

冷却ファンには、静音性と耐久性に優れた140mm口径の「Twister Bearing Fan」を搭載。定番のセミファンレス機能「Smart semi-fanless control」に対応し、負荷が60~70%未満の場合はファンが回転しない。その一方で、周囲の温度が25℃以上になればファンが回転する、動作温度が気になるユーザー向けのセーフティも備えている。

もっとも、従来モデルから発熱が大幅に低減したことで、メーカー担当者によれば「シングルグラフィックスとメインストリームCPUの組み合わせであれば、ほとんどのシーンでファンが回転することはない」というから驚きだ。

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最高峰の電源ユニットに相応しい、大柄で余裕のあるパッケージ。フロントには該当モデルの容量と並んで、80PLUS TITANIUM認証のロゴがプリントされている
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「MaxTytan」が多数搭載する機能は、パッケージ裏でも解説されている。本体と付属品はボックス内にゆったり収納されており、仕舞う際も内容物をパズルのように整える必要はない

それだけではない。「MaxTytan」には、特に冷却周りにさらなるユニークな機能が盛り込まれている。「D.F. Rotation technology」と称する機能は、PC起動時にファンを10秒間逆回転させ、その後に正回転で動作させることでブレードのホコリを飛ばすという、いわば“自己洗浄機能”。それに加えて、CPUファンとケースファンを接続できるファンコントローラ「COOLERGENIE」が付属。システム全体の冷却を3種類のセミファンレスモードで制御することができる。

なんとも機能満載な電源ユニットだが、さらに上位モデルには、システムの消費電力をリアルタイムで表示する「Wattage Meter」が背面に搭載されている。ケーブルタイプはすべてを着脱式としたフルモジュラーで、「SLEEMAX」と称する柔らかなスリーブケーブルが採用されるなど、扱いやすさはピカイチだ。

ちなみに「MaxTytan」は750~1250Wの4モデルをラインナップしているが、今回のレビューでは最上位の1250Wモデル「EDT1250EWT」を使用して検証を行っていく。

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シリーズラインナップは容量別に4モデルで、「Wattage Meter」は上位の1050W/1250Wにのみ搭載。その代わりに下位の750W/850Wには、任意のタイミングでファンを逆回転させられる「D.F.switch」が実装されている
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