B入力されたACは,さらに基板上のコイルとコデンサにより平滑化(EMCフィルタ)され,ブリッジダイオードにて,最初のDC化が行われる。
その後Power MOS FET,およびコイルとコンデンサによりさらに平滑化され,AC-DC変換をする
CPFC/PWMコントローラには,CM6800が使われている。このコントローラはPower MOS FETを制御することで,力率の改善とスイッチング(PWM)出力を行っている。ある意味,この電源の頭脳とも心臓とも言えるICだ
DPower MOS FETのスイッチング出力は中央の大きなトランスへと流れ,ここでDC-DC変換し,電圧を降下させている。
これは力率や効率を改善するATX電源で最近主流になりつつ方式で,以前は最初にAC-DCをトランスで行い,その出力を平滑化するのが安価な電源の特徴だった。しかし,AC-DCトランスは効率の点で,一定以上にすることが難しく,それを改良するため現在はPFC/PWMコントローラを使い,スイッチングにより周波数の高いDCに変換し,それをトランスに入れることで効率を上げている。なおトランスはこのほかに,AC側とDC側を完全に絶縁する役目も果たしている
E旧型の電源では,トランスのあとにスイッチング素子(Power MOS FET)と相場が決まっているが,この電源の場合,すでにDC化と電圧の降下は終えているため,あとは大容量ショットキーダイオードとコイルを使って,最後の平滑化(2次整流)を行っている