エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.682

より身近になった10ギガビットLAN対応NAS、ASUSTOR「AS4004T」実力検証

2018.09.06 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

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対応ネットワークカードやスイッチの低価格化もあり、普及の兆しを見せている10ギガビットLAN。そんな流れをいち早く察知し、ASUSTOR(本社:台湾)から、コンシューマをターゲットにした10ギガビットLAN対応NAS「AS4000T」シリーズがデビューした。2ベイモデルなら3万円台半ば、4ベイモデルでも4万円台半ばで購入できる、コストパフォーマンス抜群の新製品。今回は4ベイの上位モデル「AS4004T」を借り受け、気になるその実力を試してみることにしよう。

10ギガビットLAN対応NASの価格破壊を引き起こした「AS4000T」シリーズ

いまだ提供地域は限られるものの、「NURO光10Gs」や「auひかり ホーム10ギガ」など最大10Gbps(上り/下り)の光回線サービスの登場。さらに1万円台から購入できる拡張カードや、6万円前後から購入できるスイッチなど、周辺機器の低価格化も進み、今や10ギガビットLAN環境は一般ユーザーでも十分導入することができるようになった。

そしてこの10ギガビットLAN環境のポテンシャルを最大限に引き出すため、是非導入を検討したいのがNASだ。しかし10ギガビットLAN対応NASの多くが中規模以上のオフィスを前提としており、8ベイモデルやNVMe SSD対応モデルなど、個人で使うには少々ハードルが高い。そんな中、ASUSTORから投入されたのが、コンシューマや小規模オフィスをターゲットにしたエントリーモデル「AS4000T」シリーズだ。

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ASUSTOR「AS4004T」 実勢売価税込46,000円前後(発売中)
製品情報(ASUSTOR

最大の特徴は2ベイ仕様の下位モデル「AS40002T」なら税込35,000円前後、4ベイ仕様の上位モデル「AS4004T」でも税込46,000円前後から購入できる低価格設定。それでいてネットワークは10ギガビットLAN×1とリンクアグリゲーション対応のギガビットLAN×2を標準装備。さらにプロセッサには、エントリーNASでの採用例が多いCortex-A15 SoCから性能を約3.5倍も向上させたというARM Cortex-A72 SoC、Marvell「ARMADA-7020」(デュアルコア/1.60GHz/64bit)を搭載する。

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高性能化が著しいARM系プロセッサ。「AS4000T」シリーズに搭載されるMarvell「ARMADA-7020」は、Cortex-A15 SoCと比べて性能が約3.5倍も向上しているという

またエントリーモデルとしては大容量かつ高速なDDR4 2GBのメインメモリや、2基のUSB3.1 Gen.1ポート、アクセスやメンテナンスが容易に行えるホットスワップ対応のフロントドライブベイなど、その他の装備や機能も充実。まさに10ギガビットLAN対応NASの価格破壊を引き起こしたモデルと言っていいだろう。

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初めてのNASにオススメの2ベイモデル「AS40002T」(画像左)と、大容量化が可能な4ベイモデル「AS4004T」(画像右)。いずれも10ギガビットLAN対応NASとしては非常に安価だ

またダイヤモンドカット仕上げの外装パネルや光沢のあるフロントパネル、3.5インチドライブなら工具不要で装着できるスクリューレス方式のマウンタなど、ホームユースや初心者を想定し、外観や扱いやすさにもこだわった作りも評価できるポイントだ。

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個人ユーザーもターゲットにしている「AS4000T」シリーズ。フロントはリビングにも違和感なく溶け込む美しい光沢仕上げ ドライブベイは電源を入れたまま交換ができるホットスワップに対応。またマウンタは着脱が簡単なスクリューレス仕様

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