エルミタ的「編集部で使ってみた」

最速ストレージ環境を手軽に構築できるNVMe SSD、Samsung「SM951-NVMe」シリーズ

2015.11.03 更新

文:GDM編集部 池西 樹

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket
SSD
 Samsung Electronics Co., Ltd,(本社:韓国)より、最新プロトコルNVMeに対応するM.2 SSD「SM951-NVMe」シリーズの発売が開始された。帯域幅の限界で、すでに頭打ちとなりつつあるSATA3.0(6Gbps) SSDを遥かに超えるパフォーマンスを低価格で実現できる注目のアイテム。今回はその中でも特に人気の高い256GBモデル「MZVPV256HDGL-00000」を入手し、その気になるポテンシャルをチェックしていくことにする。
Samsung「SM951-NVMe」シリーズ256GBモデル「MZVPV256HDGL-00000」
実勢価格25,000円前後(2015年10月現在)
製品情報(Samsung

SATA3.0(6Gbps)からPCI-Express、AHCIからNVMeへと移行が進むSSD

HDDの高速化の歩みが緩やかだったこともあり、長らくストレージインターフェイスのデファクトスタンダードとして君臨してきたSATA。しかしNANDフラッシュを記録媒体とするSSDの登場により、性能が一気に向上。最新のSATA3.0(6Gbps)規格ですら、もはや十分な帯域を確保することができなくなってしまった。
 そこで新たなインターフェイスとして注目されているのがPCI-Expressで接続されたM.2スロットだ。現在主流のPCI-Express3.0ならx1レーンで8Gbps(片方向)、SSDで標準的に使用されているx4レーンなら32Gbps(片方向)と十分な帯域幅を確保。さらにHaswell以降のプラットフォームであればM.2スロットも標準サポートされており、ハイエンドSSDではPCI-Express3.0とM.2の組み合わせが一般的になっていくことだろう。

Haswell / Haswell Refresh世代ではその多くがPCI-Express2.0(x4)接続だったM.2スロット。Skylake世代ではチップセット側にPCI-Express3.0レーンが追加され、PCI-Express3.0(x4)接続が一般的だ

またSSDの普及に伴ない、NANDフラッシュに最適化された新プロトコルNVMe(NVM Express)が登場。従来のAHCIからコマンドを処理するキュー数が大幅に拡張され、特にランダムアクセスの高速化が可能。「SM951」シリーズでもランダム読込はAHCIモデルの90,000 IOPS(公称値)から300,000 IOPS(同)へと大幅に引き上げられている。ちなみにWindows 10 / 8.1ではOSにドライバが組み込まれているため、違いを意識することなく使用できる。

Windows 10の「デバイス マネージャー」で確認したところ。OSの「標準NVM Express コントローラー」を経由して接続されていることがわかる
totop