エルミタ的速攻撮って出しレビュー　Vol.58　CoolerMaster Silent Pro Gold検証

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｜パッケージから本体まで、隅々をチェックする

　「Silent Pro Goldシリーズ」数字上のスペックを見てきたが、次に用意したサンプル品1200W/800W/600Wそれぞれを実際にチェックする。まずは金と黒のツートンカラーで仕上げられた製品パッケージから見てゆこう。


80PLUS GOLD認証を最大限にアピールしたゴールド基調のパッケージデザイン。寸法はD380×W210×H130mmで、全容量共通サイズ。しつこいようだが製品版には特徴を画像で解説した日本語ステッカーが貼られている

ふたは横開きタイプを採用。1200Wモデルは奥行きがあるものの、パッケージサイズは全モデル共通	これが内容物全て。モジュラーケーブルは専用袋に収められている

CDサイズのジャケットには全モデル共通のマルチランゲージマニュアルと、名刺サイズのWARRANTYカードが入れられていた	モジュラーケーブル専用袋。マジックテープでふたが閉められており、必要なものだけを取り出して保管しておくことができる

モジュラーケーブル専用袋の中には、電源ユニット固定用インチネジ4本が同梱されていた。なおケーブルの詳細は後述	存在感たっぷりの電源ユニット本体。パッケージ同様のカラーリングで、GOLD認証電源である事がアピールされている

｜Silent Pro Gold各モデルの特徴をチェックする

3モデルを開封したところで記念撮影。メーカー想定売価ベースでの合計金額は約8万円。なかなか豪華なショットになった

■Silent Pro Gold 1200W



外形寸法150×180×86mmの1200W。筐体は傷や汚れがつきにくいマットコーティングタイプで、ゴールドカラーのファンガードが良く似合う

■Silent Pro Gold 800/600W



800W/600Wモデルは共通サイズの150×160×86mm。搭載ファンは120mm口径で、スペックを知らなければ普通のモジュラータイプ電源ユニットにみえる

｜Silent Pro Gold各モデル共通しているところ


高い剛性と通気性に優れたハニカム構造を採用した通気孔。電源ソケット下にはロゴがあしらわれている

モジュラーケーブルの本体側コネクタ口。ケーブルの内容に相違はあるものの、1200Wと800/600W共に共通

採用されるゴールド色のファンガードは、80PLUS GOLD品の証（？）。画像右はネジの封印“Warranty”シール

｜モジュラー&フラットケーブルの利便性

　「Silent Pro Goldシリーズ」のケーブルは、メインATX24pinおよびCPU4+4pin以外はモジュラー式（着脱式）が採用されている。利便性については言うまでもなく、必要な本数だけケーブルを接続する事で余分なスペースが占有されず、ケース内部を配線を整理できるメリットは大きい。
　ただし従来品で多くみられるメッシュシールドタイプはノイズ対策に特化していると“謳われている”が、非常に固く、せっかくのモジュラー式の利便性が存分に発揮できていない。それを解消するために、「Silent Pro Goldシリーズ」では採用されるモジュラーケーブルをすべてフラットタイプとした。コンパクトに結束できるフラットタイプならば、空きベイスペースに余ったケーブルを押し込んだり、マザーボードトレイ裏面に引き回しても、サイドパネルを圧迫する心配も少ない。おそらく現在流通している電源ユニットの中では、トップクラスと言える。


本体側コネクタはGoldカラー（黄色）を採用。6pinタイプはPCI-Express用コネクタ

本体側コネクタ5pin横配列はHDD/SATA/FDD用

画像上が従来品のシールドケーブル。試しにワイヤーで結束してみると、フラットケーブルはかなりコンパクトにまとめられる事が分かるだろう