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最終更新日 2025年5月19日 16:15

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1438

第2世代へ移行した空冷クーラーの最高峰、Noctua「NH-D15 G2」の驚くべき冷却性能

2024.07.16 更新

文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)

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CPUクーラー Noctua サイドフロー 空冷
Noctua(本社:オーストリア)が今年のCOMPUTEXに持ち込んだ「NH-D15 G2」。長きに渡り空冷クーラーのトップメーカーとして独走する、同社のフラッグシップが新たな世代へとアップデートされた。近頃のCPU事情に合わせたNoctuaの対応、そして答えがこのモデルに詰め込まれている。

「NH-D15」から「NH-D15 G2」へ

“最強の空冷クーラー”という形容は、どこか誇張が過ぎるかもしれない。しかし、既に編集部の検証チームから上がってきているデータを見る限り、Noctua「NH-D15 G2」は、現時点のおそらく最強だろう。

Noctua「NH-D15 G2」

先に行われたCOMPUTEXのNoctuaブースでひときわ目立つ存在だったNH-D15 G2は、2014年に発売された「NH-D15」のモデルチェンジであり、「G2」は”Generation 2”を表している。ちなみに”当時の最強”だったサイドフロー型CPUクーラーのNH-D15は、COMPUTEX TAIPEI 2013においてプロトタイプとして出展。検証記事を読み返すと、そこから10ヶ月を経てグローバルリリースに至った。

NH-D15 G2 computex_2024_d15_G2_03
本紙ではお馴染み。NoctuaのProfessorこと、Mr.Jakob Dellingerと「NH-D15 G2」。空冷最強だけあって、とにかく大型である事はご覧の通り
【関連記事】COMPUTEX:新作140mmファンを搭載した最強空冷、Noctua「NH-D15 G2」まもなく出荷開始(2024.06.07 23:55 更新)

現在の自作PC事情を反映した3種類のラインナップ

Noctuaがこだわりのメーカーである事は誰もが認めるところだが、それを改めて感じさせるのがNH-D15 G2のラインナップだ。1モデルのみだった初代から、第2世代では実に3モデルが用意され、ことなるCPUの技術的特性に合った製品を選択する必要がある。”Noctua理論”に気後れしそうだが、製品サイトには詳細な技術資料が開示されており、中でもそれぞれのモデルに合ったCPU(Socket)対応表は、モデル選定時には閲覧必須となるだろう。

Noctua「NH-D15 G2」

対応表でも分かるように、NH-D15 G2には「NH-D15 G2(standard)」「NH-D15 G2 HBC(High Base Convexity)」「NH-D15 G2 LBC(Low Base Convexity)」の3モデルがラインナップされている。この違いは受熱ベースプレートの形状にある。それぞれを簡単に説明しよう。

  • NH-D15 G2:ほとんどのNoctua従来モデル同様の凸型ベースを採用する汎用モデル
  • NH-D15 G2 HBC(High Base Convexity):LGA1700のILMに最適化。CPUの凹型形状に対し、優れた接触品質を提供
  • NH-D15 G2 LBC(Low Base Convexity):比較的フラットなCPU(AM4/LGA2066/LGA2011)に最適化。オフセットマウント未使用時でもAM5で優れた接触品質を提供
Noctua「NH-D15 G2」
NH-D15 G2 市場想定売価149.90ドル/149.90ユーロ(2024年7月2日発表)
(製品情報 Noctua)
NH-D15 G2 HBC(High Base Convexity) 市場想定売価149.90ドル/149.90ユーロ(2024年7月2日発表)
(製品情報 Noctua)
NH-D15 G2 LBC(Low Base Convexity) 市場想定売価149.90ドル/149.90ユーロ(2024年7月2日発表)
(製品情報 Noctua)

現在編集部にはNH-D15 G2とNH-D15 G2 HBC(High Base Convexity)の評価サンプルがある。受熱ベースのフィニッシュによる違いを見比べると、正直目視では分かりづらい。裏を返せばそれだけ繊細であり、僅かな違いが冷却性能を大きく左右する。CPUクーラーとはそれほどまでにデリケートな構成パーツであり、奥の深い精密機器なのだ。

Noctua「NH-D15 G2」

昨今問題視されるCPUの表面形状についての解説は避けるが、Noctuaではたくさんの技術資料が開示されている。各CPUのホットスポットや3モデルそれぞれの期待できる利点など、興味のある人は是非ご一読頂きたい。なお本稿では3種類の中から基本モデル「NH-D15 G2」を主に解説を進めていく。

スペック表に見るNoctua「NH-D15 G2」

次にスペック表からNH-D15 G2を理解していこう。対応ソケットはIntel LGA1700/1200/1156/1151/1150、AMD Socket AM5/AM4で、付属のマニュアルにはLGA1851の数字も確認できる。

そして冷却ファンを含む外形寸法は、幅150mm、奥行き152mm、高さ168mmで、総重量は1,525gにもおよぶ。特に目につくのは高さで、CPUクーラー有効スペースが約170mmのPCケースを選択しなければならない。市場にはたくさんのモデルが存在するが、ふるいに掛けると多くの製品が候補から脱落していく事になるだろう。これは致し方ない。

参考までに前作のNH-D15は、幅150mm(±0mm)、奥行き161mm(+9mm)、高さ165mm(-3mm)で、総重量は1,320g(-205g)。さらにパッケージサイズを比較すると、NH-D15 G2の幅約185mm、奥行き約185mm、高さ約240mmに対し、前作のNH-D15は実測で幅約235mm(+50mm)、奥行き約190mm(+5mm)、高さ約265mm(+25mm)となり、新モデルでは小型化に成功している。

Noctua「NH-D15 G2」
約10年前に発売された「NH-D15」と新製品「NH-D15 G2」のパッケージ比較。前作より小型化しているものの、かなり大型である事は間違いない
Noctua「NH-D15 G2」 中央の冷却ファンとヒートシンクの間に挟まれている”間仕切り”。輸送時の破損を回避するため、出荷時のみならず再梱包時にも使用するよう注意書きが記されていた(Prese re-insert between the centere fan and heatsink when re-packing to ensure safe transport.)

Noctua「NH-D15 G2」

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Noctua「NH-D15 G2」外観デザインチェック
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