エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.571

実測約3.0GB/s。東芝製MLC採用の高速NVMe SSD、Apacer「Z280 M.2 PCIe SSD」検証

2017.05.24 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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SSD
 優れたコストパフォーマンスから、昨年10月の発売時に話題を呼んだApacer Technology Inc.(本社:台湾)のNVMe SSD「Z280 M.2 PCIe SSD」シリーズ。当然エルミタのSSD担当としては、ぜひ一度チェックをしたいと思いつつ、深刻なNAND不足による品薄の影響もあり、これまで触れる機会に恵まれなかった。  そんな中、遂に編集部に240GBモデル「AP240GZ280-1」の評価サンプルが到着。遅ればせながら、その気になる実力を早速チェックしていこうことにしよう。
Apacer「Z280 M.2 PCIe SSD」240GBモデル「AP240GZ280-1」
製品情報(Apacer

Apacer初のコンシューマ向けNVMe SSD「Z280 M.2 PCIe SSD」

1997年にDRAMモジュールのサプライヤーとして誕生したApacer。当初はメーカー製PCなどの組み込み向けや、産業向け、エンタープライズ向け製品を中心に展開していたこともあり、国内の自作市場ではあまり知られた存在ではなかった。しかし、最近ではDRAMメモリやSSDを中心にコンシューマ向け製品を積極的に展開。実際にパーツショップでもその姿を見る機会が増えている。

TLC NANDを採用するコストパフォーマンスモデル「AST680S」(画像左)や、USB3.1接続にも対応する「AS720」(画像右)は、アキバでも注目を集めた

そんなApacerブランド初のコンシューマ向けNVMe SSDとして登場したのが、今回の主役「Z280 M.2 PCIe SSD」シリーズだ。接続インターフェイスは帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0(x4)で、フォームファクタは最も一般的なM.2 2280に対応。容量ラインナップは120GB、240GB、480GBの3モデルがラインナップされる。

リリース当初のラインナップは240GB、480GBの2モデル展開。今年に入り120GBモデルが追加され、公称転送速度も上方修正されている

搭載するコントローラは8ch同時アクセスに対応するPhison「PS5007-11」で、NANDフラッシュにはP/Eサイクル3,000回のMLC NANDを採用。公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する240GBモデルでは、シーケンシャル読込2,750MB/sec、書込1,500MB/sec、ランダムアクセス160,000 IOPSで、同容量帯のNVMe SSDの中ではトップクラスの性能だ。

高速な転送速度だけでなく、信頼性・耐久性を重視した設計も特徴だ

対応機能はバッドブロックマネジメント、グローバルウェアレベリング、エンドツーエンドデータ保護、ECC(120bit/2kByte)、TRIM、S.M.A.R.T.など。またMLCタイプのNVMe SSDでは珍しくオーバープロビジョニング領域を設けることで、書込耐性349TBW、MTBF最低200万時間という高い耐久性を実現した。

「CrystalDiskInfo 7.0.5」の結果。転送モードはPCI-Express3.0(x4)で、NVMe 1.2に対応する

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