エルミタ的一点突破 Vol.43

“2枚看板”の間を割って入るサイドフロー型CPUクーラー、サイズ「IZUNA」検証

2017.01.06 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕 / 池西 樹

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株式会社サイズ(本社:千葉県松戸市)より、新型CPUクーラー「IZUNA」(型番:SCIZN-1000I)がリリースされた。オリジナル設計のサイドフローで、汎用性の高い120mm口径ファンを採用。全高145mmに抑え、多くのミドルタワーPCケースに搭載が可能。扱い易いプッシュピン式リテンションを採用した、期待の新製品を2017年冷却機器検証の第1弾に選んだ。

サイズきってのこだわり派が開発した「IZUNA」

サイズ「IZUNA」(型番:SCIZN-1000I)
市場想定売価税抜3,280円(2017年1月5日出荷開始)
製品情報(株式会社サイズ

Japanブランド・サイズを支持する自作派は多い。取り扱いカテゴリは多岐にわたり、こと大看板であるオリジナル設計のCPUクーラーは国内だけに留まらず、世界の自作市場で知られている。特徴的な薄く鋭利な放熱フィンを重ねてヒートシンクを形成。ひと目でサイズのそれと分かるディテールは、細かい部分に改良が加えられ、新製品リリース毎に注目を集めている。

そして今回販売が開始された「IZUNA」は、サイズオリジナル設計のCPUクーラーの中でも、特にこだわりのある自信作。表向きに知られていないが、サイズの開発陣に、”冷却機器一筋”で職人気質のS氏がいる。彼が携わるCPUクーラーは、ヒートシンクからヒートパイプのレイアウト、冷却ファンの選定、さらにリテンションまで一切妥協をしない。製品コンセプトや細部の仕様についての質問には全て的確に答え、隅から隅まで目が行き届いている。そんなS氏がプロデュースした「IZUNA」は、自作派なら誰もが知る”あのモデル”の生みの親でもあった。

サイズ”2枚看板”の間を割って入る「IZUNA」の誕生

“あのモデル”とは、他ならぬ人気モデル「虎徹」(型番:SCKTT-1000)「白虎」(型番:SCBYK-1000I)だ。前者は2013年10月、後者は2016年8月にそれぞれリリースされた、いわば「虎」つながりの兄弟関係にある。

「虎徹」(型番:SCKTT-1000) 「白虎」(型番:SCBYK-1000I)

搭載ファンは「虎徹」が120mmに対し、「白虎」は92mmで、両者は棲み分けられている。そこに今回「IZUNA」が加わるわけだが、搭載ファンは120mm口径で「虎徹」と同様。一見リプレースのようにも思えるが、注目すべきは全高にある。

120mm口径ファン「虎徹」は全高160mmだが、「IZUNA」は145mmで、15mm低い。これは搭載できるPCケースの選択肢が増えたことを意味する。ちなみに92mm口径の「白虎」は全高130mmで、「IZUNA」比で15mm低い。整理すると「IZUNA」(120mm口径)を中心に、15mm背が高い「虎徹」(120mm口径)と、15mm背が低い「白虎」(92mm口径)となり、ユーザーはより細かく環境に見合ったCPUクーラーが選択できるというワケだ。

パッケージサイズは実測で幅約165mm、高さ約130mm、奥行き約130mm。陳列棚のフックに通す穴も用意されている
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