エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.277

究極の水冷エンスージアストモデル Phanteks「Enthoo Primo Ultimate Chassis」

2013.11.08 更新

文:GDM編集部 松枝 清顕

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • google+
  • hatena
  • pocket
 最強クラスの空冷CPUクーラー「PH-TC14」シリーズで、一躍著名なPCパーツメーカーの仲間入りを果たした、ご存じPhanteks(本社:アメリカ)。新顔の同社から初となるPCケース「Enthoo Primo Ultimate Chassis」がリリースされた。オールインワンタイプは邪道とばかりに、水冷エンスージアストへ贈るフルタワーPCケースだ。今回は今年8月に国内での正規総販売代理店契約を締結した、株式会社アイティーシー(本社:東京都千代田区)よりサンプルを借り受け、巨大PCケースに秘められた設計思想を読み解いていく。

Phanteksブランド初のPCケース誕生

Phanteksといえば、空冷最強クラスのCPUクーラーをラインナップする冷却機器メーカーとして知られている。意外にもその歴史はまだ浅く、2012年から市場に参入したいわば「新参者」。ヒートシンクのカラーリングや冷却ファンの口径違いでバリエーションにボリュームを持たせてはいるものの、決して品数が豊富とは言えなかった。そこで新たに用意してきたのが今回検証するフルタワーPCケースというワケだ。
 掲げられたハイエンド志向の旗印はPCケースにも受け継がれ、「Enthoo Primo Ultimate Chassis」(以下:Enthoo Primo)はオールインワンタイプではない、DIYタイプの水冷愛好家のための設計。まさにエンスージアストモデルとして誕生した。

Enthoo Primo
Phanteks「Enthoo Primo Ultimate Chassis」
市場想定売価税込35,000円前後(11月14日発売)
製品情報(Phanteks

一体どの部分が水冷愛好家向けなのか?この点については詳細に解説していくことにして、まずは巨大なボディサイズからご紹介していこう。

「Enthoo Primo」その大きさを頭に入れておく

かなり大きなPCケースである旨事前に情報を受けていたものの、届けられた現物は予想を上回る大型サイズ。PCパーツショップ店頭からの「お持ち帰り」は恐らく厳しいだろう。(自動改札口を抜けるのは至難の業だ)
 その体躯から、対応フォームファクタはSSI-EEB、E-ATXを含むATX、MicroATXで、縦横サイズはいずれも600mmを超えている。さらに全幅は250mmとされ、大型と呼ばれるミドルタワーPCケースよりもさらに大きく、重量も17.9kgと、これまたヘビー。どうやら購入前に設置場所を確保しておくのが賢明なようだ。

Enthoo Primo
幅250mmはさておき、奥行き(600mm)よりも高さ(650mm)が長いところで、”ワケあり”の設計である事は容易に想像できる
Enthoo Primo
よくみると、左右非対称デザインを採用。右下部のラインにはカーブがつけられている

Enthoo Primo

totop