returns to
エルミタージュ秋葉原
 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」
 Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.141 不沈艦「COSMOS II」検証
the Voices 秋葉原Shop生の声
the Price アキバShopプライス画像掲示板
Special Price アキバShop特価品情報
PC Calender エルミタージュ的ロードマップ
Press Room リリース・トピックス・情報
Database エルミタージュ的データベース
Shop List 秋葉原Shopリスト
Akihabara Map 秋葉原Shop地図
Manufacturer List PCパーツメーカーリスト
Paet-time Job PC業界リクルート情報
Research 店員に聞く
携帯版エルミタージュ秋葉原
広告掲載について
情報・リリース窓口
About Us エルミタージュ秋葉原
 
 
ドライブベイ機構総チェック

 エアフローに並び、PCケースの花形といえば、ドライブベイ機構だ。大容量HDDのみならずSSDも入手性が格段に向上し、ヘビーユーザーに限らずストレージを複数台搭載させる人がほとんどだろう。いくらあっても困らないのが、ドライブベイ格納スペースというわけだ。
 「COSMOS II」の巨大な内部容量から、大いに期待してしまうのは筆者だけではないはず。さらに高額PCケースとくれば、さぞ凝った搭載機構やレイアウトが用意されているに違いない。



5.25インチドライブベイと、カートリッジ感覚の「X-dockスロット」

 アルミニウム製で高級感を演出し、開閉機構を備えたスライドドア。その中には、5.25インチオープンベイ×3段とセキュリティロック機構付きのホットスワップベイ「X-dockスロット」が装備されている。
 5.25インチオープンベイの存在価値については、これまで幾度となく触れてきたワケだが、「COSMOS II」ほどの大型PCケースでも3段と控えめな設計。数年前なら「少ない」と総叩きにあったはずだが、主たる利用用途である光学ドライブは今や1台が標準。ファンコントローラーなどの5.25インチドライブベイアクセサリーも現状おとなしく、3段設計は必要にして十分だろう。

よくできたスライドドアを開けると、中には5.25インチオープンベイ×3段とホットスワップ対応の「スロットインドック」が姿を現す
5.25インチドライブはツールフリー機構を採用。Cooler Masterロゴ部分をプッシュする事で、ロックがかかる仕組み。ドライブが空の状態でここを押すと、“カスカス”で心許ないが、実際にドライブを搭載させるとガッチリと固定する事ができた
下2段の「X-dock」と統一デザインの5.25インチブランクカバー。着脱はフロントアクセス式で、簡単に取り外す事ができる。なお見た目はメッシュ風だが、実際には完全に塞がれた状態

 一方で、これまで5.25インチドライブベイスペースだった場所に浸食してきたのが、3.5インチシャドウベイだ。「COSMOS II」には5.25インチベイサイズを使い、「X-dockスロット」が2段用意されている。いわずもがな3.5インチSATA HDDのホットスワップベイで、HDDをカートリッジ感覚で容易に付け替えることができる。容量単価が落ち着きつつあるHDDを手軽に出し入れしたい需要に応える便利なギミックで、可動式ベゼルはロック機構も装備されている。

3.5インチSATA HDD専用の「X-dockスロット」。フロントベゼルを解除すると、SATAコネクタから外れ、HDDを引き出す事ができる。なおスロット左側にはキーロック機構の鍵穴が確認できる



圧巻の全11段仕様の2.5/3.5インチシャドウベイ

 代表作となる初代「CM 690」の3.5インチシャドウベイ機構で、PCケースカテゴリに一石を投じたCooler Master。今や多くのPCケースで類似のスタイルを見る事ができる。
 「COSMOS II」もその流れを汲み、“ミドルケージ”で全5段、“ボトムケージ”で全6段の合計11段を装備させた。後者は3段のケージが並列にレイアウトされ、電源ユニットの搭載スペースと分け合う形で底面に配置。なおボトムケージは背面各2本のネジで固定され、着脱できる。
 SSD用途にも配慮された2.5インチ/3.5インチ共用シャドウベイは、カートリッジタイプのABS樹脂製トレイ(ブラケット)で、3.5インチHDDはツールフリー、2.5インチSSD/HDDはボトム部のネジ留め式が採用されている。

“ミドル”と“ボトム”にレイアウトされる2.5/3.5インチシャドウベイ。ミドルスペースにはフロント吸気200mmファンが搭載され、ドライブを冷却する事ができる
ABS樹脂製のトレイ(ブラケット)本体は、ケージ側面のレールにロックするワンタッチ式。Cooler Masterは「CM 690」以来、積極的にこの方式を採用している
ボトムケージには開閉式の冷却ファンユニットを装備。PCケースに対し、120mmファン×2基による横方向エアフローでドライブを冷却する。これについては後ほど詳しく解説する
トレイ(ブラケット)はミドルケージと共通部品。隣接するファンからの恩恵を十分に利用できるように、ベゼル部分は通気穴が用意されている
トレイ(ブラケット)に3.5インチHDD(上)と2.5インチSSD(左)を取り付けてみたところ。後者のみSSD底ネジ4本での固定となる

toppage  
次のページ
 

 
COSMOS II
市場想定売価:税込39,800円前後
発売日:2012年3月9日
製品情報(Cooler Master)
オピニオン
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.9 老舗冷却機器メーカーZALMANが目指す新たなステージとは?
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」Vol.8 SSDにみるPLEXTORブランドの品質面と安定性へのこだわり
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」Vol.7 SilverStoneに聞く、2011-2012の新戦力と展望。
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」Vol.6 忘れた頃にやってくる エルミタ的成田空港現場対談 2011 秋
エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.5 GIGABYTE製マザーボードのアレコレを台湾本社"PV"に直撃インタビュー
オススメ
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.132 新チップセットIntel「Z77 Express」搭載、「GA-Z77X-UD5H」検証
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.131 ASRock Z77チップ搭載のメインストリーム「Z77 Extreme4」速攻チェック
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.130 システム移行はクール&スピーディにキメる。Apricorn「SATA Wire 3.0」の速さに瞠目せよ
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.129 Wifi MediaRender「KRL100」で送る快適なデジタルライフとは
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.128 Kingstonの省電力向け「HyperX Genesis LoVo」シリーズ「KHX1600C9D3LK2/8GX」を試す
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.127 OCZ製SSDの廉価モデル「Petrol」と「Octane SATA2.0」に隠された秘密
エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.25 Noctua「NH-L12」検証
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.126
PLDS直系のLITEONから登場した「S100」シリーズの性能に迫る
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.125 Intel Z77チップ搭載マザーボード MSI 3モデルを画像でチェックしておこう。
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.124 全方位迎撃可能なオールラウンダーゲーミングヘッドセット CM Storm「Sirus」を試す
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.123 ローエンドでも品質に妥協なし。GIGABYTE H61マザーの実力を検証する
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.122
実用的スーパーフルタワー「Blackhawk-ULTRA」検証
エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.24 Cooler Master「風神スリム」検証
エルミタ的一点突破 SSD編 Vol.4 PLEXTOR 「PX-M3/PX-M3P」シリーズ検証
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.121 「X79 Extreme9」でASRockマザーボードの魅力を再検証する
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.120 エントリーモデルでもオーバークロックは任せろ。実力者「GA-X79-UD3」検証
エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.23 ZALMAN「CNPS11X Performa」検証
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.119 SilverStone PCケースの新機軸 Temjin「SST-TJ04B-EW」徹底解剖
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.118 仮想ドライブ機能を搭載した変わり種ドライブケース「ZM-VE300」を試す
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.117 GIGABYTE「GV-R797OC-3GD」ファーストインプレッション
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.117 Cooler Masterゲーミングブランドの自信作「Quick Fire Rapid」
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.115 ロックフリーの「A8-3870K」でオーバークロックを楽しむ
 
GDM Copyrightc1997-2010 GDM Corporation All rights reserved 掲載記事の無断転載を禁じます