プラットフォームに依存しない安定したパフォーマンス。GeIL製ハイエンドメモリを「回す」

　「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」

　Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.108　プラットフォームに依存しない安定したパフォーマンス。GeIL製ハイエンドメモリを「回す」

エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.108
プラットフォームに依存しない安定したパフォーマンス。
GeIL製ハイエンドメモリを「回す」

2011年12月1日 1:08
TEXT：GDM編集部池西樹

　相変わらず安値推移で安定しているDDR3メモリ。最近では4GB×2枚組みのPC3-10600（1333MHz）リテールパッケージモデルでも3,000円以下で購入できてしまう。ここまで安価になってくると、高速なメモリやオーバークロックメモリを試してみたいと考えるユーザーも多いのではないだろうか。
　そんな中、今回はGeIL（GeIL Golden Emperor）のオーバークロックメモリ「EVO CORSA」シリーズ「GOC38GB2133C9ADC」と「ENHANCE CORSA」シリーズ「GEC38GB1600C9DC」を国内正規代理店である株式会社エムヴィケー（本社：東京都千代田区）より借り受け、その魅力をじっくりと堪能してみたい。

GeILのゲーミング向け「EVO CORSA」シリーズとスタンダード向け「ENHANCE CORSA」シリーズ

｜豊富なラインナップが揃うGeIL製DDR3メモリ

　最近では電源ユニットを発表するなど積極的な展開をすすめるGeILだが、主力製品はやはりメモリ。これは、デスクトップ向け製品だけで8シリーズと豊富に用意されていることからも明らかだ。そこで検証に入る前にまずはGeIL製メモリのラインナップを簡単にご紹介しておこう。

2011年11月にリニューアルされた株式会社エムヴィケーのホームページ。GeIL製メモリの詳細はこちらで確認できる

■最新プラットフォームにも対応したオーバークロックメモリ
「EVO CORSA」シリーズ

「EVO」を象ったメタリックイエローのヒートスプレッダが目を惹く「EVO CORSA」シリーズ

　今回レビューする「GOC38GB2133C9ADC」が属するゲーミングPC向けモデル「EVO CORSA」シリーズ。ゲーミングPCの高速な足回りを固めるため、CL7動作の低レイテンシモデルやPC3-14900（1866MHz）以上の高クロック製品など、オーバークロックモデルを中心としたラインナップ。冷却効率の高い大型のヒートスプレッダを搭載するなど、長時間のゲームプレイのような高負荷が続く状態でも安定した性能が発揮できるように設計されているのも特徴だ。

■安定性重視のスタンダードモデル
「ENHANCE CORSA」シリーズ

レッドカラーのヒートスプレッダを搭載する「ENHANCE CORSA」シリーズ

　「GEC38GB1600C9DC」が属する「ENHANCE CORSA」シリーズはGeILのスタンダード向けの製品だ。動作クロックは1333MHzまたは1600MHzと定格向けの製品ながら、1333MHz製品は1500MHz、1600MHz製品は1700MHzでの動作テストをクリアした高品質なメモリモジュールのみを使用し、あらゆるシステムにおいて高い安定性を実現している。

■スタンダード向けながらややオーバークロックされた
「ENHANCE PLUS」シリーズ

ややオーバークロック設定が施された「ENHANCE PLUS」シリーズ。冷却用のヒートスプレッダを搭載している

　以前レビューでも紹介した「ENHANCE PLUS」シリーズは、定格動作推奨ながらPC3-14000（1750MHz）またはPC3-12000（1500MHz）とややオーバークロックが施されコストパフォーマンスに優れる製品だ。XMP設定も用意されているため、LGA 1156プラットフォームではオーバークロックメモリとしても使用できる。

<次のページを読む>