エルミタ的一点突破 Vol.36

Noctua「NH-L9x65」検証

2015.04.09 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)

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 空冷最強メーカー、Noctua(RASCOM Computerdistribution/本社:オーストリア)より、新型CPUクーラー「NH-L9x65」が3月にリリースされた。型番から読み取れるように、ロープロファイル設計の92mm口径ファンを搭載した、全高65mmのトップフロー型CPUクーラーだ。
 今回もリリース直後に空輸されてきた評価サンプルを手に、精巧な作りで定評のヒートシンクや、オリジナル冷却ファン、さらに組み込みから冷却能力テストまで、徹底的に検証を行ってみよう。

Mini-ITXフォームファクタに最適化された「NH-L9x65」

Noctua「NH-L9x65」 製品情報(Noctua

2015年3月11日に発表された「NH-L9x65」は、Noctuaブランドのラインナップとしては比較的おとなしい、小型トップフロータイプのCPUクーラーだ。昨年行われた「COMPUTEX TAIPEI 2014」のNoctuaブースでは、「65mm Low Profile L-Type CPU Cooler」と名付けられたプロトタイプが展示されており、実はエルミタのブースレポートでも小さく画像のみで紹介した。つまりその後約半年を経て、ようやくデビューへこぎ着けた事になる。

設計コンセプトは実に明確で、ズバリMini-ITXフォームファクターだ。プロトタイプからその思想は変わらず、170mm四方の限られた基板上でひしめく”各コンポーネントの主張”全てに耳を傾け、メモリスロットとの100%の互換性を確保。さらに隣接するPCI-Expressスロットに装着される拡張カード(グラフィックカード)とも物理的に干渉を起こさない事が謳われ、「小型フォームファクタのPCケースとHTPC環境での使用を想定した静かなCPUクーラー」が大きくアピールされている。

冷却ファンを含めた全高は65mm。ロープロファイル規格の基板サイズである64mmをわずかに1mm超える小型設計で、TDPは84Wが目安。対応ソケットはIntel LGA2011 /2011-v3 /1156 /1155 /1150、AMD Socket AM2 /AM2+ /AM3 /AM3+ /FM1 /FM2 /FM3で、実に多くのスモールPCフォームファクタマニアのリクエストに応える事ができるはずだ。そんな空冷最強メーカーが作ったロープロファイルCPUクーラーは、まさに待望の製品と言えるだろう。

NoctuaブランドのCPUクーラーに共通する、ブラウンカラーが印象的な外装パッケージデザイン
上段エリアには付属品一式が詰め込まれた茶箱、下段エリアには「NH-L9x65」本体が収納されている。受熱ベースのキャップ部以外はすべて紙製(段ボール)で、環境への意識は高い

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