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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.68 Dragon slayerの兄貴分「Dragon Rider」徹底検証
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実用的なドライブベイユニット部

 ここからは「Dragon Rider」の細部にスポットを当て、隅々チェックしてみよう。まずはPCケースの仕様で多くのユーザーが最重要ポイントとして見るドライブベイユニット部だ。PCケースの善し悪しの大部分が決定してしまう可能性がある箇所だけに、ここはじっくりとご紹介したい。

 このモデルのドライブベイレイアウトは5.25インチオープンベイ×5段、3.5インチオープンベイ×1段(5.25インチオープンベイ×1段排他仕様)、3.5インチシャドウベイ×6段、そして2.5インチシャドウベイ×1段となり、標準で3.5インチHDD×6台+2.5インチSSD/HDD×1台で合計7台ものストレージデバイスが格納できる。
 大容量HDDの単価が低く、ついついHDDを追加してしまうという“動画コレクター”ユースにも十分対応するスペックと言えるだろう。またこれらが全て変換アダプタ等を使用せずに搭載できるのは、In WinがPCケースのドライブベイに対するプライオリティの高さが窺える点ではないだろうか。
 なお搭載方法については、3.5インチシャドウベイおよび5.25インチオープンベイはツールフリー仕様で、ネジは一切必要としない専用レールが搭載可能台数分用意されている。


■合理的な「防振レール」収納ボックス
Dragon Rider
「防振レール」と名付けられた5.25インチおよび3.5インチドライブ用レールは、専用収納ボックスに綺麗に並べられ、5.25インチ最下段に収められている。これを固定するのも5.25インチ専用レールで、「Dragon Slayer」にもあったIn Winの合理的な考え方を垣間見ることができる
Dragon Rider Dragon Rider
「防振レール収納ボックス」裏表にはレールがびっしりはめ込まれていた
Dragon Rider Dragon Rider
HDDドライブ防振レールは6台分12本
光学ドライブ用防振レールは5台分10本


■5.25/3.5インチオープンベイ
Dragon Rider Dragon Rider
5.25インチオープンベイは全5段。内1段は3.5インチと排他仕様で、デフォルトでは最上部がそれに当たるが、もちろん任意でレイアウトを自由に変更する事ができる
Dragon Rider
フロントパネルを外したシャーシ本体側のドライブベイ部。例によって切り込みが入れられたフタが付けられていた。この手のフタの多くには申し訳程度の通気穴が空けられているが、果たして効果はあるのだろうか
Dragon Rider Dragon Rider
8角形のIn Winロゴイルミネーション部より下はHDDケージ部を冷却する120mm吸気ファンが内蔵されている
ベゼルは両側面のツメで固定されており、前面から着脱が可能
Dragon Rider Dragon Rider
5.25インチベゼルは通常の5.25インチと3.5インチ排他の2種類。裏面には防塵フィルタが装着されている
Dragon Rider Dragon Rider
3.5インチベゼルを外してみたところ。外し方は5.25インチと同じ
最下段にある5.25インチオープンベイはダミー。ベゼルを外す事で“何かできそう”だが、実際には吸気ファンがあるため、何があるワケでもなく、完全にデザイン的なもの
Dragon Rider Dragon Rider
デフォルトでは最上段に装着されているマウンターを外し、5.25インチドライブを装着。もちろん使い勝手により5.25インチベイのどこに搭載してもOK
Dragon Rider Dragon Rider
マニュアル日本語表記通りで言う「3.5インチ装置変換ケージ」。3.5インチドライブを5.25インチに搭載させるためのマウンターとなる


■2.5/3.5インチシャドウベイ
Dragon Rider
3.5インチドライブシャドウベイは全6段。フロント120mm吸気ファンがHDDの冷却を担う。全段にHDDをフル搭載させた場合には一層頑張ってもらわなければならない
Dragon Rider Dragon Rider
Dragon Rider
3.5インチHDDに専用レールを装着し、HDDケージに搭載させてみる。ケージを構成する2枚のパネルには通気穴が設けられている。なおHDDのコネクタは左サイドパネル側に向くようになる
Dragon Rider Dragon Rider
2.5インチシャドウベイは5.25インチと3.5インチシャドウベイの間に1段用意されている。もちろんSSD用途向けの装備で、専用トレイの底穴からネジ固定するタイプ。シャドウベイへの固定はツールフリー仕様



さすがに贅沢なスペースを有する電源ユニット搭載部

 「Dragon Rider」の大型サイズで一番の恩恵を受けているのは電源ユニットかもしれない。
 このモデルは現在主流となる電源ユニットボトムレイアウトが採用されており、HDDシャドウベイと同一ラインに搭載スペースが用意されているのだが、ここがかなり広い。
 HDDケージ末端からケース背面までの距離は実測値で約350mmとなり、ハイエンドグラフィックスカード並の奥行きがある電源ユニットが搭載できてしまう事になるワケだ。
 スペースに余裕ができるのは大型PCケースの利点であり、ケーブル着脱式ではない電源ユニットでも、この部分に余ったケーブルを結束して放置する事は十分に可能。後述するケーブルマネジメント機構をうまく利用すれば、ケース内部のエアフローが妨げになるという心配も少ないだろう。
 ただし欲を言えば、この空きスペースを別の用途で有効に使う事ができたかもしれない(例えばHDDケージをもう1段並べるなど)。 勝手な想像だが、設計者ここは悩み所だったのではないだろうか。

Dragon Rider
電源ユニットはボトムレイアウトを採用。底面から吸気し、背面に排気するというスタンドアローン状態で稼働させる事ができる
Dragon Rider Dragon Rider
メッシュカバーはワンタッチで着脱が可能。ただし電源ユニットとシャーシ底面に挟まれてしまうため、メンテナンスの要領が良いとは少々言い難い
電源ユニットのシャーシ側受部の四隅にはゴムインシュレーターが装着済み。電源冷却用ファンの駆動振動を筐体に伝導させないよう配慮がなされていた
Dragon Rider
電源ユニット有効スペースは実測値で約350mm。奥行き160mmの電源ユニットを搭載すると、約190mmの空きスペースができるため、非ケーブル着脱式電源の場合でも、余ったケーブルを束ねて放置する事ができる

・次は「Dragon Rider」のエアフローレイアウト、拡張スロット部、付属品の順でチェックして行く

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Dragon Rider
Dragon Rider
・ケースタイプ:フルタワー
・素材:1.0〜0.8mmスチール
・外形寸法:D578×W239×H556mm
・5.25インチ×5
・3.5インチ×1(5.25インチ1段使用)
・3.5インチシャドウベイ×6
・2.5インチ×1
・拡張スロット×8
・電源:オプション
・対応:E-ATX/ATX/MicroATX
・I/O
 :USB3.0×2/USB2.0×2/IEEE1394a×1
 :e-SATA×2/音声入出力
・ファン
 :フロント120mm×1/リア120mm×1
 :トップ120mm×1
 :左サイド220mm×1/右サイド120mm×1
メーカー製品情報
 
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