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[COMPUTEX] SilverStoneの両看板、Raven&Fortressに異変。その新たなる仕掛けとは?

2012年6月10日 4:40 更新
2012年6月8日取材
 
 エルミタ読者にもファンが多い、SilverStone Technology(本社:台湾)のブースでは、今年も新型PCケースが多数発表され、多くの関心が寄せられた。


COMPUTEX TAIPEI 2012インデックスページ
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201206/computex_index.html


■180mm新型“Air Penetrator”ファンで熱を一気に排出する「FT04」

 SilverStoneと言えば、日本国内市場でも人気のPCパーツメーカー大手。洗練されたスタイルに惹きつけられ、斬新なギミックで自作派を楽しませてくれる。そんな同社のブースでは、エルミタですっかり常連のマーケティング・マネージャーTony Ou氏が、笑顔で出迎えてくれた。ここでは同社が最も注力する新型PCケースの数々をご紹介しよう。

製品の紹介をしてくれたのは、エルミタではすっかりお馴染みである、SilverStoneの顔、マーケティングマネージャーのTony Ou氏。

 Tony Ou氏が自信たっぷりに解説を始めたのは、SilverStoneの看板モデルのひとつ、「Fortress」シリーズの新製品「Fortress FT04」だ。
 「Fortress」と言えば、先月末「速攻撮って出しレビュー」で「SST-FT03-MINI」を検証したばかりだが、今回お披露目された「FT04」はフロントおよびトップ面にアルミニウム素材を採用するE-ATX対応モデルとなる。

SilverStoneのボリュームゾーン「Fortress」シリーズの新作「FT04」。E-ATX対応だけあって、「SST-FT03-MINI」に比べるとかなり大型である事がわかる。発売は第4四半期で、ターゲットプライスは200ドル前後

 肉厚アルミニウム製フロントドアを開くと、目に飛び込んでくるのは180mm口径の「Air Penetrator」ファン2基の存在。これはエアフローの直進性が最大の特徴となる“徹甲弾ファン”の新製品「AP182」で、ファンコントローラーによりワイドレンジ500〜2,000rpm間で回転数を任意制御できる。
 最小回転500rpmでも60CFMを確保するという「AP182」の特性により、構成パーツから発せられる熱を背面へ一気に排出してしまおうという明確なコンセプトが読み取れる。また画像でも確認できるように、リア下部には120mm口径ファンの増設スペースが1つ用意されているが、積極的に増設する必要性はないという。
 ちなみに「FT04」の外形寸法はW219×D482×H546mmで、E-ATX対応にしては奥行きが短い。これはフロント部の「AP182」とリア排出部の距離を短くする事で、直進性エアフローの静圧能力を落とすことなく、“一気排出”がより効果的に実現するという。

フロントドアの奥には、ホワイトカラーの180mm口径「Air Penetrator」ファン2基がフロントパネルの半分以上にわたり占有されていた。なお回転数は5.25インチベイ右下にあるツマミで任意調整できる

 さらにフロントドア内側に目を向けると、音漏れを防止する吸音シートが貼り付けられており、本体細部を見回すとサイドパネルやトップ面、ボトム面にも同様に、防音対策が施されていた。つまり「FT04」は静音PC構築をも意識したE-ATX対応ケースと定義できるだろう。
 その他、基本スペックは5.25インチ×2、3.5インチシャドウベイ×7(内2段はホットスワップベイ)、2.5インチシャドウベイ×4を備える他、グラフィックスカードの歪みを防止するステイタイプのVGAホルダや、重量級のCPUクーラーの脱落を防止するジャッキアップ風「サポーターアーム」も採用されている。


■「TJ08B-E」のノウハウを活かしたE-ATX対応「Raven RV04」

 次に紹介してくれたのは、その斬新なアイデアから爆発的にヒットした「Raven」シリーズ待望の新作「Raven RV04」だ。
 「Raven」と言えば、歴代「RV02」「RV03」2モデルを徹底検証した秀作だが、今回の「RV04」は設計コンセプトを変更してきた。その最大のポイントは、斬新だったバックパネルI/Oと拡張スロットがトップレイアウトではなく、通常のリア部に“引越し”た点。筆者だけでなく、これを知った読者はやや拍子抜けかもしれない。しかしSilverStone曰く、4代目の設計変更については“先代継承よりも好評の既存モデル「TJ08」のエアフローコンセプトを取り入れた結果”であり、これまでのスタイルが「Raven」の代名詞ではない事がアピールされた格好だ。ちなみに冷却性能は「Raven RV02」よりも高いという。

いわば“通常スタイル”に設計が変更された新型「Raven RV04」。既存モデル「TJ08」のエアフローコンセプトを「Raven」に融合し、軌道修正を行っている

 外観は「FT04」同様にフロントドアを装備するものの、素材はプラスチック製。外形寸法はW219×D497×H581mmで、「FT04」に比べ、高さ奥行き共に一回り大きい。しかしながら内部構造はほぼそれに近いながら、フロントドア裏などに吸音シートは無く、前者が“静音PC系”に対し、“冷却重視系”と差別化が図られている。

フロント吸気ファン前面には、開発に苦労したという目の細かい新型フィルターを装備。これにより吸気性能は格段に向上したとか。なおファンコントロール機能は700rpmと1,200rpmの切替式が採用されている
門外不出(?)クラスの新型フィルタがコレ。また「FT04」同様、ステイタイプのVGAホルダなども装備されていた

 なお気になる売価だが、Tony氏によると130〜150ドル程度というから「FT04」よりも下位に属する事になる。予想される市場からの賛否両論については、第4四半期とされるローンチを待つことにしたい。

TEXT:GDM 松枝 清顕/取材:Tawashi

COMPUTEX TAIPEI 2012
http://www.computextaipei.com.tw/ja_JP/index.html
SilverStone Technology
http://www.silverstonetek.com/

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