2020.09.16 00:00 更新
2020.09.16 取材
自由でユニークな発想から生まれる、スタートアップの気になるガジェットをチェックする「次に来るモノ」。今回は、優雅に現代の煙管を楽しめる、煙管型電子タバコの「電子煙管・虎御前」を見ていきましょう。
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もう数年前になりますが、やたらとVAPE(電子タバコ)に凝った時期がありました。物珍しさから多少のミーハー気分で飛びついた感じでしたが、複数のパーツを組み合わせて楽しむところは、どこか自作PCに似た要素があった気がします。
さてそんな電子タバコとも、近頃はすっかりご無沙汰。また新しいMODでも買ってカムバックしようかと思っていたタイミングで、Makuakeにてクラウドファンディングが進行中の「電子煙管・虎御前」を見つけました。
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沼田茶舗 電子タバコ店が手がけるアイテムで、2018年に煙管型の電子タバコとして話題になった「電子煙管・初陣」に続く第2弾モデル。1年6ヶ月の開発期間を経て、デザインも電子回路の仕様も刷新された「虎御前」として帰ってきました。ちなみにこの名前は、日本三大仇討のひとつ「曽我物語」の登場人物に由来しています。
懐かしくも斬新なフォルムは初代から変わりませんが、「力強く幽玄さを表現するため」に煙管本体はより長く設計。さらに素材が金属に変更されたことで、高級感がアップしました。手にとった際の重さも心地よさそうです。
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熱源一体型に刷新された吸い口は、「そっと差し込むように」吸える先端8mmと細めのデザイン。内部には気流検出センサーが搭載されていて、吸った際に自動的にスイッチが入る仕掛けになっています。VAPEといえばスイッチを押しながら吸うのが定番ですが、そこはさすがの“電子煙管”と言ったところ。
さらに煙管のコンセプトを追求、「火を入れる」の意味から、火皿部分に充電端子が内蔵されています。充電する際は、灰吹きにポンと火種を落とすような感覚で、専用の充電器にカシャリ。実に風情を重視した作りになっています。
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ちなみにヒートユニットの抵抗は値は1.8Ω。おおむね電子タバコの抵抗は1~2Ωとされているので、通常の範囲内と言えます。もっとも低抵抗の爆煙仕様では風情がないですし、このくらいがちょうどいいということなんでしょう。
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さてそんな「電子煙管・虎御前」の支援額は、税込19,360円から。プロジェクト成功には、2020年10月25日までに目標金額を達成する必要があります。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Makuake: https://www.makuake.com/