エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.725

データセンタークラスの実力を備えたタワー型EPYCサーバー、GIGABYTE「W291-Z00」を試す

2019.03.11 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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ベンチマークテスト:CINEBENCH R15

ここからは各種ベンチマークテストを使い、気になるパフォーマンスを確認していこう。まずは定番のレンダリングベンチマークソフト「CINEBENCH R15」からだ。なお比較対象として、Ryzen Threadripper 1950XとRyzen Threadripper 2990WXの環境も用意して計測を行った。

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シングルコアテストについては、元々動作クロックが低めに設定されていること。またRyzen Threadripperほど負荷に敏感ではないようで、低負荷時にクロックが上がりにくいこともあり、EPYC 7601を搭載した「W291-Z00」が唯一100cbを割り込んでいる。一方、マルチコアテストでは、Ryzen Threadripper 1950Xを約3割も上回り、コア数のメリットが発揮されている。

ただしRyzen Threadripper 2990WXと比較するとこちらも約3割の差をつけられ、現在はコンシューマ向けとサーバー向けのCPUで性能が逆転している状態だ。

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なおシステム構成がまったく違うため、あくまで参考程度に留めてほしいが、消費電力はアイドル時が73.4W、CINEBENCH R15実行時の最高値も251.7Wで頭打ち。Ryzen Threadripper 1950Xとの比較では約20W、Ryzen Threadripper 2990WXからは約65Wも低く、EPYC 7601のワットパフォーマンスはかなり優秀だ。

ベンチマークテスト:Sandra Titanium

続いてEPYCシリーズで特に期待がかかるメモリ帯域を「Sandra Titanium」を使い、簡単にチェックしておこう。メモリクロックは2,666MHzに設定し、こちらもRyzen Threadripper 1950XとRyzen Threadripper 2990WXの環境でも計測を行った。

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クアッドチャネルに対応するRyzen Threadripperシリーズはいずれも約55GB/secで、コンシューマ向けプラットフォームとしては最高クラスの帯域幅を実現している。しかし「W291-Z00」では、その2倍以上となる約120GB/secを記録し、8チャネルの効果はまさに圧倒的。メモリ帯域がボトルネックになりやすいマルチスレッドアプリケーションや、大規模な仮想環境でもEPYCシリーズを搭載する「W291-Z00」なら、その性能を十分発揮することができるだろう。

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