エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.565

AMD Ryzen対応の水冷ユニット CORSAIR Hydroシリーズ「H110i」「H60」を試す

2017.05.10 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

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280mmサイズラジエター採用「H110i」

次に140mm口径ファン2基を利用してラジエターを冷やす、280mmサイズラジエター採用の「H110i」(型番:CW-9060026-WW)をチェックしてみよう。

「H110i」は、2016年4月にリリースされた、比較的新しいモデル。水冷が急速に普及し、多くのPCケースには、大型ラジエターが搭載できるスペースが設けられている。理論上、CPUから熱を吸い上げるウォーターブロックのサイズが同一でも、クーラント液を冷やすラジエターが大きければ、それだけ冷却能力は有利になる。
 オールインワン型水冷ユニットが出始めた頃の主流は、圧倒的に120mmサイズラジエターだった。しかし、現在ではそれ以上の搭載スペースが用意されたPCケースの選択肢は多く、中でも「H110i」のような140mm口径ファン2基を並べる280mmサイズラジエターは、多くのミドルタワーPCケースで装着できるようになった。搭載スペースに問題がなければ、「H110i」をチョイスした方がいい。

CORSAIR Hydroシリーズ「H110i」(型番:CW-9060026-WW)
実勢価格税込17,000円前後(2017年3月末現在)
製品情報(CORSAIR)(株式会社リンクスインターナショナル

単純に「H60」の2倍以上にあたるラジエターサイズだけに、「H60」のパッケージサイズも大型化されている。サイズ公称値W360×D170×H195mmで、重量は約2.1kg

「H110i」外観スタイルチェック

「H60」のチェック手順同様、まずはパッケージから本体を取り出し、「H110i」の外観スタイルを見ていこう。とは言え、ラジエターサイズが異なる意外、「H60」とかなり似通っている。そもそもオールインワン型水冷ユニットは、空冷クーラーのような独自形状でオリジナリティがアピールしにくく、正直見分けがつきにくい。ウォーターブロックの上部に、大きくロゴがあしらわれている理由は、その辺りにありそうだ。なお「H60」と同じく、ラジエターとポンプ一体型ウォーターブロック、そして140mm口径ファン2基は、それぞれ個別に梱包され、パッケージに収められていた。

製品は大きく分けて1つのユニットと冷却ファンの2つで構成。それぞれはビニールにくるまれた状態で大切に梱包されている

「H110i」の280mmサイズラジエター

「H110i」最大の特徴である、280mmサイズラジエター。ここには140mm口径ファン2基を並べてマウントし、CPUからの熱で温度が上昇したクーラント液を冷却する役割を担当している。大口径ファンからの風を存分に受け、クーラント液を取り込む量も多い。オーバークロックを常用するなどのヘビーユーザーにとって、やはり「H110i」は魅力的な存在だろう。

240mmサイズよりもさらに大型な280mmサイズラジエター。コア部分の表面積が広く、140mm口径ファン2基を並べてマウントできる。なお外形寸法は140×322×27mm
「H60」同様に「コルゲートフィン」タイプのコアを採用。アルミニウム製のフィンは「H60」より2列多い15列が並ぶ
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