エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.489

TLC NAND SSDの大本命、PLEXTOR「M7V」シリーズ徹底検証

2016.05.19 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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 昨年後半より、続々と新モデルがリリースされ、本格的に普及が進むTLC NAND SSD。このたび、老舗ブランドPLEXTORからも「M7V」シリーズの発売が開始された。高品質コンポーネントと独自ファームウェアを組み合わせることで、TLC NANDの技術的な制限を克服。同一クラス最高峰の性能と信頼性を謳う注目のアイテムだ。
 そこで今回は国内正規代理店の株式会社アユート(本社:東京都千代田区)より、2.5インチの512GBモデル「PX-512M7VC」を借り受け、その気になる性能を検証していくことにしよう。
「M7V」シリーズ2.5インチ512GBモデル「PX-512M7VC」
市場想定売価18,000円前後(発売中)
製品情報(PLEXTOR / アユート

“ハイエンドTLC SSD”を標榜するPLEXTOR最新モデル「M7V」シリーズ

今回の主役である「M7V」シリーズは、1セルあたり3bitのデータを書き込むTLC NANDフラッシュ採用のSATA3.0(6Gbps) SSD。コントローラには、Marvell製サーバーグレードIC「88SS1074」を搭載。最新の誤り訂正機能「NAND Edge」や、ECC機能を向上させる「低密度パリティ検査符号」(LDPC)を備え、データの正確性と信頼性を向上。さらに高品位な東芝製15nm Toggle TLC NANDを実装することで、P/Eサイクルは通常の2倍にあたる2,000回に引き上げられている。

高品質なMarvell製ICと東芝製NANDを採用し、“ハイエンドTLC SSD”を標榜する「M7V」シリーズ

また独自SLCキャッシュ技術「PlexNitro」や、TLC NANDに最適化されたカスタムファームウェアにより、オーバープロビジョニング領域が不要である点も大きな特徴。SATA3.0(6Gbps) SSD最高峰のパフォーマンスをNANDフラッシュ容量を犠牲にすることなく発揮できる。

「M7V」では、オーバープロビジョニング領域を使用することなく、パフォーマンスと信頼性を向上

フォームファクタは、7mm厚2.5インチの「M7VC」と、M.2 2280の「M7VG」の2種で、容量ラインナップはいずれも128GB、256GB、512GBの3モデル展開。公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する2.5インチ512GBモデル「PX-512M7VC」では、シーケンシャル読込560MB/sec、書込530MB/sec、ランダム読込98,000 IOPS、書込84,000 IOPSに設定されている。

PLEXTORでは、「ゼロエラー」品質基準に従った厳格な出荷前バーンインテストを実行することで高い品質を維持している

その他、メインメモリの一部をキャッシュにするインテリジェントキャッシュ技術「PlexTurbo」や、個人データ保存用の隠しドライブを作成する「PlexVault」、使用頻度の低いデータを自動的に圧縮する「PlexCompressor」などの独自技術に対応。もちろん従来モデル同様「ゼロエラー」品質基準による、全品出荷前検査も実施されており、長期間安定した運用が期待できる。

「CrystalDiskInfo 6.8.2」の結果。S.M.A.R.T.、NCQ、TRIMなど、一般的に必要な機能はすべて網羅されている

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