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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.24 「CPU+GPU Intel Core i5の実力」
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「CPU+GPU Intel Core i5の実力」
〜 Clarkdale & H55 Express速攻レビュー 〜


2010年1月4日14:00 Jo_kubota
 2010年はIntelの新製品攻勢で幕を開けた。1月4日から販売解禁となった新型Atomに続き、同日発表(レビュー解禁)となったグラフィック機能を統合するプロセッサ“Clarkdale”こと「Core i5」4モデル、「Core i3」2モデル、そして「Pentium」G6950の合計7モデルは、一体どんな性格を持ち合わせているのだろうか。
 今回は対応チップセットとなるIntel H55 Expressマザーボードを使い、その実力を当サイトではお馴染みのJo_kubota氏により“速攻チェック”してみる事にした。
 なおこれらの販売解禁は1月8日11:00に設定されている。購入に踏み切るまで十分時間が用意されているので、じっくりとそのパフォーマンスを見て参考にして頂きたい。

グラフィックス機能を内蔵するプロセッサ「Clarkdale」の登場

Clarkdale
CPU+GPU初の「Clarkdale」(Core i5-661)
 遂に、グラフィックス機能までも統合するCPU「Clarkdale」が登場した。その存在は数年前から噂されていたが、Core i7シリーズでメモリコントローラを統合し、そしてAMDに先駆けて、デスクトップ向けCPUとして初となるグラフィックスを統合したのが、今回発表された「Core i5-670/661/660/650」「Core i3-540/530」、そしてPentiumブランドとなる「Pentium G6950」だ。

  対応するCPUソケットは、LGA1156で、すでに販売されている「Core i5-750」「Core i7-870」「Core i7-860」と同じだ。サポートされるチップセットは新たに登場した「Intel H55 Express」および「Intel H57 Express」の2種類だ。
  今回発表されたCore i5 600シリーズ、Core i3-500シリーズ、Pentium Gシリーズに共通しているのは、

・45nmのグラフィックスコアを内蔵
・32nmプロセスルールで製造されるCPUコア
・物理2コア

 となっている点だ。
  Core i5-600シリーズは、Hyper-Threadingをサポートしているため、論理4CPUとして機能するが、Core i3-500シリーズ、Pentium Gシリーズはデュアルコアとなる。またL3キャッシュ容量はCore i5-600シリーズが4MB、Pentium Gシリーズは3MBとなっている。

Clarkdale
「Clarkdale」(Core i5-661)背面
 Core iシリーズの特徴でもあった、Turbo Boost Technologyは、Core i5-600シリーズではサポートされているが、Core i3シリーズは対応していない。また、Core i5-750の動作クロックが2.66GHzなのに対し、今回発表された中でもっともローエンドな、Pentium G6950でも2.80GHz、最上位となるCore i5-670では3.46GHzとかなり高クロックなのも特徴だろう。ただしTurbo Boost時の倍率はわずか1倍向上するだけに留まっている。
  CPUコアは32nmプロセスルールで作られているため、TDPが高クロックにも関わらず低く抑えられているのも特徴的だ。GPUを内蔵したCore i5-670/3.46GHzでも73W、これまで低いと言われたCore i5-750は95W、その差は22Wもある。そしてCore i5-660、Core i5-661の違いは内蔵するGPUの動作クロックのみで、そのほかのスペックは全く同一。GPUクロックが900MHzとなるCore i5-661のTDPは87Wと14Wほど高くなっている。
  メモリは、LGA1156のCore iシリーズと同様にDDR3-1333/1066をサポートし最大16GBまで搭載可能。もちろんデュアルチャネルアクセスとなる。なお詳しいスペックは下記のとおりだ。

■CPUスペック表
Core i5
  750
670 661 660
開発コード Lynnfield Clarkdale
プロセスルール 45nm 32nm
コア数 4 2 2 2
Hyper-Threading ---
論理CPU数 4 4 4 4
CPUクロック 2.66GHz 3.46GHz 3.33GHz 3.33GHz
Turbo Boost時 3.20GHz 3.73GHz 3.60GHz 3.60GHz
CPUソケット LGA1156
L2キャッシュ 256KB×4 256KB×2
L3キャッシュ 8MB 4MB
GPU内蔵 ---
GPUクロック --- 733MHz 900HMz 733MHz
TDP 95W 73W 87W 73W
  Core i5 Core i3 Pentium
  650
540 530 G6950
開発コード Clarkdale
プロセスルール 32nm
コア数 2 2 2 2
Hyper-Threading
論理CPU数 4 2 2 2
CPUクロック 3.20GHz 3.06GHz 2.93GHz 2.80GHz
Turbo Boost時 3.46GHz --- --- ---
CPUソケット LGA1156
L2キャッシュ 256KB×2
L3キャッシュ 4MB 3MB
GPU内蔵
GPUクロック 733MHz 733MHz 733MHz 533MHz
TDP 73W 73W 73W 73W

■Intel H55 Express Chipset Platform Block Diagram
CPU+GPU Intel Core i5の実力

■CPU-Z(Core i5-661) ■GPU-Z(Core i5-661)
CPU-Z
Core i5-661のCPU-Z。最低クロックは、Core i5-750と同じ1.2GHzとなる
CPU-Z
  Core i5-661のGPU-Zの結果


Intel H55 Expressチップ搭載マザーボード2製品を確認

 今回、使用するマザーボードはGIGABYTEの「GA-H55M-S2H」だ。このほか、GIGABYTEでは上位モデルとなる「GA-H55M-UD2H」が登場する。いずれもmicroATXマザーボードだが、両者の大きな違いは、メモリスロットが2本か4本という点。このほか、-UD2HにのみDisplay Port、IEEE1394a、eSATAが装備され、GIGABYTE製のミドルレンジ以上で採用されている「Ultra Durable 3」を採用し、2オンスのGND層の採用やすべて固体コンデンサを搭載するなどの差別化が図られている。
  両者に共通する装備として、オンボードグラフィックス出力にVGA×1、DVI×1、HDMI×1を装備し、拡張スロットはPCI×2、PCI Express 2.0 x16×2と、十分な数が用意されている。2本のPCI Expressは、ATIのCrossFireXをサポートし、CFX構築時にはx8+x8接続となる。

■GIGABYTE「GA-H55M-S2H」主要スペック

対応ソケット:LGA1156
チップセット:Intel H55 Express
フォームファクタ:microATX
拡張スロット:PCI×2、PCI Express 2.0 x16×2
メモリスロット:DDR3 DIMM×2
ストレージ:SATA×6、IDE×1、FDD×1
VRD回路:7フェーズ
PS/2:キーボード・マウス兼用×1
USB2.0:8ポート
ディスプレイ出力:DVI、HDMI、VGA
サウンド出力:7.1ch+S/PDIF(光)出力×1
その他:VRD回りが固体コンデンサ仕様

GA-H55M-S2H GA-H55M-S2H
GA-H55M-S2H  

■GIGABYTE「GA-H55M-UD2H」主要スペック

対応ソケット:LGA1156
チップセット:Intel H55 Express
フォームファクタ:microATX
拡張スロット:PCI×2、PCI Express 2.0 x16×2
メモリスロット:DDR3 DIMM×4
ストレージ:SATA×5、IDE×1、FDD×1
VRD回路:7フェーズ
PS/2:キーボード・マウス兼用×1
USB2.0:6ポート
eSATA:1ポート
IEEE1394a:1ポート
ディスプレイ出力:DVI、HDMI、VGA、Display Port
サウンド出力:7.1ch+S/PDIF(光)出力×1
その他:Ultra Durable 3(オール固体コンデンサ)

GA-H55M-UD2H GA-H55M-UD2H
GA-H55M-UD2H  
機材協力:株式会社リンクスインターナショナル

次からは、早速“Clarkdale”の実力のをほど各種ベンチマークテストで確認してゆく事にする。今回のテストに用意したモデルは、発表された中で最もグラフィックスパワーの高いCore i5-661だ
 
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