エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.712

NVMe SSDでは珍しいDRAMキャッシュレスモデル、ADATA「XPG SX6000 Pro」実力検証

2019.01.17 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
今回取り上げるのは、エルミタレビューでは初登場となる、Realtek製コントローラを搭載するNVMe M.2 SSD、ADATA Technology(本社:台湾)「XPG SX6000 Pro」シリーズだ。DRAMキャッシュを省略することで価格を抑えつつ、ミドルレンジに匹敵するパフォーマンスを謳うエントリーモデル。日本法人のエイデータテクノロジージャパン株式会社(本社:東京都千代田区)協力のもと、512GBモデル「ASX6000PNP-512GT-C」を借り受け、その実力を検証していこう。
sx6000_901_1024x768
ADATA「XPG SX6000 Pro」シリーズ512GBモデル「ASX6000PNP-512GT-C」 
販売価格税込13,000円前後(2018年10月17日発売)
製品情報(ADATA

NVMe M.2 SSDでは珍しいDRAMキャッシュレスモデル

エルミタレビューでは初登場となる、Realtek製コントローラを搭載するADATAのゲーマー向けSSD「XPG SX6000 Pro」シリーズ。性能を重視するNVMe M.2 SSDでは珍しいDRAMキャッシュレスモデルながら、メインメモリの一部をキャッシュとして使用する「HMB」(Host Memory Buffer)と、NANDフラッシュの一部をSLCモードでアクセスする「SLC Caching」を組み合わせることで、そのデメリットを解消しているという。

sx6000_902_1024x768
エルミタレビュー初登場となるRealtek製コントローラを採用する「XPG SX6000 Pro」シリーズ。NVMe SSDでは珍しい、DRAMキャッシュレス仕様にすることで低価格を実現した

インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)/NVMe 1.3、フォームファクタは現在最も一般的なM.2 2280で、ノートPCやNUCなどの小型デスクトップPCでも干渉なく搭載することができる片面実装を採用。またNANDフラッシュは、信頼性に優れる「第2世代3D TLC NAND」で、データの整合性を改善する「LDPC(低密度パリティチェック)ECC」にも対応する。

原稿執筆時点で国内発売が開始されているのは、256GBと512GBの2モデルで、より大容量な1TBモデルもラインナップ。転送速度は256GBモデルがシーケンシャル読込2,100MB/sec、書込1,200MB/sec、ランダム読込190,000 IOPS、書込180,000 IOPS。512GBモデルはそれぞれ2,100MB/sec、1,400MB/sec、250,000 IOPS、240,000 IOPSとされ、NVMe M.2 SSDとしては最廉価帯のモデルにもかかわらず、最新のミドルレンジに匹敵する性能を発揮する。

sx6000_001_1024x768
NVMe M.2 SSDとしては、最廉価帯に位置付けられる製品ながら、転送速度はシーケンシャル・ランダムともなかなか高速

さらにMTBFは200万時間、製品保証は5年間で、書込耐性も256GBがモデル150TBW、512GBモデルが300TBWと十分確保されており、公称スペックを見る限りでは、DRAMキャッシュを搭載しないデメリットはほとんど感じられない。

sx6000_903_1024x768
ADATA「XPG」シリーズでおなじみ、ブラックとレッドのツートンカラーのパッケージ。サイズは実測145×100×22mm
sx6000_904_1024x768 sx6000_905_1024x768
裏面には22カ国語の簡易説明と簡単なスペックが記載されていた 製品にはSSDのほか、冷却用のオリジナルヒートシンク「XPGヒートシンク」が付属する
sx6000_002_974x768
「CrystalDiskInfo 8.0.0」の結果。バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x4)で、NVMe Express 1.3に対応する
sx6000_001_spec_600x325
totop