エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.701

“ほぼ自作”感覚で理想の小型ゲーミングマシン完成、サイコム「G-Master Spear Z390-Mini II」

2018.12.04 更新

文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一

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Micron選別チップを実装する信頼のゲーマー向けメモリをチョイス

評価機に搭載されていたメモリは、Ballistixブランド(Micron)のゲーマー向けモデル「Ballistix Sport LT」シリーズの16GBキットだ。DDR4-2,666MHzで動作するスタンダードなゲーミングDDR4メモリで、Micron純正の選別チップを採用した信頼性・安定性に優れたモデル。干渉の少ないロープロファイル仕様のヒートスプレッダが標準で装着されている。

なお基本構成では、メジャーチップを採用したDDR4-2,666MHz動作の8GBが組み込まれる仕様。ストレスのないゲームプレイを目論むのであれば、少なくとも容量は16GBクラスに増強することをオススメしたい。

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扱いやすさが評判の「Ballistix Sport LT」シリーズをカスタマイズで搭載。なお、ヒートスプレッダのカラーは入荷時期によってホワイトになる場合もある

フルモジュラー仕様のGOLD認証電源750Wモデルを搭載

電源ユニットとして基本構成で組み込まれているのは、80PLUS GOLD認証を取得したSilverStoneの定番モデル「SST-ST75F-GS V2」だ。容量はイマドキのウルトラハイエンド構成なら十分に支えられる750Wで、必要なケーブルのみを接続すればよいフルモジュラー仕様。後々パーツの増設を検討するようになった場合でも、ケーブル処理に悩まされることはないハズだ。なお冷却機構には、最小18dBAの静音120mmファンを搭載。電源ユニットが騒音源になることはないだろう。

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電源ユニットは、奥行きを140mmに抑えたフルモジュラー仕様の750Wモデル「SST-ST75F-GS V2」を基本構成に採用している

ケーブル処理の職人技と優れた配線処理のケース設計が融合

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遠目からも整った印象の裏配線スペース。「H400」自体がかつてなくケーブルマネジメントにこだわったケースなのだが、さらにサイコムならではの技術が生かされていた

BTOメーカーの腕の見せどころでもある、ケーブルの取り回しは要チェックだ。もとより洗練されたケーブルマネジメントに定評のあるサイコムだが、新たにケースに採用された「H400」もまた、驚くほどケーブルの処理にこだわったモデル。「ケーブルマネジメントバー」による“目隠し”に加え、裏配線側に「ケーブルルーティングキット」なるレールまで用意されている。

筆者のようなズボラな人間であっても、ある程度見栄えのするケーブル処理が可能な機構だが、サイコムの手によるそれは一味違った。要所を標準装備するNZXTロゴ入りの面ファスナーでまとめているものの、それ以外の箇所に結束バンドの類がほとんど見当たらないのだ。それぞれのケーブルの“遊び”や最適な通り道が緻密に計算され、まったく無駄のない配線が完了。直接性能につながる部分ではないものの、サイコムの自作に対するこだわりの深さがうかがえる一面といえる。

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「H400」は、いわば“ケーブルの大通り”に「ケーブルルーティングキット」というレールを備えている
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もとから備え付けられている面ファスナー以外には、ほとんど結束バンドを使用しないという、見事な取り回し。とにかく無駄が見当たらないケーブル処理は、さすがの一言だ
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