エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.406

ここまで進化したゲーミングMini-ITXマザーボード、MSI「Z97I GAMING ACK」検証

2015.04.06 更新

文:GDM編集部 Tawashi

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 昨年5月にデビューしたIntel 9シリーズも、まもなく登場から1年。各メーカーの新作マザーボードも一段落したところで登場したのが、今回の主役MSI「Z97I GAMING ACK」だ。Mini-ITXという限られたスペースに詰め込まれた機能の数々。Intel Z97 Expressチップを搭載する小型マザーボードの最終形とも言うべきモデルを、MSIの日本法人エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)より借り受け、その実力を検証していこう。
MSI「Z97I GAMING ACK」 実勢売価税抜27,000円前後
製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社

「フルモデルチェンジに近い」改良が施されたゲーミングMini-ITX

Intel 9シリーズの登場とともに、エルミタレビューでも数多くのモデルを取り上げてきたMSIのゲーミングレーベル「GAMING Series」。3世代目を迎えたこのシリーズも、2015年に入り最終章に突入した。今回取り上げる「Z97I GAMING ACK」は、170mm四方の小型PCフォームファクタMini-ITXに対応するゲーミングマザーボード。2014年7月に発売された「Z97I GAMING AC」のマイナーチェンジモデルだが、MSI曰く「フルモデルチェンジに近い」パワーアップを果たしているという。

「GAMING Series」のトレードマーク“ドラゴン”がデザインされたパッケージ。Mini-ITXモデルらしいコンパクトサイズで、裏面には主要機能の解説が記載されている

品質面では、MSIの代名詞ともいえる、米軍事規格に準拠する従来の「ミリタリークラス4」をベースに、ハードウェアの障害からマザーボードを保護する「GUARD PRO」に対応。湿度耐性の高いPCBの採用や、ESD/EMI保護機能の実装により、安定性や耐久性を向上させた。

基板サイズが小さいため、ハードウェアボタンこそ実装しないものの、柔軟にベースクロック設定ができる「OC Engine」や初心者にも優しい簡易OC機能「OC Genie 4」など、オーバークロック機能も充実。もちろん、シリーズ定番の高音質サウンド「Audio Boost 2」やUSB DAC等の安定動作を実現する「USBオーディオパワー」、入力の応答性を向上させた「ゲーミングデバイス・ポート」等のゲーマー向け機能も従来通り搭載されている。

また、M.2スロットの実装や幅広いCPUクーラーへの対応を可能としたソケット周りのデザイン変更もポイント。そして、最大のトピックとなるのは、強化されたネットワーク機能だ。「Z97I GAMING ACK」では、「GAMING Series」おなじみの低遅延・高スループットなネットワークチップ「Killer LAN」を採用。それに加えて、IEEE 802.11 ac/a/b/g/n無線LAN対応の「Killer WIFI」を追加実装し、有線無線ともにKiller仕様の「Killer Double Shot Pro」が搭載されている。
 ゲームは有線、配信は無線といった、アプリケーションごとにどちらのネットワークを使用するか選択することができる「Smart teaming」もサポート。優先トラフィックの自動検出を可能とした「アドバンスド・ストリーム・ディテクト機能」により、カクつき感や操作のタイムラグが低減される、ゲーマーにとっては実に有益なネットワーク機能が実装されている。

無線LAN用のアンテナをはじめ、ダークブラックのアルミテープ製裏面シールドが施されたI/Oパネル等が付属。MSIゲーミングモデルではお馴染みの「ドアハンガー」も同梱する

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