 |
[新製品] Thermalright、2010年前半のフラッグシップモデル「Venomous X」をひとまずチェックしておく |
2010年1月12日 4:15更新 |
2009年12月プレスリリース |
|
|
|
|
|
|
Thermalright(本社:台湾)は、今年度前半をリードするであろうサイドフロータイプのCPUクーラーフラッグシップモデル「Venomous X」を準備している。正式発表自体は昨年12月末となるが、ひとまず製品の詳細を確認しておこう。
■「Ultra-120 eXtreme Rev.C」に替る新フラッグシップモデル
前述通り、Thermalright「Venomous X」は、2009年12月の時点で正式に発表された同社のサイドフロータイプ新フラッグシップCPUクーラーだが、実は既に2009年6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI」のブースでプロトタイプは発表されている。若干のサイズ変更はあったものの、製品版はほぼ同じ仕様でリリースされる事となった。
ThermalrightがラインナップするサイドフロータイプのCPUクーラーを既に使っているユーザーには、「「Ultra-120 eXtreme Rev.C」に比べそれほどの目新しさを感じない、一見お馴染みのデザインが採用されている様にも見えるが、放熱フィンの形状に変更がなされ、鋭角に切り込みを入れたことで放熱効率を上げる工夫がなされている事が分かる。
さらにベース部は鏡面仕上げになり、凹凸を極力減少させる事で、CPUとのより確実な密着と熱伝導の向上が図られている。
以上2点が「Venomous X」の主な改良箇所で、小さな変更点ながら冷却能力は向上されており、プロトタイプから半年の時間を経てリリース準備を整えるThermalrightの製品に対する姿勢も読み取る事ができるのではないだろうか。国内発売に期待したい。
 |
 |
Venomous X(左)とUltra-120 eXtreme(右)の底面部比較 |
 |
 |
放熱能力を向上させるために鋭角な切り込みを入れた「Venomous X」。似て非なる重要な変更点だ |
|
Venomous X |
Ultra-120 eXtreme |
サイズ |
L |
127mm(-5mm) |
132mm |
W |
63mm(-0.44mm) |
63.44mm |
H |
160mm(-5mm) |
160.5mm |
重量 |
755g(-35g) |
790g |
対応 |
LGA775/1366/1156
(※1) |
LGA775/1366
Socket AM2/AM2+/AM3 |
ヒートパイプ |
φ6mm×6本 |
対応ファン |
120mm(リブ無し)※オプション |
その他 |
C100純銅製
ニッケルメッキ処理 |
アルミ製放熱フィン48枚 |
|
|
|
TEXT:G&D matrix 松枝 清顕
Thermalright
http://www.thermalright.com/

■[新製品] akasa、8mm径ヒートパイプとS-FLOWブレードファン搭載のCPUクーラー「Nero S」発表(2009/12/15)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200912/15_10.html
■[新製品] Noctua、既存ヒートシンクに140mmファンを搭載したマイナーチェンジCPUクーラー「NH-C12P SE14」発表(2009/12/11)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200912/11_02.html
■[新製品] 全高117.5mmの小型ケース向けサイドフローCPUクーラー CoolerMaster「Hyper 101」発売(2009/12/11)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200912/11_07.html
■Thermalright、AMDクリップ改良モデル「Ultra-120 eXtreme Rev.C」(2009/8/7)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200908/07_08.html
・この記事のTop
・Pressrelease Top |
|
 |
|
|