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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.50 - IDE SSDでオールドノートは生まれ変わるのか
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HD Tune Pro 4.01によるテスト

 次にHD Tune Pro 4.01を使ってより詳細なチェックをしていきたい。なおBenchmark/Random AccessのWriteテストはパーティションが無い状態でないとベンチマークが実行できないため今回はテストから外すことにした。

ThinkPadX41 SSD搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  
ThinkPadX41 ハードディスク搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  

ThinkPadX40 SSD搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  
ThinkPadX40 ハードディスク搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  

VAIO VGN-TX91S SSD搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  
VAIO VGN-TX91S SSD ハードディスク搭載時
Benchmark Read Random Access Read
 
File Benchmark  

 Benchmark Readの結果をみるとSSD全てのモデルで平均80MB/secを超えており、さらにグラフがフラットで安定して速度が出ていることがわかる。一方、ハードディスクは最大でもせいぜい20MB/sec程度の転送速度で、さらにグラフのブレも大きく安定していない。
 Random Access Readの結果はさらに顕著で、512 byteをみるとSSDの結果は「ThinkPad X41/X40」では4,800 IOPS「VAIO VGN-TX91S」でも4,500 IOPS近い結果となっているのに対して、ハードディスクでは最大でも46 IOPSと100倍近い差が付いている。
 この結果からランダムアクセスが多いOSの起動などはかなり高速化されることがこの数値からも予測できる。

 File Benchmarkの結果は「ThinkPad X41」ではReadは90MB/sec弱、Writeは85MB/sec程度となり、結果も安定していた。一方「ThinkPad X40」ではReadは90MB/sec弱とほぼ同じ数値となったが、Writeは最大でも75MB/sec程度でブレも大きい結果となった。これはX40とX41のチップセットの違いによるものだと考えられる。
 「VAIO VGN-TX91S」の結果はCrystalDiskMark 3.0.1の結果に近く、Readは85MB/sec近く数値が出ているものの、Writeは30MB/sec程度となった。「VAIO VGN-TX91S」ではWriteに関して何らかのボトルネックが発生していると考えられる。


ATTO Disk Benchmark 2.46のテスト

 最後にATTO Disk Benchmark 2.46を使って、各種ファイルサイズによる転送速度を確認することにした。

ThinkPadX41 SSD搭載時 ThinkPadX41 ハードディスク搭載時
ThinkPadX40 SSD搭載時 ThinkPadX40 ハードディスク
VAIO VGN-TX91S SSD搭載時 VAIO VGN-TX91S ハードディスク

 こちらは「HD Tune Pro 4.01」のFile Benchmarkと似たような結果で、SSDのReadはいずれも約90MB/secとなった。また、Writeの結果は、「X41」がほぼスペックどおり約90MB/sec、「X40」は約60MB/sec、「VAIO VGN-TX91S」は約30MB/secとなり、マシンによって差が出る結果となった。


Windows XPの起動時間のベンチマーク

 今回はさらに、Windows XPの起動時間についても計測してみることにした。計測方法はアナログな方法だが、「Windows XPのロゴ」が出てから、スタートアップに登録しておいたテキストファイルが表示されるまでの時間をストップウォッチにて測定した。計測は5回ずつ行い、最大と最小の結果を破棄した3回の平均をとって結果とした。
 なお、今回は前述通りSSDとハードディスクで全く同一のシステムではないが、常駐ソフトなどは全てOFFにした状態で出来る限り同じ状況にしてテストを行った。

OS起動時間

 Windows XPの起動時間は「ThinkPad X41」57秒から15秒に、「ThinkPad X40」57秒から16秒に、「VAIO VGN-TX91S」61秒から22秒にそれぞれ大幅に短縮された。実際にテストをしていても全く別のマシンを使っているのかと錯覚するほどの劇的な違いで、フォルダの開閉やアプリケーションの起動も体感できるレベルで高速化された。


消費電力の違いを確認

 最後に、SSDとハードディスクそれぞれを使用した場合の消費電力の違いを測定した。
 アイドルはOSを起動して10分放置した後の値を、ベンチマークはCrstalDiskMark3.0の1000MBテストを実行したときの最大値をそれぞれ取得した。

消費電力

 1.8インチのハードディスク自体がもともと低消費電力のため、SSDを搭載した場合に消費電力が増える可能性も考えられたが、消費電力は同等かやや少ない結果となった。
 また発熱も抑えられており、「ThinkPad X41」「X40」でハードディスク使用時には、左側のパームレストが熱くなり手のひらが汗ばむことがあったが、SSDを搭載している場合はほんのり温かい程度で、不快なほど温度があがることはなかった。


オールドノートパソコンを復活させる最良の手段

 古いノートパソコンにSSDを搭載して各種ベンチマークやOSの起動時間を確認してきたが、アップグレード手段としては非常に有効なことが分かった。特に1.8インチハードディスクは転送速度が遅いため、SSDへ換装することでOSなどの起動だけでなく、仮想メモリを使うような比較的メモリを消費するアプリケーションを使う場合にも大幅な高速化が期待できる。
 また、1.8インチSSDは256GBとIDEタイプのハードディスクにはない大容量のモデルも販売されているため、高速化と同時に大容量化も実現できる。
 消費電力についても1.8インチハードディスクと比較しても同等以下に抑えられており、発熱も少なくなっている。
 さらに、駆動部が無いため衝撃にも強く、持ち運びがメインとなるモバイルノートパソコンの場合はハードディスクより安心して使用することができるようになる点もメリットといえるだろう。
 古いノートパソコンを使っていて性能に不満があるなら、SSDへの換装は非常におすすめのアップグレード方法だ。

機材協力:株式会社ソリッドマイクロ
Mach Xtreme Technology
GDM Corporation All Rights Reserved
 
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