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 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」
 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.28 「株式会社フォトファースト本社訪問」 気になることをいろいろ聞いてみた。
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2010年主力のコントローラーチップについて聞いてみる

G-Monster2 SFV1
PhotoFast初のewstwho社製コントローラーを搭載した「G-Monster 1.8 50pin IDE V4」
編集部:今度はコントローラーチップについてお伺いしたいのですが、現時点ではやはりSandForce社の「SF-1500」が非常に話題になっていますが。
中野氏:ええ、そうですね。
編集部:今年主力のコントローラーについてはどうお考えでしょうか。
中野氏:えーとですね、基本的にはですね、コントローラーのメーカーさんによって、インターフェイスの“やれる、やれない”があるものですから。たとえば今IDE(PATA)で弊社が展開しているeastwho社のコントローラーではSATAが作れないんですよ。逆にSandForce社はIDE(PATA)が作れず、SATAしか作れないんです。その観点から、一概にどのコントローラーとは言えません。ただ現状では、INDILINX社の巻き返しには期待をしている所です。
編集部:INDILINX社のコントローラーは2009年に大ブームになりましたからね。現在得ている情報では、INDILINX社もSATA3.0(6Gbps)を間もなくローンチするのではないかとされていますが。
中野氏:はい。我々にもテストで良いスコアが出ていると聞いています。
編集部:ちなみにJ-Micron社はいかがでしょうか。
中野氏:J-Micronは、、、
編集部:役目を果たしたと、、、
一同:(苦笑)。
中野氏:やはり最初のインパクトが悪かったですよねぇ。いわゆるプチフリの、、、
G-Monster2 SFV1
プチフリ解消で期待されたJ-Micron「JMF612」は、意外に採用モデルが少なかった
編集部:プチフリの代名詞的になってしまったのは大きな原因でしょうか。「JMF612」に期待していたのですが。
中野氏:「JMF612」は各社が搭載させると思っていたのですが、結局あまり採用されなかったですからねぇ。
編集部:それにしても御社は製品をどんどんリリースしてくるというイメージが強いですね。
中野氏:どうでしょうか。IDE(PATA)は別として、SATAインターフェイスモデルに関してはそれほど頻繁にリリースしているという感じはなく、他社さんと同じようなサイクルだと思います。ただその合間合間にIDE(PATA)モデルをリリースするので、そのようなイメージを持たれているのではないかと思うのですが。
編集部:なるほど。


SSDとHDDの関係をフォトファーストはこう見ている

編集部:次に3.5インチのSSDはいかがでしょうか?
中野氏:弊社も昨年のCOMPUTEXで出展はしたんですけどね。
編集部:製品化の速い御社が現状リリースしていないという事は、どこか理由があるのでしょうか。
中野氏:正直に言うと、3.5インチにするメリットがあまり感じられないという事でしょうか。日本では一応見送りという形にしたのですが。
編集部:他社ではリリースされていますよね。あまり秋葉原の店舗で実際には見かけませんが。やはり3.5インチというサイズは容量単価との乖離が大きいという事もあるのでしょうか。
 ちなみにSSDを取り扱う各メーカーにいつも質問するのですが、ハードディスクとSSDの関係を御社ではどのように考えていますか?たとえばこれまで得た回答は、HDDと逆転するという意見もあれば、現状のような状態が続くという意見もあります。御社としての両者の展望などをお聞かせください。
中野氏:PhotoFastの意見としては、やはりHDDには勝てないと思っています。HDDは落ち着いてきているとは思います。ただし少しずつでも進化していますよね。キャッシュ容量の面や消費電力など。SSDはどうしてもNANDがついて回って来るので。
編集部:それは特性というお話でしょうか?
中野氏:たとえば2008年のように、NANDの市場がばーっと解放されて、一気にNANDフラッシュの価格が下がればSSD自体の価格も下がり、状況は変わると思います。
 ただしNANDフラッシュの各メーカーも去年末から絞り込みが始まり、半導体自体も厳しいマーケットになっているだけに、今のような状況では我々もNANDフラッシュを苦心して集めている状況で、、、特にAppleさんが新製品を出す前になると、本当に厳しくなるんですよ。そのあたりを考えると、HDDとはやはり容量単価でかなりの差が生まれてしまう。HDDのような状態にSSDがなり得るのはかなり時間が掛かるのではないかと思っています。
編集部:別の角度からお伺いすると、極端な例えとして、SSDの価格が1TBで1万円になっても使わないという声も極少数とはいえあるのが現状です。これは書き換え回数の上限に対する懸念からで、古い自作ユーザーになればなるほど、そういう意見を言う声が編集部でも耳にします。その特性上拭えない“書き換え回数上限”についてはどのようにお考えでしょうか。
中野氏:正直に言えば確かに我々も不安な所はあります。たとえば私も自作のデスクトップPCでは7200rpmのHDDを使っています(笑)。SSDは使わないんですよね。逆に持ち運ぶノートPCなどには衝撃に弱いHDDのマイナス面もあるのでSSDを使います。どうしてもデスクトップPCでは書き換え回数も多い上、データもたくさんありますので、やはりSSDでは不安な部分は残りますよね。
編集部:やはりメーカーさん側もそうお考えなんですね。これはオフレコですよね?(苦笑)
中野氏:まぁ用途によって違いますからね。一概に言える事ではありません。要するに使い分けをすればよいという事です。
編集部:データ領域には大容量のHDDを使って、、、
中野氏:はい、そういう事です。SSDの転送速度の速さが必要なものと、そうでないもので使い分ければ問題はありませんからね。
編集部:HDDもSSDとは違って物理的に突然死んだりしますからねぇ。
佐藤竜彦氏
販売部門を統括する業務部 部長:山崎泰史氏
中野氏:彼は(山崎氏)HDD派ですから(笑)。
編集部:(苦笑)。
中野氏:話は戻りますが、弊社もSLCを出していますがこれなら心配はいりません。ただMLCの場合はどうしても不安は残りますよね。
編集部:実は今日用意した質問事項の中で、STAFFの皆さんはSSDを使っているのでしょうか?というものがあったのですが。我々の期待としては「当然そうですよ」という回答を想定していました(苦笑)。それはナシと。
中野氏:ノートPCはすべてSSDですね。
編集部:かなりザックリな質問になってしまいますが、SSDはこのくらいの価格ならばいいな、または売りやすいなという想定はしていますか?
中野氏:いやー難しいですねぇ。1TBのHDDで1万円は切っていますよね。そうですねぇ、、、
山崎氏:私が買うとしたら、1TBで5〜6万円といった所でしょうか。さすがに2桁となるとコンシューマにはちょっと厳しいとは思います。この程度であれば、売れはじめるのではないかと個人的には思うんですが。
編集部:なるほど。
中野氏:(山崎氏に)256GBで、7万円くらいかぁ。
山崎氏:そうですねぇ。


IntelブランドのSSDのこと。IDE(PATA)のこと

編集部:他社製品のSSDで気になっている所はありますか?以前エルミタでShop店員アンケートを実施しました。(Research 「店員に聞く!ショップ店員アンケート!」 第12回「秋葉原店員は本当にSSDを使っているのか?」参照)その結果、やはりIntelのSSDに人気が集中している結果になりました。価格の面もあると思うのですが、
中野氏:Intelさんは強いですねぇ(笑)。
編集部:あ、言い辛い所は止めますので(レコーダーを)、、、(笑)。
中野氏:でも正直なお話をした方が良いですよね。
編集部:はい。(大きくうなずく)
中野氏Intelさんには勝てないと思っています。PhotoFast社自体も発展途上なメーカーでもあり、日々試行錯誤を繰り返しながらやっている段階なんです。Intelさんは非常によく出来上がった、しっかりした体制なんで、、、あれだけのスペックであの価格ですから、そこでPhotoFast社が追いつこう追い越そうと思っても、なかなか現状では難しいとは感じています。
PROMISE
コンシューマ向けでは初のPCIe SSDとなった「G-Monster PROMISE PCI-E SSD」
  ただ台湾側(PhotoFast社)も、他社にないもの、他にないものを主体にプロダクトしているので。だから昨年のようにPCI-Expressモデルなど、特徴的なモデルを今後も展開させて行こうという事で考えています。
編集部:なるほど。ただこれはOCZやCORSAIR等も同じですね。
中野氏:2.5インチのSATAで同じようにやって行こうというのは正直たいへんな事だとは思っています。
編集部:独創的なイメージは御社にはありますよね。メディアもエンドユーザーも。1.8インチクラスになると、ほぼ一択になっています。ちなみに1.8インチクラス、いわゆるノートPCの換装に特化されたモデルについては、今年も広く展開されて行くという認識でよろしいでしょうか。
中野氏:1.8インチといいますか、IDE(PATA)自体が、スピードでは限界値に達しているので、、、ただこれまで「G-Monster V1」から今の「G-Monster V4」までラインナップし、V1/V2はSMIを使っていましたが、V3ではINDILINX、V4ではeastwho。実際にIDE(PATA)を使っている旧世代ノートPCユーザーがターゲットであり、また各メーカーさん千差万別で、やはり相性問題が起きてしまいます。動作しないだとか、電圧の関係で。当然IDE(PATA)はいろいろな問題が出てくるんです。恐らく他社メーカーさんがあまりやらないのは、そういう事が多いという事がひとつの原因になっているのではないかと感じています。
 今回その辺りをクリアするために「G-Monster V4」でeastwhoを採用しました。スピードはINDILINXより落ちでも構わない、ただし相性問題が極力クリアされたコントローラーを採用しようというのが主な目的となっています。スピードに関してはこれ以上物理的には無理なので、バージョンを若干上げ、さらに対応機種を増やして行こうという方向性で、eastwhoを推して行く事になると思います。
編集部:ちなみに先ほども伺いましたが、SandForce「SF-1500」搭載モデルから「G-Monster」シリーズは「2」になりましたね。今後「1」に当たるシリーズ展開はどうなるのでしょうか?
中野氏:数字が付かない既存の「G-Monster」シリーズは継続されます。J-MicronやINDILINX、eastwhoコントローラー搭載のハイエンドではないSSDはこちらに属する事になります。先ほどeastwhoはIDE(PATA)のみと言いましたが、SATAインターフェイスモデルも開発は進んでいると聞いています。今後製品化されれば、こちらのシリーズに入る事になるでしょう。
編集部:SandFoceといえば「SF-1200」というコントローラーがありますが、この採用モデルの予定はありますか?
中野氏:「SF-1200」についてはうちでは見送りの予定です。
編集部:なるほど。「SF-1200」搭載モデルが出れば、値段は手頃になってまた面白いかなとも感じたのですが。
中野氏:「SF-1500」のSLCモデルは出す予定です。
編集部:SLCとなると、かなり高額になりそうですね。
中野氏:はい、高くなると思います。確かに「SF-1200」のコントローラーは「SF-1500」の3分の2以下程度の価格ですね。「SF-1500」は高価なんです。INDILINXの「Bare foot」と比べモノにならないくらいの価格です。ただし初回なので、今後価格は下がるはずですが。現状は高いですね。

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