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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.37 -ExpressCard USB3.0 PhotoFast GM3000EXをためす。
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「GM3000EX」をセットアップをしてみよう

 転送スピードテストを行う前に、ドライバのインストールが必要だ。ここでは順を追ってセットアップ画面をご覧いただこう。まずお断りしておくと、別段難しい事はひとつも無く、「GM3000EX」は同梱のドライバCDを使用してNECのUSB3.0チップドライバをあてるだけ。「GIGABOX」についてはそのまま挿せば労せず認識してくれる。

GM3000EX
カードを挿して真っ先に出る画面。「コントロ」の文字から、どこか旨そうなイメージが沸いてくる、、、 というワケで付属のドライバCDで、「NEC Electronics USB3.0 Host Controller Driver」をインストールする
GM3000EX
InstallShield Wizardが完了し、これでUSB3.0コントローラーのドライバがインストールされた事に デバイスマネージャーを念のため確認。問題があるはずもなく、あっさりとセットアップは完了した
「GM3000EX」にMachのSSDを内蔵させた「GIGABOX」を挿してみたところ、デバイスマネージャーのディスクドライブ欄に「MXSSD2MX S-100G USB Device」の文字が



GM3000EX + GIGABOXで転送速度テストを行う

 準備万端。環境が整ったところで、USB3.0ボード「GM3000」+Mach SSDを内蔵させた「GIGABOX」の実力を計測してみたい。今回使用したノートPCはSONY VAIO Eシリーズ。CPUにはIntel Core i3-330M(2.13GHz)+Intel HM55 Expressチップで構成されており、OSにはWindows 7 Home Premium 64bitがインストールされている。
 計測にはいつも通り「CrystalDiskMark 3.0」を使用した。またMach Xtreme「MXSSD2MDS-100G」(100GB)は、コントローラーにSandForce SF-1200が搭載されているため、その特性から「CrystalDiskMark 3.0」では圧縮率の高い「All 0x00」で計測を行っている。これについては過去レビューに詳しいので、ご一読頂ければと思う。

  SONY VAIO E
CPU Intel Core i3-M330(2.13GHz)
チップセット Intel HM55 Express
メインメモリ 4GB
OS Windows 7 Home Premium 64bit

CrystalDiskMark 3.0 CrystalDiskMark 3.0
【50MB】 All 0x00
【100MB】 All 0x00
CrystalDiskMark 3.0 CrystalDiskMark 3.0
【500MBAll 0x00
【1000MB】 All 0x00

 テストに使用したMach Xtreme「MXSSD2MDS-100G」(100GB)の公称転送速度から言うと、額面通りとは行かない。そもそもデスクトップ向けマザーボードにおいてもUSB3.0(またはSATA 6Gbps)PCI-Expressとチップ間の帯域ボトルネック解消にブリッジチップを搭載させたモデルと非搭載モデルでは転送速度に見過ごせない差が現れる事が分かっているが、今回用意した環境でもUSB3.0-SATAブリッジの影響や後述するExpressCard34スロットの仕様など、原因はいろいろと考えられるだろう。


USB2.0対応モバイルケースでもテストしてみる

 ここでは比較対象として、USB2.0対応2.5インチSATAモバイルケースを用意し、同じく転送速度テストを行ってみたい。USB2.0は理論値で480Mbpsとなり、USB3.0の5Gbpsに比べると数字上は遙かに低い転送速度となっている事はご存じの通り。「GM3000EX」を介して、どれほどの差があるのだろうか。
 なお今回使用したUSB2.0対応SATA 2.5インチモバイルケースは、玄人志向「GW2.5AI-SU2」。簡単に紹介しておくと外形寸法120×75×10mm、重量59gのバスパワー駆動モデルで、実売価格は2010年5月現在で1,000円を切るショップも確認できる、非常にスタンダードかつシンプルな製品だ。最低限の仕事をこなす安価なモデルとして日頃愛用している。

CrystalDiskMark 3.0 CrystalDiskMark 3.0
USB2.0接続時【50MB】
USB2.0接続時【100MB】
CrystalDiskMark 3.0 CrystalDiskMark 3.0
USB2.0接続時【500MB
USB2.0接続時【1000MB】

 結果を見ると、予想通りの差がついた。このスコアを見る限り、当たり前とは言え高速転送がウリなSSDをUSB2.0接続で外付け使用する意義は極めて低い。未だ高価なストレージとなるSSDをわざわざUSB2.0接続用に用意するケースは希だが、このテストによりSSD本来の使用用途が明確に現れていると言えるだろう。

 デスクトップPC、ノートPC両者ともに発展途上とは言える段階なのかもしれないが、ランダムリード&ライトはSSDならではの数値が出ている。もの凄く速いとは言うワケではないが、現時点でのノートPC外付け環境としてはやはり速い部類に十分入ると言ってよいだろう。


PCI-Express Gen1/Gen2にも注意が必要

SONY VAIO Yシリーズでもテストを行ってみたところ、、、
 2タイプの転送速度テストを行ったが、実はUSB3.0接続テストには2種類ノートPCを用意していた。
 当初使用したモデルはスタッフ私物の「SONY VAIO Yシリーズ」。ExpressCard34スロットに「GM3000EX」を装着し、「CrystalDiskMark 3.0」を走らせたところ、玄人志向のUSB2.0ケース接続時とほぼ同じスコアとなってしまった。
 実はUSB3.0外付け環境を構築する場合に注意が必要なのはPCI-Express Gen1/Gen2のボトルネックの問題だ。
 これについては“2009年後半以前に販売されたノートPCでは、USB3.0の機能が制限される場合があります”と「GM3000EX」販売元のPhotoFastでも特記事項として明記されており、現在店頭に並べられているノートPCでもPCI-Expressの仕様により、USB2.0接続時程度の転送速度となってしまうため注意が必要だ(テスト結果参照)。この点については、所有するノートPCのスペックを事前に確認し、もし旧世代のExpressCard34スロットならば、潔く諦めるしかない。

  SONY VAIO Yシリーズ
CPU Intel Core 2 Duo SU9400(1.4GHz)
チップセット Mobile Intel GS45 Express
メインメモリ 4GB
OS Windows 7 Home Premium 64bit

CrystalDiskMark 3.0
【50MB】
【100MB】
CrystalDiskMark 3.0 CrystalDiskMark 3.0
【500MB
【1000MB】

さて次はHDD環境のノートPC搭載のSSD環境に移行する時などに便利なソフトウェアFARSTONE 「DriveClone Pro7」をご紹介しよう。データストレージに関する便利な機能を満載して売価7,980円の統合型バックアップコピーツールだ。
 
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GM3000EX
PhotoFast「GM3000EX」
 
(その1) 「GM3000EX」と「GIGABOX」製品紹介
 
(その2) USB3.0環境で転送速度チェックを行ってみる
 
(その3)統合型バックアップツール「DriveClone Pro7」のススメ
 
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