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最終更新日 2026年6月9日 18:33

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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.26

バリュークラス対決「Intel vs AMDではどちらが速いのか?」 ~Pentium G6950 vs Athlon II X2 240 徹底比較~

2010.01.18 更新

文:GDM編集部 池西 樹

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Pentium
 2010年1月8日より一斉発売が開始された、“Clarkdale”合計7モデル。最大のトピックとなるのは、もちろんプロセッサにグラフィック機能を統合させている点に尽きるわけで、、良いことに消費電力も従来のLynnfieldより低くまとめられている。
 そんな“Clarkdale”に関してエルミタではレビュー解禁日(1月4日14:01)に合わせ、Core i5-661を用いたテストレビューをお届けしたが、今回のラインナップ中唯一 “Coreシリーズ”ではない売価1万円切りのCPU「Pentium G6950」文字の存在がどうにも気になる。“Coreシリーズ”ではないだけに、スポットが当てられにくいモデルとはいえ、歴としたClarkdaleであることに違いは無いのだ。
 そこでエルミタ専属駆け出しライター・池西樹氏が正月早々自腹で機材を買い込み、僕らに代わってその“知りたい欲求”を満たしてくれる事となった。なお 単体レビューでは面白味に欠けるという事で、今回は同じバリュークラスの位置付けとなる対抗の「AMD Athlon II X2 240」を引き合いに、対極にある両者の性格を解剖してゆきたい。

グラフィック機能「Intel HD Graphics」を統合したIntelの新型プロセッサ“Clarkdale”が2010年1月8日11:00に販売が開始された。1月4日のレビュー解禁日にはすぐに各サイトにレビューが掲載され、「Intel G45」はもちろん、ベンチマークによっては「AMD 785G」を上回る性能であることが分かっている。

しかし現在レビューされているのは、GPUクロックが900MHzの「Core i5-661」ばかり。「Core i5-661」は現在20,000円程度と比較的高価で、私のようなお父さんユーザーにはなかなか購入しにくい価格だ。一方「Pentium G6950」は今回発表されたプロセッサの中で実売価格(執筆時現在)9,000円と最も安く、手が出しやすい価格だが、Turbo BoostやHyper-Threadingなどが削除され機能に一定の制限がある。これらの変更によりどの程度の性能に影響があるのか気になっているユーザーは少なくないのではないだろうか。

そこで今回は「Pentium G6950」と「Intel H55 Express」搭載マザーボードを実際に筆者が購入し、最も安価なAMD Socket AM3対応CPUである「Athlon II X2 240」と比較してみることにした。
 AMD環境としては、ちょうど手元にあった「AMD 790GX」を搭載するマザーボードを用意した。一般的にはあまり取り上げられる事が無い上、「Intel HD Graphics」と同じくDirectX10.0世代のグラフィック機能を搭載しているという事で、比較対照としては丁度良いだろう。どちらの構成も20,000円程度と価格的にも近く、面白い比較になるのではと考えた次第だ。

まずはIntel「Pentium G6950」のスペックをチェックする

「Pentium G6950」はラインナップ中、最もGPUクロックの高い「Core i5-661」と同じ“Clarkdale”コアを使いながら、Turbo Boost機能、Hyper-Threading機能などを制限したもので、今回発表された中で最も安いCPUとなり、実売価格は初売りながら9000円前後とLGA1156の中でも特に安価だ。一方「Core i5-661」は唯一GPUクロックが900MHzに引き上げられたモデル。グラフィック性能はラインナップ中で最も高いが、TDPも87Wと他のCPUより14W増えている。

逸る気持ちを抑えつつ、比較テストを行う前に「Core i5-661」と今回の主役となる「Pentium G6950」の主要スペックを確認しておこう。

(表1)■Intel Core i5-661とPentium G6950スペック比較

  Core i5-661 Pentium G6950
開発コード Clarkdale
プロセスルール CPU部:32nm/GPU部:45nm
コア数 2 2
Hyper-Threading ○ ×
論理CPU数 4 2
CPUクロック 3.33GHz 2.8GHz
Turbo Boost時 3.6GHz —
ソケット形状 LGA1156 LGA1156
L2キャッシュ 256KB×2 256KB×2
L3キャッシュ 4MB 3MB
GPUクロック 900MHz 533MHz
メモリクロック DDR3-1333MHz DDR3-1066MHz
TDP 87W 73W
CPU-Zの結果。コアは32nmプロセスのClarkdaleを利用していることがわかる。Penitum G6950の最低クロックは1333MHzとなった CPU-ZのGraphicsタブ。GPUクロックが533MHz、製造プロセスが45nmであることがわかる
CPU-ZのMemoryタブ。今回はDDR3-1333MHz対応のメモリを使用しているが、CPUの制限で1066MHz動作となっている GPU-Zの結果。最新の0.3.8でも正確に情報を取得できなかった。DirectXは10.0までの対応であることがわかる

今回使用した環境のテスト機材をチェックする

Intel Pentium G6950(購入価格税込8,980円)

1月4日のレビューを見てからずっと気になっていた筆者は、発売日当日に早速秋葉原へ。一刻も早くそのパフォーマンスを確認したかったため、駅から最も近いPCパーツショップ「ソフマップ 秋葉原 中古駅前店」で購入する事に。このショップは中古パーツだけでなく新品のパーツも販売しているので個人的には非常に助かっている。価格は税込8,980円だった。

パッケージはこれまでとおなじブルーを基調としたパッケージで非常にコンパクト Pentium G6950のCPU刻印。2.80GHz動作で、キャッシュ3Mであることがわかる
左側:Pentium G6950に付属するCPUクーラー。搭載ファンはDC 12V 0.17A。右側:Core i5-750に付属するCPUクーラー。搭載ファンはDC12V 0.20A CPUクーラー裏面。Pentium G6950のヒートシンクは接触面に銅が埋め込まれていない。重量もPentium G6950が180g、Core i5-750が260gと銅の有無によって結構な違いがある

GIGABYTE「GA-H55M-S2H」(購入価格税込10,180円)

マザーボードはCPUと同時購入。今回「GA-H55M-S2H」を選択した理由は、10,180円と同店で一番安い「Intel H55 Express」搭載のマザーボードだったため。なお主な仕様は以下の通り。

・LGA1156ソケット
・Intel H55 Expressチップセット
・Micro ATXフォームファクタ
・拡張スロット PCI×2、PCI Express 2.0 x16×2
・ATI CrossFireX対応
・GigabitLAN x1(Realtek RYL8111D)
・メモリスロット:DDR3 1666(OC)/1333/1066/800 MHz
・SATA×6/IDE×1/FDD×1
・PS/2キーボード/マウス兼用×1
・USB2.0×8
・ディスプレイ出力DVI/HDMI/VGA
・HD Audio(Realtek ALC888B)
・製品情報(GIGABYTE)
廉価版のマザーボードということで、最近のGIGABYTE製のマザーボードにしては珍しくアルミ電解コンデンサが一部採用されている CPUソケット周辺はすべてアルミ固定コンデンサを使用。VRMは7回路
最上段のPCI Express x16はx16動作、PCI Express 2.0対応。下のPCI Express x16はx4動作。CrossFireXにも対応する 最近のマザーボードにしては珍しくDIMM×2構成
D-SUB、DVI、HDMIポートが特徴的。eSATAポートが無いのが個人的には残念な所
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いよいよ各種テストに入る。筆者の期待に応えるパフォーマンスは秘められているのだろうか
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