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プレスリリース
[リリース] インテル、Sandy Bridge Core i3/i5/i7正式発表
2011年1月6日 11:01 更新
2011年1月6日11:01プレスリリース
リリース
 
Intel Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2011年1月6日11:01、開発コード名「Sandy Bridge」こと第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー「Core i3」「Core i5」「Core i7」シリーズ、および対応チップセット「Intel P67/H67」を正式に発表した。なお発売は1月9日0:00以降。


■遂に正式発表された第2世代インテルCoreプロセッサと6シリーズチップセット

第2世代インテル Core プロセッサー ・ファミリー
http://www.intel.com/p/ja_JP/products?iid=hdr-JP+product

Sandy Bridge
 Intel Corporationの日本法人、インテル株式会社のWebサイトでも1月5日から掲載が開始されている開発コード名「Sandy Bridge」ことグラフィックス機能統合型CPU「Core i3/i5/i7」が正式に発表された。

 ご存じの通り、Intelは「Clarkdale」でグラフィックコアの統合を果たしていたものの、CPUコアの製造プロセスが32nm、グラフィックコアが45nmとなっており、1パッケージに2つのダイが搭載されている形になっていた。一方、今回登場した「Sandy Bridge」では製造プロセスが32nmに統一され、1つのダイに統合されている。

 「Sandy Bridge」で内蔵されているグラフィックコアはシェーダプロセッサとなる「Execution Units」が12基の「Intel HD Graphics 3000」と6基の「Intel HD Graphics 2000」の2種類が用意され、デスクトップ向けCPUは倍率ロックフリーのKシリーズに「Intel HD Graphics 3000」が、それ以外のCPUには「Intel HD Graphics 2000」が搭載されている。
 また、CPUコアに目を向けてみると「Clarkdale」では2コアまでに対し、「Sandy Bridge」では4コア製品がラインナップされており、「Clarkdale」に比べてよりハイエンド向けの構成が可能となっている。

デスクトップ向けSandy Bridge「Core i7」プロセッサー
型番
クロック
TB時
コア/
スレッド
L3
TDP
HD Graphics
Graphics最大
3.4GHz
3.8GHz
4/8
8MB
95W
3000
1350MHz
3.4GHz
3.8GHz
4/8
8MB
95W
2000
1350MHz
2.8GHz
3.8GHz
4/8
8MB
65W
2000
1350MHz
デスクトップ向けSandy Bridge「Core i5」プロセッサー
型番
クロック
TB時
コア/
スレッド
L3
TDP
HD Graphics
Graphics最大
3.3GHz
3.7GHz
4/4
6MB
95W
3000
1100MHz
3.3GHz
3.7GHz
4/4
6MB
95W
2000
1100MHz
2.7GHz
3.7GHz
4/4
6MB
65W
2000
1100MHz
2.3GHz
3.3GHz
4/4
6MB
45W
2000
1250MHz
3.1GHz
3.4GHz
4/4
6MB
95W
2000
1100MHz
2.5GHz
3.3GHz
4/4
6MB
65W
2000
1100MHz
2.7GHz
3.5GHz
2/4
3MB
35W
2000
1100MHz
2.8GHz
3.1GHz
4/4
6MB
95W
2000
1100MHz
デスクトップ向けSandy Bridge「Core i3」プロセッサー
型番
クロック
TB時
コア/
スレッド
L3
TDP
HD Graphics
Graphics最大
3.3GHz
---
2/4
3MB
65W
2000
1100MHz
3.1GHz
---
2/4
3MB
65W
2000
1100MHz
2.5GHz
---
2/4
3MB
35W
2000
1100MHz


■Sandy Bridgeグラフィックス機能を中心に簡易チェックをしてみる

 「Sandy Bridge」は第1世代「Penryn」、「Nehalem」の45nmプロセスに続く第2世代「Westmere」同様32nmプロセスで製造され、ソケット形状がLGA1155となった。さらにプロセッサの切り欠き位置が中心部から見てLGA1156が9mmに対し、LGA1155が11.5mmとなり、互換性が無く、当然の事ながらLGA1155対応の開発コードネーム「Cougar Point」ことIntel H67/P67チップ搭載マザーボードが必要となる。(例外としてASRock「P67 Transformer」が存在するが、こちらは過去レビュー参照
 ここでは編集部で入手した「Core i5-2500K」ASRock「H67M」を使って、簡単にSandy Bridgeをチェックしてみたい。

H67M H67M
編集部で入手したASRock「H67M」を使って簡易チェックをしてみる CPUソケット部はパッと見た感じLGA 1156と見分けがつかない。LGA1155のCPUクーラーはLGA1156と互換があるためそのまま流用が可能
Core i5-2500K Core i5-2500K
「Core i5-2500K」のCPU-Z。動作倍率は16倍〜33倍、BCLKは100MHzとなっており、最低動作クロックは1.6GHz。さらにTurboBoost機能により、最大3.7GHzと高クロックでの動作が可能

 今回は「Sandy bridge」最大のトピックとなるグラフィック機能の性能を中心にファーストインプレッションをお届けする。比較対象としては、Clarkdaleコアの「Core i3-530(2.93GHz)」とAMD 890GXの環境として「Phenom II X4 970(3.5GHz)」をそれぞれ用意した。


 まずは「Windows エクスペリエンスインデックス」を使って基本的な性能を確認。グラフィックス系のスコアとなる「グラフィックス」/「ゲーム用グラフィックス」は両方とも「6.2」という結果で、「Core i3-530」や「AMD 890GX」を大きく上回るスコアとなった。さらに4コアの効果もあり、「プロセッサ」のスコアも「7.5」と最も高い。Windows 7だけでなく軽いゲームでもグラフィックカードの増設は不要と言えるかもしれない。


 次に3Dベンチマーク「3DMark Vantage」にて性能を確認。今回はオンボードグラフィックということで「Performance」だけでなく、比較的軽い処理となる「Entry」でも測定。
 「Entry」の結果を見てみると、GPUスコアは「Core i3-530」の約2.4倍、「AMD 890GX」と比較すると約3倍となっている。
 「Performance」のGPUスコアではさらに差が広がり、「Core i3-530」の約5倍、「AMD 890GX」と比較しても約4倍で、「Intel HD Graphics 300」の優秀さが光る結果となった。



■「Core i5-2500K」のグラフィックス機能はどこまで遊べるのか

 次に実際のゲームパフォーマンスを確認すべく、「BIOHAZARD 5ベンチマーク」と「StreetFighter IVベンチマーク」を使って計測。解像度は1280×720ドット、その他の設定はすべてデフォルトに設定している。


 「BIOHAZARD 5ベンチマーク」はオンボードグラフィックでプレイするにはかなり重いゲームとなっており、「Core i3-530」や「AMD 890GX」では12fps前後と全くゲームにならない。一方、「Core i5-2500K」では24.0fpsで、設定をもう少し調整すればなんとかゲームプレイが可能なレベルとなっている。

 「StreetFighter IV」も、「Core i3-530」で18.71fps、「AMD 890GX」でも23.12fpとこれまではオンボードグラフィックでプレイするにはかなり厳しいゲームだったが、「Core i5-2500K」では40.52fpsと十分ゲーム可能なスコアとなっている。「Intel HD Graphics 300」を搭載している「Core i5-2500K」や「Core i7-2600K」を選択すれば、軽いゲームなら全く不満の無いレベルでプレイが可能となるだろう。


■オンボードグラフィック機能としては破格の性能

 駆け足で「Core i5-2500K」についてグラフィック性能を中心にチェックしてきた。「Clarkdale」や「AMD 890GX」で比較すると平均して約2倍、ベンチマークによっては5倍以上と大幅に性能は向上しており、オンボードグラフィック機能としては破格の性能と言っていいだろう。
 最近ではゲームだけでなく、OSやブラウザーといったソフトウェアでも、GPUを使って描画を行う方向に進んでいることから、グラフィック性能の向上は大きなメリットと言える。また、消費電力の面でも、性能向上やコア数の増加にもかかわらず低く抑えられており、バランスの良いCPUと言えるだろう。
 さらに、今回チェックした「Core i5-2500K」の予想実売価格は2万1000円程度、最上位となる「Core i7-2600K」でも2万9800円程度とコストパフォーマンス的にも優れており、非常に魅力的なCPUとしてユーザーに受け入れられるであろう。

 なおエルミタでは以後、Sandy BridgeおよびIntel 6シリーズ搭載マザーボードについては微に入り細を穿ち、じっくりとテストを進めて行く予定。

TEXT:GDM編集部 池西 樹/松枝 清顕

Intel Corporation
http://www.intel.com/
インテル株式会社
http://www.intel.com/

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