エルミタ的速攻撮って出しレビュー　Vol.69　PCのパフォーマンスを向上させるソフトウェア　「eBoostr4」

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｜「除外リスト」を使って不要なキャッシュを防止

　頻繁にアクセスしないファイルやフォルダを「除外リスト」に登録しておくと、不要なキャッシュファイルの増加を防止し、高速化したいアプリケーションに必要なキャッシュスペースを確保することができる。データファイルのような、頻繁に更新されるファイルや、あまり使用しないアプリケーションは除外リストに設定しておきたい。

頻繁にアクセスしないデータをリストに登録しておくと、不要なキャッシュファイルの作成を防ぐことができる。ファイルの指定にはワイルドカードによる指定も可能だ

｜頻繁に使用するアプリケーションは優先登録しておこう

　頻繁に使用するため、特に起動を速くしたいアプリケーションは「高速化するアプリケーション」に登録しておこう。登録されたアプリケーションは優先的にキャッシュデータが作成され高速化されるようになる。

「検索されたアプリケーション」もしくはマイコンピュータから「高速化するアプリケーション」にドラッグアンドドロップすれば登録できる

｜簡易ベンチマーク「スピード測定」でキャッシュの効果を確認

　どの程度PCが高速化されたかを確認するために、「eBoost4」には簡易的なベンチマーク「スピード測定」が用意されている。「スピード測定」では、ハードディスクに直接アクセスした場合とキャッシュを有効にしたときのアクセス速度、さらに速度比が表示されるようになっている。

USBメモリをキャッシュとして使った場合（左）とメインメモリをキャッシュとして使った場合（右）の「スピード測定」の結果

｜「eBoostrスピード測定ツール」でアプリケーションごとのキャッシュ効果を確認

　「eBoostrスピード測定ツール」を使えば、キャッシュの有無によってどの程度アプリケーションの起動が高速化されるのかをチェックすることができる。頻繁に使うアプリケーションについては「eBoostrスピード測定ツール」で効果を確認して、効果が高い場合は「高速化するアプリケーション」として登録しておくとよいだろう。

「eBoostr 4」スピード測定ツールを使えば、選択したアプリケーションのキャッシュの効果を確認できる

｜「eBoostrキャッシュ統計」でキャッシュの状況を確認

　「eBoostr統計キャッシュビューア」を使えば、「eBoostr 4」でキャッシュされているアプリケーションやプロセスごとの優先度、キャッシュ率に加えて、利用しているDLLや実行ファイルのキャッシュ状況を確認することができる。