|「GEP38GB1500C9DC」の動作チェック
■Intel「P67 Express」環境
引き続き「GEP38GB1500C9DC」のチェックを進めていこう。まずIntel 「P67」環境ということで、メモリ対比を変更して1ランク上の1600MHz動作を確認。正直あまり期待していなかったが、こちらはOS起動、メモリテスト共に、あっさりとクリアした。しかしここからFSBを上げた途端に不安定となり、FSB101MHzでもOS起動後、即フリーズという結果に。電圧やメモリタイミングを探っていけば、もう少し上が狙えそうな雰囲気だが、標準設定で1ランク上のメモリとして使用できることを考えれば上々の結果といえる。
■AMD「A75」環境
Intel「P67」環境では1600MHz動作が可能だった「GEP38GB1500C9DC」だが、AMD「A75」環境ではやや耐性が落ちており、FSB114MHz、メモリクロック1520MHzまでに留まった。それでも保証動作クロックである1500MHzはしっかりと超えており、ノルマは十分に果たしている。
■Intel「P55」環境
「GEP38GB1750C9DC」と同様、「GEP38GB1500C9DC」でもXMP設定であるメモリクロック1500MHzは軽くクリア。ただし最高クロックはFSB156MHz、メモリクロック1556MHzということで、Intel「P67」環境の1600MHzにはわずかに届かなかった。
|価格以上に本格派の「Enhance Plus」シリーズ。
|定格動作だけでなくライトなオーバークロックにも十分対応
今回「Enhance Plus」シリーズをテストしたが、いずれのプラットフォームにおいても基本設定となるPC3-12800(1600MHz)やPC3-10600(1333MHz)では動作マージンが大きく取られていることもあり、非常に安定して動作した。長期保証やDBT技術による高品質設計などのメリットを考慮すると、定格動作用メモリとしてはなかなか良いメモリだった。さらに、LGA1156プラットフォームやSocketFM1プラットフォームなら軽くオーバークロックを試してみたいというニーズにも十分に応えてくれるだろう。ではどちらのメモリがオススメなのか?と尋ねられると、迷わず「GEP38GB1750C9DC」を選択する。
執筆時点での実勢価格は「GEP38GB1750C9DC」が3,800円前後、「GEP38GB1500C9DC」が3,600円前後とその差は僅か。メモリ自体の価格が下がっており、対応クロックによる価格差が少ないことから「GEP38GB1750C9DC」の一択と考えていいだろう。他社のPC3-12800(1600MHz)対応メモリに比べても、価格は同等またはそれ以下だ。コストパフォーマンスの面でも優秀な製品といえるだろう。
余談ながらGeILブランドのメモリを取り扱う株式会社エムヴィケーは、ASUSTeK社の国内正規代理店も務めており、「ASUSTeK製マザーボードの新製品を出荷する前に、既存のGeIL製メモリと動作検証を行っている」という。同社製マザーボードを使用するユーザーにとっても安心してチョイスできるメモリというわけだ。 |