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 Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.58 Cooler Master Silent Pro Gold検証
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搭載ファンと「HTT Heat Transfer Technology」

 ここでは「Silent Pro Goldシリーズ」3機種の搭載ファンと冷却機構をチェックしてみたい。
 採用されるファンは120mmが135×135×25mm、800/600Wが120×120×25mmとなり、いずれも電源ユニット側のコントローラーユニットで回転数が適時制御されている。内部構成にいての詳細を後ほどじっくり見てゆくが、高出力モデルだけに内部容積が広く取られており、その分ひと回り口径の大きいファンを搭載する事ができる。

 さらにこのモデルの特徴として、「Heat Transfer Technology(HTT)」をご紹介しなくてはならない。
 Cooler Masterの商標「HTT」は、ファンのエアフローと筐体内の熱移動方向の関係を追求したところ最も効率良く放熱できるのがL字配列のヒートシンク“Heat Transfer Technology”という結果だったという。これを採用する事で、低速でも筐体内に効率の良いエアフローが生み出せるとしている。

Silent Pro Gold
1200Wに600Wを積んでみた。奥行きサイズ180mmに対し、600W(800W)は160mmと、20mm短い
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
Silent Pro Gold
ハニカム構造の通気孔側から内部を覗くと、1200Wのみヒートシンクの位置や大きさが違う事が分かる
Silent Pro Gold
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
1200W採用ファンは135×135×25mm。YOUNG LIN TECH製「DFS132512H」。カタログスペックは1700rpm/36.28dBAのスリーブベアリングで、これを電源側でファンコントロール制御している。一方、800W/600Wは、120×120×25mm。型番は「DFB122512M」のボールベアリングタイプ。スペックは2000rpm/32.95dBAとなっていた
Silent Pro Gold
「HTT Heat Transfer Technology」のエアフローイメージ。ヒートシンクをL字配列にする事で、ファンからの風が循環し、筐体内で効率よく冷却できるという

 以下の表は、容量別ファン回転数と騒音値。負荷率50%までは3モデル共に20dBA近辺で推移し、100%時では35dBA程度。回転数はいずれも50%までが1000rpm以下となり、実際に動作させても高い静音性が核にんできる。
 余談ながら、回転数および騒音値について補足するならば高負荷時のほとんどはグラフィックスカード搭載のGPUファンが勇ましい音をたてるため、電源ユニットの騒音値はかき消されてしまう事になる。そもそも高変換効率により発熱が少ないだけに、最大値はあまり気にする必要はないだろう。




「Silent Pro Goldシリーズ」の内部をチェックする

 「Silent Pro Goldシリーズ」のスペックやその性格を把握したところで、内部構成を確認してゆく。なおここでは1200Wを中心に紹介し、ほぼ同一構造となる800/600Wは主な相違点のみチェックしてみたい。

Silent Pro Gold
「Silent Pro Goldシリーズ」3機種の筐体カバーを開けてみたところ。左から600W、800W、そして20mm奥行きが長い1200W
Silent Pro Gold
こちらは「Silent Pro Gold 1200W」の内部外観

 ■Silent Pro Gold 1200W
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
ここからは「Silent Pro Gold 1200W」の内部をご紹介しよう 二次側ヒートシンク上に手書きされた「2」は1200Wを意味するようで、800Wには「8」、600Wには「6」と記されていた
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
低温動作を実現し、ヒートシンクと変圧器を一体にした「Hybrid Transformer」。一般的な変圧器よりも25%の小型化を実現し、放熱性能が高められている 変換効率を従来よりも高めることができる「Hyper Path」。MOSFETと変圧器を並べ、エネルギーロスを最小限に抑える事ができる。その横には「Active PFC/PWMコンボコントローラー」が搭載されている
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
AC一次側コンデンサは420V耐圧390uFの105℃品ルビコン製。その裏にスイッチングMOSFET。ここにはInfineon「SPW35N60C3」、右奥にPFCインダクタンスと並ぶ 右側にAC入力1次回路の“X1-CTX”フィルムコンデンサ、その下にはトロイダル型チョークコイル、MOVが並ぶ
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
中心部に2つ並ぶのは5V/3.3Vのサブ基板「VRMコントローラー」
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
5V/3.3Vスイッチング用コイル 二次側トロイダル型チョークコイル
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
このコンデンサはルビコン製YXG、10v 1000uF。1200Wモデルでは多くの日本メーカー製コンデンサが採用されている 一次側“X1-CTX”フィルムコンデンサ横のトランス
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
フルモジュラー式を採用する「Silent Pro Gold」のコネクタ基板部 基板上には+3.3V/+5V等のシルクが確認できる。角部には+12Vのシルクがあり、シングルレール98Aの出力を誇る
Silent Pro Gold Silent Pro Gold
可変式135mmファンコネクタを抜くとカバーを外すことができる
Silent Pro Gold


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Silent Pro Gold 1200W
Silent Pro Gold 1200W
・型番:RS-C00-80GA-D3
・外形寸法 W150×D180×H86mm
メーカー製品情報
Silent Pro Gold 800W
・型番:RS-800-80GA-D3
・外形寸法 W150×D160×H86mm
メーカー製品情報
Silent Pro Gold 600W
・型番:RS-600-80GA-D3
・外形寸法 W150×D160×H86mm
メーカー製品情報
Silent Pro Gold
Chapter.1
・「Silent Pro Gold」3機種スペックをチェックする
Silent Pro Gold
Chapter.2
・「Silent Pro Gold」パッケージ、外観、フラットモジュラーケーブルをチェックする
Silent Pro Gold
Chapter.3
・「Silent Pro Gold」エアフロー、内部構成パーツ(1200W)をくまなくチェックする
Chapter.4
・「Silent Pro Gold」内部構成パーツ(800/600W)と総括
 
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