エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.590

高品質と高性能の両立を実現。オーバークロック機能も充実したX299マザー、MSI「X299 GAMING PRO CARBON AC」

2017.08.10 更新

文:テクニカルライター・宮崎 真一

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 デスクトップ向けながらも18コア/36スレッドを実現したCore i9で注目を集めたCore Xシリーズ。その対応プラットフォームであるIntel X299搭載マザーボードも、各マザーボードメーカーから登場している。
 MSI(本社:台湾)もいくつかのIntel X299マザーボードをラインナップに用意しているが、その中でも今回はゲーミング向けモデルとなる「X299 GAMING PRO CARBON AC」を取り上げたい。果たして最新世代のゲーミング向けマザーボードは、どのような特徴があるのか。また、その効果のほどはどの程度なのか。実働テストにより明らかにしてみたい。

Performance GAMINGシリーズに属する「X299 GAMING PRO CARBON AC」

2017年5月、IntelはCore i9を含むCore Xシリーズ・プロセッサに対応したプラットフォームとして、Intel X299 チップセットを発表。これを受けて、MSIは同チップセットを搭載したマザーボード4モデルを市場に投入。その後2モデルが追加され、現在は計6モデルと、ラインナップの拡充が図られている。

ゲーミングにフォーカスしたシリーズとして、エンスージアスト向け「Enthusiast GAMING」、パワーユーザー向け「Performance GAMING」、カジュアルゲーマー向け「Arsenal GAMING」を展開。今回取り上げる「X299 GAMING PRO CARBON AC」「Performance GAMING」シリーズに属し、上位モデルの特徴を継承しつつコストダウンを図った、バランスのいい製品となっている。

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MSI「X299 GAMING PRO CARBON AC」 市場想定売価税抜45,480円(2017年6月27日発売)
製品情報(MSI

スペック表で知る「X299 GAMING PRO CARBON AC」

さて「X299 GAMING PRO CARBON AC」の外観から見ていくと、ブラックの基板に各種スロットのシルバーメタリックが生える高級感のある雰囲気だ。そしてヒートシンクやシールド、それに基板裏面に実装されたLEDを制御する「Mystic Light」を用意。さらに、市販のLEDストリップを接続し制御可能な「Mystic Light拡張ピンヘッダー」も装備しており、見た目を気にするユーザーにとっても十分満足のいく内容だ。

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x299gpro_24_1024x768 カラーリングは全体的にブラックでまとめられている。その中に、スロットなどのシルバーがアクセントとして光るデザイン

また、オーディオプロセッサにはS/N比120dBを誇る「Audio Boost 4」を搭載。さらに、それを活かすオーディオプロセッサソフトウェアスイートとしてフランスのNahimic Sound Technology製「Nahimic 2+」が付属し、ゲーミング用途のマザーボードらしくサウンド周りにも注力している。そのほか、Intel製ギガビットLANコントローラの「I219-V」と、無線LANコントローラ「Wireless-AC 8265」の両方を活かし、アプリケーションごとに帯域の優先度を設定する「GAMING LAN Manager」も付属。また、Type-AとType-CのUSB 3.1 Gen.2ポートや、M.2 SSDを冷却する「M.2 Shield」、それにU.2ポートなどが標準で用意されている点も要注目だ。

電源部はMSI製マザーボードではおなじみとなった最新軍事規格「ミリタリークラス」がバージョンアップした「ミリタリークラスVI」準拠の高品質部材を採用。PCI-Express x16スロットやメモリスロットは、ノイズ低減効果とスロット強度の高めた「Steel Armor」仕様で、高品質と堅牢さを両立させた。

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パッケージは基板と同じ黒色を基調とした高級感のある内容にまとめられている。裏面に搭載機能などが記載されているのは従来製品通りだ
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