エルミタ的一点突破 Vol.46

別モノに生まれ変わったサイズ「虎徹 MarkⅡ」検証

2017.07.08 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

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サイズ「虎徹 MarkⅡ」の外観スタイル

まずはパッケージから製品を取り出し、「虎徹 MarkⅡ」の外観から細部のチェックを開始しよう。

サイズオリジナルCPUクーラーと言えば、細く鋭いアルミニウム製放熱フィンを複数枚重ね、それを貫通するヒートパイプでヒートシンクを形成。そこにワイヤークリップ(ファンクリップ)で冷却ファンを搭載するお馴染みの構成。やや風変わりなネーミングとは裏腹に、その多くはオーソドックスなサイドフロー型CPUクーラーのスタイルが採用されている。

ナロータイプフィン構造

アルミニウム製放熱フィンは、2枚の異なる形状の板が計46枚で構成。大型ヒートスプレッダ付きメモリとの物理的干渉を回避する目的から、幅58mmのナロータイプフィン構造を採用している。

薄いアルミニウム板を合計46枚重ねたヒートシンク。中央部分に段差を設け、1枚ずつ異なる形状にする事でエアフローの効率化が図られている

「高精度ベース構造」を採用する受熱ベース部

受熱ベースプレートは、CPUからの熱を効率良く吸い上げる銅製。φ6mmヒートパイプの形状にあわせて成型されたベース構造により、熱伝導のロスが軽減されている。なおCPUに接触する面は実測で38mm四方。厚さはヒートパイプまで約5mm。上部に被さるヒートシンク状のブロックを含めると、約20mm厚だった。

ヒートパイプダイレクトタッチ式を採用しない所は、サイズオリジナルCPUクーラーのポリシー。ヒートパイプとの確実な密着と、限りなくフラットな接触面は、冷却能力を大きく左右する
受熱ベースプレート上部はヒートシンク形状。9つの山で構成され、少しでも放熱能力を高めようとする工夫が見てとれる

φ6mmヒートパイプは4本で構成

「虎徹 MarkⅡ」で使用されているヒートパイプはφ6mm計4本。銅製受熱ベース部から起ち上がり、計46枚のアルミニウム製放熱フィンに貫通。CPUから吸い上げた熱を、放熱フィンに拡散させる熱移動の役割に加え、「虎徹 MarkⅡ」を形作る重要な役割を果たしている。

ヒートパイプは、酸化を防止するニッケルメッキ処理済み。見た目の高級感にも一役買っている
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