エルミタ的速攻撮って出しレビュー　Vol.84　何でもこなすオールマイティな一枚「GA-Z68MX-UD2H-B3」を試す

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー　Vol.84
何でもこなすオールマイティな一枚
「GA-Z68MX-UD2H-B3」を試す

2011年6月18日 12:22
TEXT：GDM編集部池西樹

　すでに「エルミタ的速攻撮って出しレビュー　Vol.79　エルミタ台湾特派員、「Z68 Express」マザーボードを買う」にて「Intel Z68 Express」（以降Z68）のレビューをお届けしているが、そこで取り上げた「GA-Z68X-UD3P-B3」はどちらかといえば「Intel P67 Express」の後継モデル的な意味合いが強く、ディスプレイ出力が搭載されていなかった。しかし、Z68と同時に発表されたLucid VirtuやCPUとGPUの同時オーバークロック機能を考えると、やはりディスプレイ出力が可能なモデルこそがメインと言えるだろう。
　というわけで、D-Sub/DVI-D/HDMI/DisplayPortと豊富なディスプレイ出力を搭載した多彩なMicroATXマザーボード、「GA-Z68MX-UD2H-B3」を日本ギガバイト株式会社よりお借りし、Z68の追試の意味を兼ね、エルミタ的にチェックしていく事にしよう。

｜MicroATXながら豊富なオーバークロック機能。
｜拡張性も高いGIGABYTE「GA-Z68MX-UD2H-B3」

　少し前までのMicroATXマザーといえば、定格動作向けの廉価版という印象が強かった。しかし最近ではハイエンド構成が可能なオーバークロック向けの製品も多く発売されている。「GA-Z68MX-UD2H-B3」もまさにこの流れにのった製品で、MicroATXサイズながら、BIOSには豊富なオーバークロック設定が用意されている。また、2オンス銅箔層を採用した「Ultra Durable 3」、ドライバMOSFETや固定コンデンサを採用するなどGIGABYTE製マザーボードの独自技術も豊富に盛り込まれている。
　拡張スロットはPCI-Express（x16）×3（x16動作/x8動作/x4動作）、PCI Express（x1）×1という構成で、マルチグラフィックス機能はCrossFireXに加えてSLIにも対応。これにより小型かつハイスペックなゲームマシンを作りたいという要求にも十分対応できるマザーボードに仕上がっている。

GA-Z68MX-UD2H-B3

｜外観とパッケージを画像で確認

　それではいつも通り、画像により「GA-Z68MX-UD2H-B3」をチェックしていくことにしよう。まずは外観、パッケージ、付属品を見ていきたい。

型番のシルク印刷。もちろんチップセットはB3リビジョンを採用する

背面にはチップなどは無く、CPUソケットのバックプレートのみが装着されていた。基板は「Ultra Durable 3」に対応するため、オーバークロック時の発熱を抑えることができる

MicroATXということでパッケージは非常にコンパクト。「Touch BIOS」を始めとした対応機能が印刷されている

付属品一式。マルチランゲージのインストールガイド、日本語のユーザーガイド、ドライバCD、バックパネル、SATAケーブル×2、SLIブリッジが付属する

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フォームファクタ
MicroATX
チップセット
Intel Z68 Express
対応ソケット
LGA1155
メモリスロット
4×DDR3 2133（OC）/1866（OC）
/1600（OC）/1333/1066
拡張スロット
PCI-Express2.0（x16）×3
/PCI-Express（x1）×1
内部ポート
SATA3（6Gbps）ポート×2
/SATA2（3Gbps）ポート×3
/SATA3（6Gbps）ポート×2
（Marvell88SE9172）
バックパネル
GigabitLAN ×1（Realtek RTL8111E）
/7.1ch HD Audio Codec
（Realtek ALC889）
/USB3.0ポート×2/USB2.0ポート×4
/PS2ポート×1/eSATA（3Gbps）×1
/D-Sub×1/DVI-D×1/HDMI×1
/DisplayPort×1

●製品情報（日本ギガバイト）