エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.469

これで全てが分かる。Thermaltake「Suppressor F31」徹底解説

2016.01.20 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

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 2016年のPCケースレビュー第1弾に選んだのは、Theraltake(本社:台湾)ブランドのミドルタワー型PCケース「Suppressor F31」シリーズから、リアとボトム以外の面にに遮音材を貼り付けた静音志向の「Suppressor F31-Silent No Win」だ。外観はいわゆる「窒息型」の密閉スタイルを採用。以前検証を行った「F51」をコンパクト化させ、より使いやすくなったミドルタワーPCケースだ。今回は国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より実機を借り受け、細部をあますところなく解説していこう。
Suppressor F31-Silent No Win(型番:CA-1E3-00M1NN-00)
市場想定売価税抜10,980円前後 (2015年10月30日発売)
製品情報(Thermaltake)(株式会社アスク

静音性への徹底的なこだわり

2016年最初のPCケースレビューに登場するのは、Thermaltakeから昨年販売が開始されたミドルタワーモデル「Suppressor F31」シリーズ(以下「F31」)だ。フラットデザインの密閉型フロント開閉ドアを備え、要所に遮音材を装備。いかにも静音重視型のスタイルは、昨年7月に検証を行った「Suppressor F51」シリーズのコンセプトを継承した”弟分”としてラインナップに加えられた。
 静音に対する徹底した対策は、前述の遮音材だけでなく、トップ面の通気口部分にも「Sound-damping Covers」と呼ばれる着脱式の遮音パネルを装備。サイドパネル部にある増設ファンスペース(F31-Silent No Win のみ)も未使用時は塞ぐといった徹底ぶりで、従来の静音型PCケースと呼ばれるモデルのさらに上を目指し、現時点でのThermaltakeが持てる”静音技術”すべてが結集されている。

無響室による騒音テストを実施。「F31」はThermaltakeの徹底したこだわりから生まれた

小型化により扱い易くなった「F31」

血縁関係にある「F51」とは類似点も多く、設計は複数にわたり継承され、検証自体は”おさらい”になる部分を多数含んでいる。では「F31」の存在意義はどこかと言えば、それは小型化にある。

「F51」は兄貴分とあって、フォームファクタはE-ATXにも対応。ミドルタワーPCケースとカテゴライズされながらも大柄なボディは、設置スペースを広く確保する必要があった。対して「F31」はモデル名からも分かる通り、血統は同じくサイズをひとまわり小型化。実際には「F51」の幅230×奥行き577×高さ525mmに対し、「F31」は幅250×奥行き515(-62)×高さ479(-46)mmと、幅以外は短縮されている。そして対応フォームファクタはATXとなり、扱い易いサイズに落ち着いた。

余談ながら、「F51」は、文字通り「よいデザイン」から選出される2015年度のグッドデザイン賞を受賞した。「F31」は同じ系譜にあるだけに、継承されたそのスタイルはシンプルかつ洗練されている。

左サイドがアクリル窓仕様のバリエーションモデル「Suppressor F31-Window」(型番:CA-1E3-00M1WN-00)もラインナップ

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