エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.709

14TBに達したNAS向けHDD、東芝「MN07ACA14T」のパフォーマンスを計測

2019.01.05 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

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ハイペースで大容量化が進むHDD。このほど、東芝デバイス&ストレージ株式会社(本社:東京都港区)のNAS向け「MN07」シリーズに14TBモデルが追加。2018年11月から秋葉原のパーツショップで販売が始まっている。業界初という9枚ディスク搭載技術により実現した「MN07ACA14T」を、正規販売代理店のCFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)より借り受け、早速テストしてみることにした。

ヘリウム充填&9枚プラッターで14TBを実現

東芝デバイス&ストレージ株式会社(以下:東芝)から登場した、HDD最大容量の14TBを実現したNAS向け3.5インチHDDの「MN07ACA14T」。今回、運良く2台借り受けることができたので、単体だけでなく、NASに搭載して試してみた。

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東芝デバイス&ストレージ株式会社「MN07ACA14T」実勢価格税込65,000円前後(2018年12月現在)
製品情報(東芝デバイス&ストレージ株式会社)

「MN07ACA14T」には、空気より低密度なヘリウムガスをHDD内に充填することで、ディスクの回転などを安定化させるヘリウム充填技術が採用されている。また、24時間365日駆動や100万時間のMTTF、180TB/年のワークロードをサポート。さらに複数台のHDDを搭載するNAS運用で重要なポイントになるRV(振動)センサーを搭載。回転振動やほかのHDDからの振動に対して補正を行うことでリード・ライトエラーを低減。安定したパフォーマンスを発揮できるようになっている。

MN07ACA14_16_1024x768 11月上旬に秋葉原のショップに並んだ「MN07ACA14T」。実勢売価は65,000円前後で販売中(2018年12月現在)

従来と同じ3.5インチサイズに、9枚のディスクを内蔵することで14TBを実現している。ディスク1枚あたりの容量は公表されていないが、14TB/9枚=1.5555TBになる計算だ。なおインターフェイスはSATA3(6Gbps)、回転数は7200rpm、256MiBバッファを搭載し、最大転送速度は248MB/secとされる。

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「MN07ACA14T」の外観チェック

「MN07ACA14T」はヘリウム充填技術採用モデルになるが、外観は従来の3.5インチHDDと同じ。ただ、底面ネジの位置は他社を含め、ヘリウム充填や大容量モデルで採用されているタイプになっている。ここ数年のNASや外付けHDDケースの底面ネジ位置は対応しているので問題ないが、古めの製品で底面固定する際は、ストレージベイのネジ穴位置を確認しておこう。

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密閉されているヘリウム充填HDDの「MN07ACA14T」
MN07ACA14_17_1024x768 重量は実測686g。手に持つとズシリと感じるが、9枚のディスクを内蔵する割には軽量。プラッタ密度の向上など、技術の進歩を感じられる
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インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)を採用
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側面のネジ位置は従来HDDと同じため取り付けに問題はない 底面ネジ穴は、ヘリウム封入仕様の大容量HDDでよくみられる配置
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