エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.725

データセンタークラスの実力を備えたタワー型EPYCサーバー、GIGABYTE「W291-Z00」を試す

2019.03.11 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

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GIGABYTE「W291-Z00」の内部構造を確認

続いて、サイドパネルを開けてGIGABYTE「W291-Z00」の内部構造を確認していこう。なお今回編集部に届けられた評価機には、あらかじめEPYC 7601と64GB(8GB×8)分のDDR4-2666 ECC Registeredメモリが標準装備されていた。

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サーバーらしく、ドライブベイや拡張カードの冷却機構が充実した内部構造を確認していこう

シングルソケットのEPYC対応ATXマザーボード「MZ01-CE1」

「W291-Z00」のマザーボードは、EPYC向けでは珍しいATXサイズの「MZ01-CE1」。シングルソケットのエントリー向けモデルながら、メモリスロットは8チャネルのDDR4-2666×8本で、最大1TBまで増設可能。さらにストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×16に分岐できるSlim SAS×4に加え、M.2×1(32Gbps)が用意されており、標準状態で最大17台のストレージを搭載することができる。

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電源回路には、以前詳細検証をお届けした「MZ31-AR0」と同じ、高効率・低発熱なIR製PowIRstageなど、サーバーグレードの高品質コンポーネントを採用

また拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×4、PCI-Express3.0(x8)×1の計5本で、すべてのスロットの同時使用が可能。さらにネットワークもIntel I210によるデュアルギガビットLANと、マネジメントギガビットLANを備え、拡張性が問題になることはほとんどないだろう。

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「MZ01-CE1」のブロックダイアグラム図。ネットワークチップやCOMポート、D-Sub以外はほぼすべてEPYCに直結されている

最大32コア/64スレッドに対応するEPYC 7601を搭載

評価機に搭載されていたCPUは、32コア/64スレッドに対応する最上位モデルEYPC 7601だ。AMDからは既にコンシューマ向けにコア数が全く同じで、より高クロックのRyzen Threadripper 2990WXが登場しているため、デビュー当時に比べるとややインパクトに欠けるところはある。とはいえ、シングルコアCPUとしては破格のマルチスレッド性能を備えているのは間違いない。さらに8チャネルのメモリ対応や、128レーンのPCI-Express3.0など、Ryzen Threadripper 2990WXを上回る面も多い。

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Ryzen Threadripperと同様、キャリアフレームを備えたEPYC。電気的な互換性はないものの、形状は全く同じだ
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32コア/64スレッドのメニーコアモデルながらTDPは180Wに抑えられているEPYC 7601。CPUクーラーは80mm口径ファンを搭載した空冷クーラーが採用されていた

2,666MHz駆動のECC Registeredメモリを使い8チャネル構成を実現

続いてメモリを確認すると、今回はセンチュリーマイクロのDDR4-ECC Registeredメモリ「CD8G-D4RE2666VL81」が8枚実装されていた。容量は1枚あたり8GB、動作クロックは2,666MHz、レイテンシは19-19-19-43(CL-tRCD-tRP-tRAS)、動作電圧は1.20Vで、もちろん8チャネル構成で安定動作させることができた。

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CPUを挟むように各4スロット、計8スロットのDDR4メモリスロットを搭載。今回は8GBのDDR4-ECC Registeredメモリを8枚搭載して、64GB構成で検証を行った
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高さ18.75mm、Very Low ProfileタイプのDDR4-ECC Registeredメモリ「CD8G-D4RE2666VL81」
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