エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.583

最強性能を極上イルミネーションで魅せる。贅沢極まるX299マザー、GIGABYTE「X299 AORUS Gaming 9」

2017.07.20 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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 実に2年半ぶりの更新となった、Intelのハイエンドプラットフォーム。AMDの準備する「Ryzen ThreadRipper」に急き立てられるように、想定より前倒しされての市場投入となった。そのおかげで、搭載CPUもないままにマザーボードのみが発売されるという珍事が起こったものの、そのマザーボードには力作も多い。
 中でもエンスー層から熱視線を受けているのが、GIGABYTE Technology(本社:台湾)が送り出した最上位モデル「X299 AORUS Gaming 9」だ。とにかく盛りだくさんで豪華絢爛な機能が詰め込まれた、最強を志向するプレミアムモデル。CPUより前に確保したかったという、コアユーザーの気持ちも大いに理解できる。
GIGABYTE「X299 AORUS Gaming 9」 実勢売価税込70,000円前後
製品情報(GIGABYTE

CPUがないのに売れる超ハイエンドマザーボード

6月の「COMPUTEX」で「Core X」シリーズ発表と同時にお披露目された、GIGABYTEの最上位マザー「X299 AORUS Gaming 9」。当初から注目度の高さは群を抜いていた

マザーボードから遅れること約半月、ようやく「Core X」シリーズのCPUが店頭に登場した。CPUがない状態ではやや湿り気味だったマザーボード製品も、いよいよ本格的に売れだすタイミングといえる。ところが不思議なことに、ウルトラハイエンドクラスのマザーボードは、CPU発売前から結構な人気になっていた。今回の主役であるGIGABYTEの「X299 AORUS Gaming 9」に至っては、早々に完売するショップも出る勢い。初めて披露された「COMPUTEX TAIPEI 2017」の取材記事で大いに注目を集めた製品でもあり、「絶対に『Core X』で組む」と決めていたハードコアユーザーにとっては、一際狙い目なモデルだったというワケだ。

国内市場では、解禁日当日から販売開始。数量自体がそれほど多くなかったとはいえ、CPUがないにも関わらず完売するショップが相次いだのは驚きだった

フラッグシップに相応しい豪華仕様のIntel X299マザー「X299 AORUS Gaming 9」

拡張性や信頼性はもちろん、豊富すぎる搭載機能を誇るシリーズ最上位モデル。チップセットはIntel X299を搭載している

それでは、まず「X299 AORUS Gaming 9」の素性と持てる機能の数々をチェックしていこう。プラットフォームは「Core X」シリーズに対応する最新ソケットLGA2066で、Intel X299チップを搭載するハイエンドマザーボード。GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」シリーズ最上位に君臨するモデルであり、まさに看板製品に相応しい豪華な機能が詰め込まれている。

他の追随を許さない、進化したイルミネーション機能は見もの。単純に設定エリアが多いだけでなく、デジタル制御により新たなメリットを獲得した

特に「COMPUTEX」や国内発表イベントで一際注目を集めていたのは、進化したイルミネーション機能「RGB Fusion」だ。もはやゲーミングモデルでは定番となっている機能ながら、「X299 AORUS Gaming 9」のそれは段違い。電源回路やチップセット周りに留まらず、“装甲”仕様の拡張スロット「Ultra Durable PCIe Armor」やメモリスロット「Ultra Durable Memory Armor」、バックパネルに至るあらゆる箇所にLEDを埋設。まさにマザーボード全体を1,680万色のRGBイルミネーションで彩ることができるというワケだ。

さらにデジタル制御に移行したことで、従来のアナログ制御では不可能だった各LED単体の制御に対応。外部接続のデジタルLEDストリップを制御・同期させ、アドレス指定でLEDごとに色や点灯モードを個別カスタマイズできるようになった。魅せるゲーミングマシンのコアとしては、これ以上ない機能といえる。

「AORUS」のブランドロゴが大きくデザインされたパッケージ。背面には搭載機能がビッシリとプリントされている。トランクのように開閉する仕様といい、いちいち外装からして高級感がある

もちろん“光り物”以外の機能も一級品。特に最上位のゲーミングモデルとして、こだわり抜いたオーディオ回路「AMP-UP Audio」を実装している。32bit/384kHzのハイレゾ音源やDSD 11.2MHz再生に対応したESS製のDACチップ「SABRE 9018K2M」、複数のオペアンプ、WIMA・ニチコン製の音響コンデンサなどを搭載。スタジオグレードのオーディオ処理をオンボードで実現している。

また、Killer LANとIntel LANによるデュアルギガビットLANに加え、Killer Wireless-AC 1535による無線LANを搭載。コンシューマ向けではトップクラスのネットワーク機能を有している。

シリーズで唯一、金属製のバックプレートで底面を保護。キズや汚れからマザーボードを守ってくれるのはもちろん、剛性を向上させ、重量級カード搭載時の歪みを防ぐことができる

そのほか、サーバーグレードの電源回路と独自のチューニングIC「Turbo B-Clock」が組み込まれ、優れたオーバークロック性能を発揮。オリジナルヒートシンクの「Thermal Guard」を備えたトリプルM.2スロットなど、ストレージ周りも充実している。また、シリーズで唯一メタルバックプレート「AORUS Base Plate」を装備、重量級カード・クーラーの組み込みに耐える剛性も確保された。

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