エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.677

スタイルを選ばないゲーミングチェアの大本命。ドイツ「noblechairs」を試す

2018.08.13 更新

文:テクニカルライター・藤田 忠

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オフィス用ワークチェアとはまったく異なるデザイン・コンセプトで、快適なPC環境が構築できるゲーミングチェア。気が付けばさまざまなメーカーから発売され、価格も手ごろな1万円台から5万円超えまで、まさに群雄割拠といった様相を呈している。そんな中で、高潔、崇高、高貴といった意味を持つ「noble」を冠したドイツ生まれのブランド「noblechairs」(ノーブルチェアーズ)が日本市場に上陸。今回は主力モデル「noblechairs EPIC」を国内販売総代理店の株式会社アーキサイト(本社:東京)から借り受け、いろいろ試してみることにした。

座り心地や高い品質で知名度上昇中の「noblechairs」

秋葉原のパソコンショップアークソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館、ヨドバシカメラ マルチメディア Akibaで実機を用意し、その座り心地や高い品質でジワジワと認知度がアップしているnoblechairs。そもそもはドイツ最大規模のPC系商社Casekingが手掛け、職人気質のドイツ人らしくディティールにこだわり、厳選した素材のみを選び製造されている。

国内では販売総代理店の株式会社アーキサイトが「東京ゲームショウ2017」の東プレブースに「noblechairs EPIC」(型番:NBL-PU-BLA-003)を展示。東プレ最新キーボードの快適なタイピングを支える椅子として、良好な座り心地を体験した人もいるだろう。

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noblechairs「noblechairs EPIC」 市場売価税込50,000円前後(発売中)
製品情報(アーキサイト)

そしてアジア最大級の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2018」にブースを構え、積極的にプロモーション活動を行っている。そんな上り調子のnoblechairsをより深く知るべく、Executive Product ManagerのJonas Bollack氏に話を聞いた。

元プロゲーマーが作り込んだゲーミングチェア

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「COMPUTEX TAIPEI 2018」台北南港展覧館にブースを構えたnoblechairs
  • 編集部
    なぜPC系商社/小売店である「Caseking」がチェアブランドを立ち上げたのでしょうか。
  • Jonas氏
    EU圏には多数の顧客(販売ショップ)を抱えていますが、ここ数年、彼らからの要求が高い製品がゲーミングチェアでした。もちろん、その時すでにさまざまなゲーミングチェアは扱っていましたが、販売ショップが求めるようなクオリティに達しておらず、また不良率も高いなど、私たちからみても納得のできる製品がありませんでした。それならば、「顧客も自分たちも満足できるハイクオリティな製品を作ってしまおう」ということで誕生したのがnoblechairsです。
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Executive Product Manager Jonas Bollack氏。元はLogitechやSteelSeriesでゲーミングマウスの開発に携わっていたという、有名なプロゲーマー。ゲーマーならでは視点で日々開発に取り組んでいる
  • 編集部
    数あるゲーミングチェアメーカーと異なる点はどこですか。
  • Jonas氏
    どこかのメーカーからOEM供給を受け、自社ロゴを貼り付けるだけというブランドも少なくありません。われわれは採用素材から厳選し、ゼロから製造しています。また、品質を高めるため、製造で使用する機械はほとんどが日本製を使用しています。チェアでは重要なウレタンフォームを作る機械やカッティングマシンも日本製です。

    見た目はあまり変わらないゲーミングチェアですが、実際に座ったり触ったりすれば品質の良さが分かるはずです。製造は中国の工場を使っています。しかし、生産管理は徹底的に行っており、私自身も年に何度も足を運んで厳しくクオリティチェックを行っています。

  • 編集部
    ゲーミングチェアとオフィスチェアで異なる点はどこだと考えていますか。
  • Jonas氏
    カラーリングやデザインも違いますが、一番は使用時間だと思います。オフィスチェアを使うのは、長くても1日約8時間程度。ところがゲームは1日約10時間以上座るという人も珍しくありません。ゲーマーである私も、1日16時間ゲームをしていたこともありました(笑)。そこで、長時間使用した際の安全性や耐久性、座り心地、エルゴノミクスデザインといった点は特にこだわっています。
noblechairs_84_1024x768 ブースではドイツから空輸した本場のドイツビールを振る舞うサービスも。これも「noblechairsのこだわり(笑)」とか
  • 編集部
    ドイツといえば有名な自動車メーカーが多数あります。ゲーミングチェアを開発する際に参考にしますか。
  • Jonas氏
    目的が異なるため、そのまま参考にするという事はありません。ただ、ドイツにある世界最大の総合化学メーカー「BASF」製の素材を使用するなど、高級車のシートでも採用されている素材と同じものを使用しています。
  • 編集部
    今年のCOMPUTEXでは、ゲーミングチェアを出展しているブースが多いですね。
  • Jonas氏
    はい。一通り見て回りましたが、noblechairsより優れていると感じたメーカーはありませんでした。中にはよく似た製品もありましたが、クオリティという点では一目瞭然です(笑)。
  • 編集部
    高いクオリティを維持しているnoblechairsですが、価格は抑えられている印象です。コストを下げるポイントはどこですか。
  • Jonas氏
    単純です。素材のクオリティは落としたくないので、われわれのマージンを抑えています。販売価格を維持するのもブランド戦略の一環と考えており、価格改定をして現在の価格から下げて販売するということも考えていません。
  • 編集部
    noblechairsにとっての日本市場はどのようなイメージでしょう。
  • Jonas氏
    日本人とドイツ人はモノ作りの姿勢や考え方が非常に似ていると思います。そんな成熟したユーザーが多い日本であれば、クオリティに自信のあるnoblechairsの良さは必ず理解されるでしょう。是非一度、使って頂きたいです。
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