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[COMPUTEX TAIPEI 2010] “美しく青きドナウ”が運んできた新型クーラー 〜Noctuaブース編〜
2010年6月7日 5:25 更新
2010年6月4日エルミタ取材班
COMPUTEX
 
Noctua 音楽の都、オーストリア・ウィーンから車で15分ほどのフッテンガッセにオフィスを構えるご存じNoctua。PC業界としては異色とも言える、クラシック音楽の国がデザインしたCPUクーラーのプロトタイプをご紹介しよう。


■ロープロファイルトップフローの新型CPUクーラー登場

Noctua
http://www.noctua.at/

 “DESIGNED IN AUSTRIA”、Noctuaブースは同社コーポレートカラーのシックなブラウン色で統一。同社Webサイトでもお馴染みのヨーロッパ系美女(有名な人かもしれないが詳細は不明)の写真が大きく飾られた印象的なもであった。

 さて、今回「COMPUTEX TAIPEI 2010」にはプロトタイプ4機種を用意してきたが、その中でもトップフロースタイルでありながらデュアルファンを搭載したロープロファイルプロダクト「120/80mm Low-Profile Cooler」が良い雰囲気を醸し出している。

Noctua
Noctuaブース、今回の新製品は、ロープロファイルCPUクーラー「120/80mm Low-Profile Cooler」

 配布されているカタログにも未掲載となるこのモデル。残念ながら詳細は不明ながら、Mini-ITXフォームファクタやsmall HTPCユース向けにデザインされたトップフローCPUクーラーで、4本のヒートパイプを搭載し、120mmファンと80mmファンがヒートシンクをサンドイッチにしてしまった高パフォーマンスモデルと、120mmファンのみを搭載するモデル、さらにヒートシンク下部に80mmファンをシングル搭載させ、高さを63mmに抑えたモデルの3バリエーションが紹介されていた。

 デュアルファン搭載モデルのエアフローレイアウトはヒートシンクに吹き付けとなるため、恐らく80mmシングルファンモデルもいわゆる吸い出しになると思われるが、ヒートシンクに吹き付けるという使い方はどうだろうか。
 Noctuaの汎用ファンカタログモデルは「NF-R8」しかなく、これが採用されるならばスペックは“Low-Noise Adaptor”(抵抗ケーブル)無しで1800rpmの53 m³/hになるため、吸い出しの“跳ね返り”を考慮するならば、上方にストレス無く抜けさせた方が想像レベルでは冷却性能が高くなる可能性もある。さらに言えば、このスタイルでデュアルファンを用いた場合と、120mmシングル搭載の場合では、冷却能力にさほどの違いは出ないのではないかとも。製品化されれば、是非「エルミタ的一点突破」でテストを行ってみたいと思う。

Noctua Noctua
プロトタイプ「D-Type Cooler」(画像左)と「U-Type Cooler」(画像右)。前者120mmモデルは既存の「NH-D14」で採用されているヒートシンクにスクエアファンをセンター搭載させた(92mmファンモデルはヒートパイプ4本の小型タイプ)。後者は7本のヒートパイプを使った次世代サイドフローの位置付け。

Noctua
“EXCLUSIVE”として展示された「140mm C-Type Cooler」。画像左端に140mm「NF-P14」をデュアル搭載させたトップフローモデルが目立つが、ここまでくるとサイドフロータイプでよいのではないか?と思えてしまう


■Noctuaがダイレクトタッチヒートパイプを採用しない理由

 最後にNoctuaブースのSTAFFから興味深い話を聞くことができたのでご紹介したい。今回展示されたモデルを含め、Noctuaでは流行の“ダイレクトタッチヒートパイプ”式は一切採用されていない。これについて質問してみると、「ヒートパイプをダイレクトタッチにするメリットはあまり感じない。ベース部を鏡面仕上げにする事で、変わらぬ冷却効果を得ることができるため、余計な仕上げ工程を必要とするダイレクトタッチは採用していない」のだと言う。

 ちなみにNoctuaブースと同じ場所には製品の研究開発プロセスパートナー企業、Kolink(本社:台湾)のコンシューマ向けブランドであるCoolink(本社:台湾)が共同出展の形で製品展示を行っていたが、同ブランドでは初となるダイレクトタッチヒートパイプ採用モデルが用意されていた。これについてはまた別枠でお届けしよう。

TEXT:GDM 松枝 清顕/取材:Tawashi

Noctua
http://www.noctua.at/

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http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201006/computex_index.html


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